連関資料 :: 問題

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  • 心身障害児・者の共通する心理的問題は何か述べよ
  • 「心身障害児・者の共通する心理的問題は何か述べよ。」    心身障害児・者の定義には、見方や立場の違いによってさまざまなものがある。従来は障害そのものに焦点を当てて定義していたが最近では「心身障害児・者とは生活や学習の妨げとなるような機能障害や喪失(形態不全も含める)を持つ人」または「生活や学習にとってハンデ(障害)となるような心身の機能障害をもつ人々」との定義が受け入れられている。  心身障害児・者には障害の種類とは無関係に望ましくない心理や行動が共通して認められることがある。それらは障害に共通する心理的問題ということができる。福祉や教育の専門家が心身障害児・者と関わる際には、この心理的問題に配慮しなければならない。  その心理的問題として「欲求不満と代償行為」、「不安」、「劣等感」がある。  1、基本的欲求と「欲求不満」  人間誰もがもっている心理的欲求を基本的要求と呼ぶ。これは心身の発達にとって極めて重要なものである。基本的要求には生理的要求と人格的要求がある。  生理的要求とは、飢、渇、排泄、保温、睡眠、休息などである。  人格的要求とは、人々に受け入れられたい、仲間として認められたいという社会的承認を求める要求、人々を支配したい、人より優れたいという支配と優越を求める要求、本を読む、旅行をするなど新しい経験をしたいという新たらしい経験への要求、人々に愛されたいという安定を求める要求、他人に頼らずひとりで物事をやりたいという独立への要求などである。  これらの要求は、個人差があり、また発達段階によってもその現れ方が違ってくるが、すべてが満たされるものではない。しばしば妨害が生じてうまくいかないものである。このような基本的欲求の充足にさいして、その充足を妨げる妨害要因を障壁という。障壁には環境的障壁(環境が妨害としてはたらく場合)と主体的障壁(個人の側に害がある場合)がある。 心身障害児・者はさらに、機能障害というプラスアルファの障壁を持っているのである。機能障害は、それがどのようなものであれ、人々の要求の実現または達成を妨げるのである。それゆえ心身障害児・者は、その障害ゆえに要求を満たされないことが多い。  このような障壁によって要求の充足が阻止されると、心の中でいらいらした不愉快な状態が起こる。こうした要求の非充足による不安定な心理状態を欲求不満(フラストレーション)という。  2、適応機制  欲求不満の事態を解決して、要求を満たすために行われる心理的なメカニズムを適応機制という。適応機制のうち代表的なものについて述べる。  (1)代償行為  ある目標を達成できない場合、その目標と似た他の目標を達成することで欲求を満たそうとする行動を代償行為という。例えば、空想の中で要求を満たす方法(白昼夢)、自分のやりたいことを実現させた人物をみつけてそれと自分が同じだと考えて要求を満たす方法(同一視)、はじめの方法や目標より劣った方法や目標で要求の実現をはかろうとする方法(現実の補償)がある。 (2)合理化  できないことを弁解し、正当化することによって欲求不満を解消したり、自分のできないことを他人の責任にして(責任転嫁)欲求不満を解消する方法である。 (3)逃避 困難な場面や未知の場所には出ないようにして、はじめからフラストレーションを避ける方法である。非社会的行動や疾病への逃避などがあげられる。 心理的問題が欲求不満や代償行為と関係のある場合の指導や援助の方法は、①基本的要求を大切にすること、②要求を充足させるのに最も適切な目標または方法を選択
  • レポート 福祉学 心身障害児・者 心理的問題 機能障害
  • 550 販売中 2006/11/15
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  • 「功利主義の倫理と義務主義倫理の特徴(相違)と問題点について」
  • 「功利主義の倫理と義務主義倫理の特徴(相違)と問題点について」 1…功利主義の倫理  まずはじめに功利主義の学説をおおまかに表すと、「我々人間が誰しも欲している幸福を道徳的に正しい行為の唯一の目的として認め、この目的を実現し、少なくともそれを目指すかぎりにおいて行為に道徳的価値を認める」となる。ここで表されている幸福というものについて世間で最も流布しているのは「快楽」を幸福と見なす見解である。こうした見解は、ベンサムやミルが示した幸福の実質を快楽のうちに認め、この快楽の増幅を道徳的行為の目的としたことにつながっていった。そして、彼らが示した功利主義の原理とは、快楽を究極目的とし、その快楽の実現に対してどのような効用をもつかによって行為の道徳的価値をはかるというものであった。こうしたなか、功利主義にとって最も重要とされたのは「幸福の総計の最大量」である。幸福(快楽)を行為の善悪の判断基準とし、また、その行為が正しいものとなる基準としておいているものは、行為者個人の幸福ではなく関係者全部の幸福だ、としているのである。ここから、「最大多数の最大幸福」ということばが功利主義のスローガンと
  • レポート 哲学 功利主義 倫理 最大多数の最大幸福
  • 660 販売中 2006/11/22
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  • 「産業革命期の労働問題と労働運動および社会政策について述べよ」
  • 1 産業革命 産業革命は、18世紀後半に資本の蓄積、市場、労働力、資源等の条件に恵まれたイギリスにより始まり、19世紀には欧米諸国へと拡大した産業における急速な技術革新のことである。 それは、生産の仕組みが小規模な手工業から動力と機械を使う大規模な工場制機械工場に変化し、それに伴い社会構造や経済が大きく様変わりしたのである。 産業革命がイギリスを出発点となった背景には次のようなことが挙げられる。 ?植民地争いによる勝利し、広大な海外市場を獲得するとともに、植民地貿易により莫大な富の蓄積と奴隷制による労働者の確保がなされたこと。 ?国内においても毛織物工業を中心としたマニュファクチュアが発達し、大量の資本が蓄積されていたこと。 ?産業革命と囲い込み運動による土地を失った農民が労働者となり豊富な労働力の確保がなされ、科学や技術の発達が工業技術に応用する条件が整っていたこと。 ?国内において鉄・石炭という資源が豊富にあり、産業規制が少なく政治的条件に恵まれていたこと。 ?いち早く市民革命が達成され産業の自由な発展が図られていたことなどが挙げられる。これらのような「偶然的」要素が重なり合いイギリスの産業革命が発生したものと考えられることが一般的である。
  • レポート 福祉学 社会福祉政策論 労働問題 労働運動
  • 550 販売中 2006/08/01
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  • S0642 解析学概論 科目最終試験の全問題
  • S642 解析学概論 2006,2007-① 1. 2. 3. 次の計算をせよ。 (1) (2) xには正の場合負の場合があるので、正負両方を考慮する。 (3) S642 解析学概論 2006,2007-② 58, 71, 76 1. (1) (2) 2. 3. (1) (2) 4. S642 解析学概論 2006,2007-③ 72 (1) (2) (3) 閉区間[1,3]をn等分して得られる分割を考え、定積分の定義にしたがって(区分求積法を用いて)、次の計算をせよ。 S642 解析学概論 2007-④ 67, 73, 75 次の原始関数を求めよ。 Xの値 x
  • 佛教大学 佛大 科目最終試験 S0642 数学 解析学概論
  • 1,100 販売中 2009/02/22
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  • 「確かな学力」向上施策における「ゆとり教育」の有効性と問題点について
  • 1.「確かな学力」向上施策とは何か  「確かな学力」向上施策は、現在文部科学省の主導の下に平成15年度より「学力向上アクションプラン」として実施されている。文部科学省の言う「確かな学力」とは、基礎的・基本的な知識や技能はもちろんのこと、これに加えて、学ぶ意欲や自分で課題を見つけ、自ら学び、主体的に判断し、行動し、よりよく問題解決する資質や能力等を含めた幅の広い学力のことである。この「確かな学力」を向上させるため、文部科学省では個に応じた指導の充実、個性・能力の伸長、学力の質の向上、英語力・国語力の増進という4本の柱を設けている。一方の「ゆとり教育」は、戦後の時間に追われた詰め込み式教育を反省し、学習指導要領の改正によるカリキュラムの削減と完全学校週5日制の導入とで年間の総授業時間を減らし、子どもに時間的なゆとりを持たせて、子ども自身が自ら考え、多様な能力を伸張させることを目指す教育のことである。「ゆとり教育」における新学習指導要領では、完全学校週5日制の下、各学校が特色ある教育を展開し、子どもたちに基礎的・基本的な内容を確実に身に付けさせ、自ら学び考える力などの「生きる力」を育むことを狙いとしている。また、既存のカリキュラムの削減によって新たに「総合的な学習の時間」が設けられ、この授業では学習者自身が自発的に色々な問題に疑問を持ったり、積極的に体験を通して学習する、自ら学び、考え、主体的に判断し、問題を解決する能力を育てることを目指している。つまり、「ゆとり教育」は、「確かな学力」を向上させ、[生きる力]を育てるための教育と言い換えることもできるのである。
  • 教育学 図書館司書 ゆとり教育
  • 550 販売中 2009/05/29
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  • 平成の大合併の問題点−東濃西部地域を題材に−
  • 1、はじめに  このレポートでは講義で取り上げられた問題の中でも合併について取り上げてある。さらには、地域は私の母方の実家がある瑞浪市を含む東濃西部地域に絞った。その地域は土岐市、笠原町、多治見市、瑞浪市を包含し、一時は合併協議会が発足したが合併はまとまらず、今年に入って多治見市と笠原町だけが合併し新生「多治見市」となった。合併がまとまらなかったところから、この平成の大合併の問題点を炙り出すことをこのレポートの目標としている。 2、日本における三度の大合併  日本はイギリス、スウェーデンと同様に市町村合併により自治体規模を拡大し、行政サービスを充実させてきた国だといわれている。日本は既に明治、昭和と二度にわたる大合併を経験した。そして今日、三度目の大きな合併の波が押し寄せてきており、平成の大合併と呼ばれる。以下、明治・昭和の大合併を概観した上で平成の大合併に触れる。  明治維新後の近代化過程での合併が第一波で、明治政府の手によるこの合併は、近代的自治制度の基盤を整える狙いから、最小の村でも小学校を持てる規模を基礎自治体の資格とし、300~500戸、人口で800人以上とした。交通手段は馬、船、徒歩が中心の時代であり、役場まで徒歩で30分ほどが合併エリアといわれ方もした。  昭和の大合併では現在の市町村の骨格が作られた。町村合併促進法、新市町村建設促進法の二つの法律で合併が進められ、最小の村でも中学校をもてる人口八千人以上を基礎自治体の資格とした。役場まで、自転車で30分程度が合併エリアといういわれ方もした。ただ、中学校という基準だけではなく、戦後改革で増加した自治体の仕事を効率よく運営できる体制作りを目指していたといえる。
  • レポート 人文地理 合併 東濃西部
  • 550 販売中 2006/04/17
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  • 算数科指導法(1分冊)~算数における問題解決学習~
  •  1、問題解決学習とは、算数の問題解決を体験することで、自分で問題が解けた自信を得て学ぶ楽しさを味わい、学び方を学ぶことである。G・ポリアの問題解決の思考過程によると、問題を理解し課題について解決の姿勢を取ること、今までに習った方法を駆使して解決に用いる計画を立てること、解決した後に正誤だけでなく解決の方法を検討することとしている。これは、問題に直面した時あきらめずに解決しようと思い、これまでに学んだ方法の中から最適なものを選択する、そしてどのように解決に導いていくかを想定し、実践していく。そこから得た結果から、合理的なものであったか振り返ることである。この過程により必要な能力を身につけ、基礎・基本を学んでいくのである。  三宅宏氏は、「基礎・基本」を学ぶ過程でも「生きる力」を、「生きる力」を育成する過程でも「基礎・基本」を学ぶようにする学力の構造を提案している。(注1)ただ、生きていくには困らないかもしれないが、よりよく生きていくには蓄積してきた基礎・基本の力が必要であり、基礎・基本を学ぶのにも生涯にわたって生きてはたらく力が必要なのである。算数の問題解決学習とは、まさにこの積み重ねで、ここで得たものは児童が成長していく段階でとても重要な糧となるに違いない
  • レポート 教育学 問題解決 算数 指導
  • 550 販売中 2006/05/16
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  • 戦後、政府が策定した国土計画の歴史的展開と問題
  • ds戦後、政府が策定した国土計画の歴史的展開と問題点 戦後の復興のために、1950年国土総合開発法が制定され、今日まで5次にわたる全国総合開発計画が実行されてきた。一全総は、1962年にスタート。1960年池田内閣が発足し、所得倍増計画が打ち出された。その達成の手段として、産業基盤の整備を目標とし、太平洋ベルトの拠点開発を進めた。結果は、過密と過疎の拡大と環境破壊を進行させた。二全総は、1969年に施行された。その目的は、全国のネットワーク化、大規模プロジェクト(工業基地)方式を標榜したが、高度経済成長を引き継ぐもの。1972年には田中角栄が『日本列島改造論』を打ち上げ、高速道路網の建設ラッシ
  • 環境 地域 都市 問題 投資 戦後 開発 内閣 環境破壊 公共 佛教大学 佛大 人文地理学
  • 550 販売中 2009/04/24
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