1, はじめに
今回は、Virginia WoolfやJames Joyceなどが使い手として代表的な「意識の流れ」と呼ばれる手法に前々から興味があったので、翻訳というキーワードと合わせて検索した結果、Naomi Matsuoka氏の"Japanese-English Translation and the Stream of Consciousness"に取材することとなった。ここでは「視点交換が頻繁になされる(さまよう語り)日本文学を、意識の流れの手法を用いて翻訳すれば原文の雰囲気が壊れないのではないか」という作者の提案に対する所見を、Woolfの"To the Lighthouse"、樋口一葉『大つごもり』を見ながら述べようと思う。
2, "Japanese-English Translation and the Stream of Consciousness" Woolf・一葉部分概要
日本の小説では著者・語り手・登場人物の視点が一体化したりまた離れたりするが、英米小説にはこれはない。しかしまったく異質なものというわけではなく、このさまよう語りはVirginia WoolfやJames Joyceなど「意識の流れ」と呼ばれる手法の使い手に見られる。わたしはこの「意識の流れ」を、日本小説を英語に訳す際用いれば、原文の雰囲気を損なわず翻訳をすることができるのではないかと思う。樋口一葉の『大つごもり』をまず引用しながら分析してみようと思う。
まず『大つごもり』だが、主人公であるお峯の人物像は、彼女の内的独白や、彼女に向けられた言葉や、彼女の知らないところでなされた彼女についての発言といった細部から形成される。これはWoolfの"To the Lighthouse"において、主人公であるMrs.Ramsayの人物像が彼女の思考と内的独白、それに周囲の人々による観察によって表現されることと一致している。加えて一葉の語りの重要な特徴と言えば、独白と台詞がスムーズに繋がっており、また切れ目なく次々とくり出されることがあげられるが、この特徴はWoolfのそれでもある。また最も重要な両者の類似点は、誰かの発言が会話を導かず、登場人物の思考や語り手を呼ぶことだ。
TEACHING PLAN
I.Date: Tuesday, December 25, 200.
II.Class: Class 2 in the 1st year. Senior High School.
III.Period of Time: 2nd Period (1:20P.M. -2:50P.M.).
IV.Text: MILESTONE, English Course1, Lesson2, “Tara in Japan”.
V.Allotment
VI.Aims of This Lesson
VII. Aims of This Period
VIII.Procedure
1.Review of the Preceding period (10min.)
2.Presentation of the New Material (20min.)
3.The Reading of the New Material (5min.)
4.Drill of the New Structures and Expressions (13min.)
5.Consolidation (2min.)
Comment:
また、Listeningの前に3つ質問を与えて、そして後からその答えを生徒に言わせたときには、YesとかThat’s rightなどというだけではなくて、生徒の答え(正しいときはさらに補足を、間違っているときには正しい解答の導き方、どこを見ればわかるのかなどを説明)を使ってそれを再確認しながら答え合わせができるといいと思う。その時、答えは生徒が目でも確認できるように、その都度黒板に板書していくべきであろう。教師が正しい解答の仕方を示すことによって、あとのPair Workでは生徒たちが会話する際に参考になるので、端折ってしまいがちなことではあるけれども、やるべき必須事項に入ってくることだと思う。
【課題】「1 強変化動詞・弱変化動詞について述べよ。
そしてさらに、現代の不規則変化とどのような対応関係があるか、教材を参考に考えてみよ」、
「2 非人称動詞について述べよ」。
参考文献)「A History of the English Language」(通信教育部教材)、
G.L.Brook著、石島幸太郎、中島邦男注釈、南雲堂、1973年3月15日