連関資料 :: 社会

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  • 中根千枝・著『タテ社会の人間関係』の再考察[東京学芸大学・教育学部・日本社会学・評価A]
  • 私が中根の理論に興味をもち、『タテ社会の人間関係』を初めて読んだのは、実はかなり前のことである。日本の大学に在籍しているにもかかわらず、こんなことを言うのは問題があるかもしれないが、私自身は決して日本の学校教育、社会システムにすんなり馴染める人間ではなかった。この本に初めて出会った時、私は今まで自分自身が直面し、疑問に思ってきた事柄を、中根が全てすっきりと言い切っていることに驚き、感動すら覚えたのだった。  私は中学生の頃、「いじめ」をきっかけに不登校をした。勉強だけは好きだったので、何とか高校に入学したものの、そこにも馴染めずにまた不登校をした。私が馴染めなかったのは、一言で言えば、「場」への帰属意識を求める感覚を、どうしても理解できなかったからであった。もちろん、私もいろいろな人と仲良くやっていくことを望まないわけではない。それが人生にとって大事な要素であることも承知している。しかしながら、日本の学校教育において求められる「協調性」とは、私からすれば「協調性」からは程遠い、反対の概念にすら感じられたのである。それは、中根の言う「場による集団の孤立性」を感じ取っていたからに他ならない。  「同じ学校だから、同じクラスだからということが、いったいどれほどの価値を持つものか? 最後は結局は自分で自分の人生に責任を取らなくてはならない。人間はそうやって進歩していくものなのに、いつまでも一つの「場」にいることを強制されたのではたまらない」と、やることなすこと、意図しなくても浮いてしまう私からしてみれば、疑問に思うことばかりであった。私にとって重要な価値は、一人一人の違いを尊重すること、そしてその総和としてなされる世界全体(「場」によって閉鎖された空間ではなく)の認識であったからだ。
  • レポート 社会学 タテ社会 ムラ社会 日本 文化 社会
  • 1,100 販売中 2006/02/15
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  • 社会福祉士通信課程レポート「子どもと家庭に関して現代社会における諸問題を挙げ解説せよ。」(A評価1596字)
  • 社会福祉士養成通信課程レポート課題です。 科目名「児童や家庭に対する支援と児童・過程福祉制度」 学習のポイント ①児童・家庭の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、福祉需要(子育て、ひとり親家庭、児童虐待、及び家庭内暴力(DV)の実態を含む)について理解する。 ②児童・家庭福祉制度の発展過程について理解する。 ③児童の権利について理解する。 ④相談援助活動において必要となる児童・家庭福祉制度や児童・家庭福祉にかかる他の法制度について理解する。 <参考文献> ・社会福祉士養成講座編集委員会編『新・社会福祉士養成講座 第15巻 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度』中央法規、2013年 ※全文そのまま使用するのはおやめ下さい。
  • 環境 子ども 社会 少子化 女性 学校 発達 保育 地域
  • 550 販売中 2015/02/23
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  • 【玉川大学】社会科・公民科指導法Ⅱ「中学校社会科公民的分野の本時の学習指導案」
  • このレポートでは中学校社会科「公民的分野」の本時の学習指導案を作成する。 単元名:「現代社会をとらえる見方や考え方」 対象学年:第3学年 使用教科書:東京書籍「新しい社会」2011、平成24年度用 使用教材:教科書を使用  単元設定の理由:中学校学習指導要領社会科公民的分野の大項目「(1)私たちと現代社会」の中項目「イ 現代社会をとらえる見方や考え方」において、「人間は本来社会的存在であることに着目させ、社会生活における物事の決定の仕方、きまりの意義を考えることを通して、現代の社会的事象を読み解くときの概念的枠組みとして、対立と合意、効率と公正などがあることを理解させる。その際、個人の尊厳と両性の本質的平等、契約の重要性やそれを守ることの意義および個人の責任などに気付かせる。」とされている。 本単元では、校庭という限られたスペースを複数の部活が使用しており、そこには部同士の利害の「対立」があることを前提に、このような「対立」の中で、どのようにしたら皆の「合意」が得られるルールを作ることができるか、合意する際には「公正」さと「効率」をどのように重視したのかを考えさせるというものである。そして、校庭の使用希望日数で対立していた部がある一定の合意にいたることを確認させ、ルールのはたらきに気付かせる授業である。 …
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  • 990 販売中 2015/07/07
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  • 児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するかをまとめよ
  • 『児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するかをまとめよ』 児童期は、親からの分離の動きが現れる幼児期と心理的な自立を果たそうと揺れ動く青年期との間にあって、身体発達も比較的緩やかで情緒的にも安定した時期であるといわれている。児童期は就学を機に様々な状況に対応していかなければならない。 日常的に親しい人との場合は、ことばは具体的なことがらについて状況の文脈に頼りながら使用される。文脈を共有しあっている者どうしの間では十分に意味が通じる。これを岡本(1985)は「1次的ことば」といった。それに対し、就学を機に話しことばにも新たな特徴を備えたことばの使用が必要になってくる。脱文脈的なことばで、これを「2次的ことば」と定義し、①「実際に起こる現実現場を離れて、それをことばにするため、話の文脈を作り出す必要がある」②「自分と直接的でない未知の不特定多数の人に向け、あるいは抽象化された聞き手一般を想定してことばを使う」③「こちらからの一方的伝達のため、話の筋を自分で設計・調整しなくてはいけない」という3つの特徴を示した。そして「2次的ことば」は「1次的ことば」を基盤に、重なるものであるとの重層性を説いたのである。児童期はこの「2次的ことば」の習得により、欲求や意図だけでなく、思考や経験を伝え、新しい概念や知識を生成していく働きを担うのである。 また、児童期は、ものごとを学んでいくうちに、「自分のやっていることがただしいのか」と手を止めたり、「もっとうまくやる方法はないのか」と悩んだりといった経験をする。つまり、自分の認知・学習過程を自ら点検・吟味するようになり結果を省みて自己評価し次に備えるのである。これは自らの認知機能を第三者的にモニターし制御する心的機能、メタ認知が作用しているのである。メタ認知は生まれ備わったものではなく、様々な経験から次第に獲得されていくのである。児童期の自己意識はこのように変化していく。 小学校低学年は、就学とともに環境の変化を経験する。集団の大規模化や上級生の存在、教師といった要素で新たな環境が生まれる。それぞれの学級で教師の態度に同調し、集団規範に従うことや何らかの役割を果たすことが求められ、その不安を解消に、子どもはまず学級集団のリーダーである教師との関係を結び、それに依存しようとする。しかし、次第におとなたちを介した一時的な遊び相手としてではなく、子どもどうし互いに結びつきを積極的に求める。そして、子どもにとっての仲間関係が心理的に占める割合は、親や教師との関係を超えるものになる。 小学校中学年になると低学年での、仲間関係に地位や役割といった分化が生じはじめる。そして、親や教師への同調は下降し、仲間への同調が急激に上昇する。子どもは同姓の5~8名程のメンバーで集団をつくり、同じ服装や持ち物で一体感を強め、自分たちだけに通用するルールや隠語をつくり、それを守ることで結びつきを確認しようとする。また、親や教師に干渉されない秘密や集合場所を持ち、冒険的、挑戦的活動を模索する。このように子どもは自分たちの価値基準で自分たちの要求を満たそうと活動し、それは集団による大人からの自立の試みでもある。このような時期をギャング・エイジと呼ぶのである。 小学校高学年は自分ひとりの世界を持ち、家族よりも仲間とのかかわりを優先するようになる。教師や親の権威よりも仲間で共有する価値観を重視するようになる。そして、仲間の選択は家や席が近いといった表面的理由から、趣味や意見が一致する
  • 教育心理 心理学 教育学 佛大
  • 660 販売中 2007/11/17
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  • 社会科指導法 第1分冊 完成版
  • 世間一般に社会科は、暗記科目でつまらないものという位置づけである。しかし、暗記をするということは本来どの教科にもあるべきことである。社会科だけ突出して暗記科目だからと、疎まれているというのはなんともやりきれないものである。ここでは、社会科第5学年の内容を見ていきながら、子どもたちが意欲的に学習に取り組むようにする指導のポイントを考察していく。 「国民生活を支える農業・水産業」のうち「稲作に従事している人々の工夫や努力」について 学習展開 児童の学習活動 教材 指導上の留意点・工夫 ①写真の共通点を話しあう。 ・お米を使った加工食品(煎餅・餅など)の写真を数点提示 ・加工食品の共通点に気付かせ、お米はたくさんのところで使われていることに気付かせる。 ②もしお米がなかったらどうなるかを考える。 ・先程の写真、給食の献立表、 ・お米がなかったら、たくさんの物がなくなったり、給食の大半をしめるご飯がなくなったりと大変になることに気付かせる。 ③お米がどこから来ているのかどんなところで作られているのかを話し合う。 ・教科書 ・日本では北の方に多く作られていることに気付かせる。 ④お米マップを作成
  • 子どもたちが意欲的に学習に取り組むようにする指導のポイントについて
  • 550 販売中 2008/08/28
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  • 2015年度合格 S0106教育社会学Ⅱ
  • B判定です。 ゆとり教育だけが学力低下の原因ではなく、テキストにある学力論争の4分類をもう少し参考にするとよい。また学力の差異は学習意欲(インセンティブディバイド)が大きいこと考え併せていくことが必要 とアドバイスいただいています。
  • 教職
  • 550 販売中 2015/07/21
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