資料:193件
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擬似カウンセリングオブザーバーレポート
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カウンセリング内容の要約
一年後にオーストラリアに留学に行きたいという青年が、親に就職を優先することを迫られており、それについて悩んでいると相談に来た。自分とは違う考えをする親のことが理解できないとカウンセラーに告げていたが、既に自分なりの答えを見つけてからカウンセリングを受けに来ていたようであった。
考察
点数、百点満点中60点。スペシャルクエスチョンは一応使用できたが、全体的に時間が足りなくて、カウンセラーの人は時間配分ができていなかった。さらに質問がぎこちなく、クライアントの方が聞かれる前に自分から答えてしまっていた。
相談内容が今まで行ってきた擬似カウンセリングとは違った内容だったので、カウンセラーはより戸惑っていたように感じる。
また、質問数も比較的少なく、次の質問にいたるまでカウンセラーはかなりの時間を要していたので、もっと質問内容をあらかじめ考えていたほうが良かったであろう。聞かなくてはならない質問を飛ばしてしまっていた。もっと具体的にどうして「相談に来よう」と思ったか、や、家族構成、悩んでいることによって生活などにどのような支障を抱えているかなどを聞くべきではないだろうか。
いきなりカウンセリングを始めてしまい、自己紹介も飛ばしてしまっていた。問題の明確化は出来ていたと思う。カウンセラー自身がカウンセリングにあまりにもなれておらずクライアントが質問を待つシーンがたびたび見られた、ので、より擬似カウンセリングを行い、もっと慣れることが第一に必要であろう。
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現代人の生活とカウンセリングについて
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(1)現代の生活とカウンセリングの必要性
現在の社会状況は、都市に多くの人が集まり、地方は過疎化がすすみ、以前は、見られた地縁・血縁関係に基づいた人間関係は薄くなってきている。また、家族の形態も大家族から核家族へと変化している。共働きの夫婦も増加し、家族がともに食事をしたり、一緒にくつろいだりする時間も減っている。家族の絆を含めた人間関係の親密度も薄くなり、相互のコミュニケーションの機会が失われてしまった。
そのため、多くの人々は、個人主義の名の下に孤立し、悩みや苦しみがあっても心を許して相談できる相手が見つからない状況に陥っている。また、物質的な豊かさから精神的な豊かさへと、人々の求めるものが変化してきたということもあって、現代ではカウンセリングが必要とされるようになったのである。
(2)現代人の生活とカウンセリング
カウンセリングが必要とされているのは、家族生活・学校生活・職場などである。
?家族生活とカウンセリング
家族は、一つのまとまりを持ったシステムであり、そのシステムが充分に機能し、健全であれば、家庭は、生活し働き成長する場として、安全で健康な環境となる。しかし、健全な家族の構造と機能を妨げ、緊張を強めてしまうことが起こる。
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現代人の生活とカウンセリングについて
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「現代人の生活とカウンセリングについて考え、カウンセリングがどうあるべきか述べよ。」
1,時代の変遷と家族形態
戦後日本の社会復興は目覚ましい努力と変化であった。高度経済成長により日本の生活水準は瞬く間に上がり、物質的に豊かになっていった。日本の生活水準が上がると並行して、人々の労働時間や結果が求められる様になり、余暇など物質的な時間の余裕がなくなってきた。それは現代人の抱えるストレスが増えてきた現状が挙げられる。
時代の背景として、もう一つ挙げられるのが家族形態の変化である。近年まで日本の地域社会に存在していたのは、「子・親・祖父母」を主な単位とする家族形態である。この形態は互いを支え合える環境であると私は考える。「子」を中心として考えた場合、親とのコミュニケーションだけでなく、祖父母がいる事で話が出来る対象が広がる。例えば親が働いていて家庭に於いて不在な時間があっても祖父母が子どもとのコミュニケーションを図れる。また親子関係が不調になったとしても祖父母が間に入り、調整が図れる等重要な役割となる。この関係に於いて、子どもが親や祖父母に話を聴いてもらえたという体験が、自身の成長過程にて自己肯定観を高める機会となる。「親」を中心として考えた場合、子育てに於いて祖父母の存在は絶対的なものであろう。子育ての仕方が分からず、心に余裕がなくなり、育児ノイローゼになる親は少なくない。子育てにて祖父母に話を聴いてもらえた体験、受け止めてもらえた体験がどれだけ子育てに余裕を与えてくれるだろうか。
「祖父母」を中心として考えた場合、老後の生活が孤独ではなく、息子娘、孫が同居している事で話し相手が常におり、生活に刺激が出てくる事が精神的にも健康を維持出来る環境になり得よう。
この様に家族形態一つ取ってみても、支え合える関係性、話を聴く関係性が環境として整っている事が前提として伺える。
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