連関資料 :: 問題
資料:1,339件
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高齢者虐待における問題とその防止策
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はじめに
私はこの授業で先生が「児童虐待は世間でも大きくクローズアップされるのに、なぜか高齢者虐待は興味関心が薄いようだ」と、おっしゃっていたのに深く衝撃を受けた。確かに私自身も児童虐待と高齢者虐待をどちらかテーマにしろと言われたら、児童虐待の方をテーマに取り上げてしまうかもしれない。だが、児童も高齢者も守られるべき人権は一緒。児童だけ取り上げて、高齢者は扱ってもらえないのはおかしいので、高齢者虐待をテーマにすることにしました。
①高齢者虐待とは
寝たきりや高齢者の介護は、簡単にできる介護ではない。しかも介護者にかかる負担は大きいため、介護者自身は余裕を失い、高齢者の生活の質を向上させるための方法のゆとりをなくしてしまうこともあると共に、さらに介護負担感を増幅させてしまう。介護をしている間自分の時間がないなどとして介護のため余裕がなくなってしまう事も起きてしまい、介護問題を理由とする無理心中、虐待などはこうした介護者の身体的・精神的疲労の蓄積によって引き起こされるのである。また、要介護状態になった高齢者を家庭の中で介護するのが当然であるという周囲の目の中で、自らの介護によって本人の状況が飛躍的に改善する期待も持てない状況で介護を続けていくことの精神的なストレスは大きい。そのよう状況があることによって介護者が追い詰められて虐待に至るケースも少なくはないのである。
②高齢者虐待の特徴
虐待の被害者の特徴は、要介護度の高い場合や自立に近い場合などであり、介護の状況により虐待は発生してしまうのである。経済的状況が安定していたとしても、高齢者の資産を勝手に使われてしまうなどして経済的虐待も起きてしまう。また、虐待者と高齢者の接触時間が長いとなると介護への協力、理解を得にくい場合が生じてしまう。しかし、虐待者は虐待について自覚が低く、高齢者は自覚があっても『何もできない』状況にあることから虐待が発見されにくい事もおきうるのである。家族や親族などがちょっとしたこと、ささいなことと思っていても、積み重なることによって高齢者に大きな影響を与えることがあったり、ケアの方法が分からないために高齢者のためになると思い、してしまったりすることが虐待につながることもあるとされている。
③発生要因
虐待の発生要因として考えられる一つとして高齢者の介護が重度化することにより、介護者の介護負担が重くなると虐待につながりやすいということであり、また介護を頑張っているものの、介護の長期化による介護疲れから虐待に繋がる場合も多いと考えられる。核家族や社会の縮小化となってきている現代では、住民相互の連帯感が弱体化してきており、昔は老人の介護の世話においても、拡大家族なため人手に困ることもなくまた、ご近所同士の助け合いがなりたってきていたのが、現代ではそのような関係が期待できない背景があり、介護の協力者がいない場合が多くなってきている。そのようなことから、生活問題を個人・個別的に抱え込んでしまうことなどがおきてしまうのではないだろうか。介護に対する正しい理解や介護技術がないため、十分な介護が行えず虐待につながったり、介護保険サービスの利用に抵抗感を感じてしまい介護の負担をより重くしてしまったりする場合もあると考えられる。そして、認知症に対し、正しい理解がされていないため、高齢者の行動や変化に対応することが出来なくなったりし家族が、『高齢者が反抗している』『感謝の気持ちがない』などと誤解を招き虐待に繋がる場合もある。
昔から高齢者と虐待者との関係が悪い場合は、要介護状態等によって力関係が変化
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レポート
福祉学
高齢者
虐待
福祉
550 販売中 2007/11/14
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発達の概念や理論及び発達における諸問題について
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人間の「発達」の概念について、ごく初期の心理学では二通りの考え方があった。
一つ目は「胎児は様々な可能性を秘めていて、時間の経過と共に次第に姿・形を現して来る」という考え方で、発達は固体の中で生起する遺伝的生物学的に決定される成熟の過程と密接に関わるものとして扱われ、学習とは丸で別のものという考え方である。二つ目は「発達は学習の特殊な形態である」というもので、一つ目の内から湧き出てくるもの、という考えとは正反対の考え方で、外部環境からの働き掛け、つまり比較的長期に渡る非可逆的な学習によるものであると考えられていた。
人間の「発達」の概念は、対立したそれぞれの立場から別々に考えられていたが、1970年頃から「発達」は固体と環境との相互作用として捉える、相互作用説が広く認められるようになって来た。
「発達」には、量的な発達を意味する量的側面と、質的な発達を意味する質的側面がある。「量より質」、「質より量」等と言う表現を私達も日常的に使用していて、対照的な存在に思いがちではあるが、実は相互の関係にあるのだ。
「量的発達」とは、何らかの量の増減として数量で計れるところの目に見える発達の事を指す。
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レポート
福祉学
発達段階
ピアジェ
エリクソン
ライフサイクル
550 販売中 2006/11/07
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地球環境問題と先進国の役割
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人類によってもたらされる地球環境問題として、オゾン層の破壊、森林破壊、他の生物種の減少・絶滅、海洋汚染、大気汚染、水不足、環境ホルモンなどが挙げられる。
いずれも事態は深刻で、南極大陸上空のオゾンホールに、海面上昇により居住不可能となったツバル諸島や、森林伐採により岩むき出しの不毛な土地となったハイチなど、地域レベルではすでに限界を超えている。
地球資源はオゾン層や絶滅した動物種、石油などの化石燃料を除けば、再生可能である。しかし、人類による汚染や破壊のスピードは再生の余地を与えていない。
産業革命を経て、技術・工業・経済など社会の急速な発展を遂げた先進諸国は、より快適で豊かな生活を要求する
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レポート
経済学
環境アセスメント
環境問題
南北問題
550 販売中 2006/11/17
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在日朝鮮人問題と帰化に関する考察
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過去、朝鮮半島からは、日本の植民地支配の影響下、多くの朝鮮人が日本に渡ってきた。そして彼らは日本で生活するために地域コミュニティを作り、学校を建て、社会運動を起こし、権利を獲得してきた。このような経緯を経て日本で自らの社会を築いた朝鮮人、またはその子孫は現在日本に約60万人以上おり、世代は4~5世まで幅を広めている。そして、彼ら在日朝鮮人の社会は、日本社会の中で様々な非難を受けており、その非難は度々社会問題や事件として浮上する。例えば現在、朝鮮学校無償化除外問題 として日本社会と在日朝鮮人社会は対立し、それに関連する朝鮮学校側の無償化除外反対デモや、朝鮮学校への暴力的な襲撃による逮捕者の出る事件 も起こっている。
この現状を受け止め在日朝鮮人自身さえも植民地主義や自らの劣等感にさいなまれており、結果、非難の受けることのない「日本人」になるために「帰化」の選択をする人が増えてきた。年約1万人ペースの帰化が今後も続くとなれば在日朝鮮人社会は弱体化し、やがて消滅すると推測する。このような現象は朝鮮人が朝鮮人として生きることが困難であるため発生したものである。本論文は、このような在日朝鮮人の帰化を、日本社会における朝鮮人消滅に警鐘を鳴らすために焦点を当て、在日朝鮮人帰化問題の解決策を提案するものである。
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在日
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朝鮮人
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帰化
ナショナリズム
アイデンティティ
人権
マイノリティ
国籍
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エントロピーをキーワードに環境問題について説明せよ
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エントロピーをキーワードに環境問題について説明せよ
エントロピーとは、熱の移動量をきちんと表そうとしたものである。可逆過程においてエントロピーは一定であるが、不可逆過程においては増大する。ここで、可逆過程とは平衡状態を維持した変化過程で、不可逆過程とは逆反応が起こりえない過程ことである。必ず熱は高温から低温に移動しその逆は起こりえないことから、自然環境で起きている事象は不可逆過程であることが伺える。また同時にエントロピーが増大していることも明白になる。つまり、自然環境でエントロピーが増大する方向に反応 (変化) は進行する。
地球環境は一定に保たれ生命活動を維持している。生命活動により増大され
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エントロピー
環境問題
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小児外傷における救急看護の問題点について
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「小児外傷における救急看護の問題点について。」
わが国の救急医療は、1977(昭和52)年に外来治療が可能な一次(初期)、入院が必要な二次、集中治療の対象となる三次に区分された。ただし、その後20数年間、制度に変更が加えられなかったことなどから、種々の問題がある。
小児や子ども(乳児から学童まで)では、その特性から外傷の重症度が判別しにくく、どの救急医療(一次か、二次か、三次か)の施設に搬送すればいいのか判断しづらい。
小児は単に成人を小さくしたものではなく、成長・発達過程にあるという生理的・解剖学的特殊性は、救急医療の現場では一般外来よりも顕著に影響する。
1歳から15歳までの死亡原因の第一位は、「不慮の事故および外傷」である。内訳では、交通事故が最も多く、墜落、機械的窒息、溺死がこれに次ぐ。年齢的な特徴もあり、自分で移動できない乳児期早期には、ふとんなどの圧迫による機械的窒息が大部分を占めるのに対し、移行が可能になる乳児期後期からは交通事故、転倒、転落などが増加してくる。
小児外傷の特徴として、①身体がやわらかい、②頭が大きい、③非解放性の鈍的外傷が多い、④急変しやすく、経過が早いといったことが挙げられる。
小児外傷を身体の部位別にみると、①頭部外傷、②顔面外傷、③脊椎・脊髄外傷、④胸部外傷、⑤腹部外傷、⑥骨盤骨折、⑦四肢外傷があり、その他スポーツ外傷や熱傷(火傷)などがある。その中でも多い外傷について、以下にまとめる。
頭部外傷
小児の場合、身長の割合に頭部が大きく、転びやすいという特徴から、頭部外傷が極めて多い。頭部外傷では脳圧が亢進しやすい。水分の摂取と排泄や電解質バランスに注意する。
四肢外傷
子どもが普段生活していて遭遇する機会が多いのは手や足の怪我である。
胸部外傷
小児での胸部外傷の評価は成人でみられるものと同じである。ただし、小児の骨は一般に、損傷に対して抵抗が強く、肋骨はしなやかであり、通常は折れにくい。肝臓は小児では比較的大きくて、損傷されやすい。
熱傷
泣き叫ぶ小児は煙や化学物質の高温ガスを吸い込むことで、緊急の気道内挿管を必要とする気道熱傷を受けやすい。また小児では熱傷の深さの判定が困難であり、成人では皮膚表層の熱傷が、小児では皮膚全層、あるいは皮膚深層まで進行する。また小児外傷の面積は、頭が19%(9歳までは1歳ごとに1%ずつ減ずる)、躯幹後面18%、躯幹前面および会陰18%、上肢9%、下肢13%で、頭の割合が多い。
児童虐待
2000(平成12)年11月に「児童虐待の防止等に関する法律」が施行されている。
こうした中で「被虐待児の司法解剖に関する調査報告」(日本法医学会2002年9月)では、1990(平成2)年からの10年間における外傷剖検例は約40%であり、そのうちの約35%が頭部外傷である。身体的虐待の医学的診断には、繰り返し加えられた外傷の診断が重要となる。
患児の生活環境や社会的背景などを調査するなど、虐待の可能性を意識して対応することは児童虐待の早期発見、防止に寄与することになる。
小児(特に乳幼児、小学生低学年児)は自分自身の症状を的確に表現できないため、小児外傷の看護に当たる者は、母親や受傷時に周囲にいた人から情報を聴取し、同時に外傷者の顔色や発語の強さ、四肢の動かし方などから異常の有無と程度を客観的に評価することが必要とされる。
また、突然のアクシデントあるいは母親がそばにいての事故も多く、母親の動揺や自責の念が強くなるため、慎重な対応が必要である。しかし、外傷の中には被虐待も含まれている
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子ども
医療
児童
問題
児童虐待
虐待
医学
小児
治療
特徴
550 販売中 2008/02/04
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新しくなった
ハッピーキャンパスの特徴
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- ハッピーキャンパスに写真の
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アップロード可能なファイルは:doc .ppt .xls .pdf .txt
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