連関資料 :: <対話>のない社会

資料:4,206件

  • 日本の下層社会
  •  まず要約をしてみようと思う。東京には人口136万人余りいる中で、十分の幾分かは中流以上であり、人生の順境であるだろうといえるが、大多数の人々は生活に苦しむ下層の階級に所属している。細民は東京市中のどこにでもいるものであり、特に細民が多い地域は本所・深川の両区である。この両区は、旧幕の時代から独自の風習を持ち、あまり武士は居住しておらず、町人より成り立ち、特に職人や人足・日傭取の一般労働者から成り立っていた。東京市百千の内職仕事は職人の下に使役させられる日傭稼・人足・車夫・車力等といった下等労働者はたいてい本所・深川の両区から供給されていた。特に本所区は工業がない東京市の中でも工場が比較的多かった地域であるため、大阪市と同じような工場労働者の細民が多く、注目視されていた。東京市で細民を中心とした労働問題が起こるとしたら本所区からだというくらいに。統計上本所・深川両区を除くと、次に最も細民が多く住む土地は浅草区であった。浅草に細民か多く住むのは浅草公園と吉原があるためである。東京の三大貧窟と言われる所は、四谷鮫ヶ橋・下谷万年町・芝新網であった。路地には見る限りボロを着た傷ましい光景を目にし、その稼業は人足・日傭最も多く、次いで車夫・車力・土方・屑拾い・人相見・蛙取・便所探し・按摩・大道講釈・かっぽれ・ちょぼくれ・かどつけ等あらゆる稼業が鮫ヶ橋・万年町・新網に集まった。路地の醜穢、物乞い、すり等が蔓延していたため清潔法が行われ、昔日の外観を改めたと言われているが、大阪名護町と比べると改善したとは言い難い。名護町の醜状は言語にし難いほどであったが、マッチ工場等の創立してからは、醜状は減じ、警察も衛生を目的とした整備を進め、不潔家屋の強制退去等を行った結果戸数は三分の一に減った。東京とははるかに相違が見られる。
  • レポート 明治期 貧民 労働
  • 550 販売中 2006/01/22
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  • 韓国社会とグローバリゼーション
  • 「韓国社会とグローバリゼーション」   韓国社会とグローバリゼーションというテーマであるが、私が注目しているものに時事的な話題として韓国大統領選がある。12月19日に開票する韓国大統領選は、海兵隊員が襲われ、武器弾薬が奪われて候補者が遊説を取りやめるなどの選挙活動にも影響を与えている。今回の有力な候補は元現代の幹部であった李明博(イ・ミョンバク)氏であり、韓国では直前の1週間に世論調査が禁止されているという公職選挙法によって12月12日付けではあるが、最終世論調査では李氏がメディア各社で45%ほどの人気を得ており、他の候補者の二倍以上もの差をつけて独壇場となっている。だが、それに対して株価操作疑惑が起こり、彼への支持が一気に下がっていった。ところが12月5日の捜査結果により‘シロ’となったことはむしろ彼への支持を集め、支持率上昇となった。彼は新聞に謝罪広告を載せて疑惑の終焉を強く述べ、今後は政策で勝負するという意気込みを見せているようだ。その政策だが、対外的には米韓関係や日本、中印との信頼強化を掲げており、国内的には経済界出身なだけあって、「韓国経済の再生」や「庶民生活の改善」を公約と
  • 日本 アメリカ 経済 企業 経営 社会 政治 韓国 問題 政策
  • 880 販売中 2009/06/16
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  • 社会保障 レポート
  • 今や、急速な少子高齢化により、21世紀においても医療保険制度の将来にわたる持続的・安定的な運営確保への早急な対応が求められ、今回の医療保険制度改革は医療費適正化、新たな高齢者医療制度の創設、保険者の再編・統合を柱とする改正である。  まず、医療費適正化(短期的対策)について特に高齢者の医療費の見直しとして、患者の窓口負担の引き上げや、入院時の食費・居住費の自己負担、高額療養費自己負担額の引き上げなどがあげられる。自己負担の強化は、不必要な受診や過剰診療を抑制し、短期的には医療費抑制のために有効な施策と理解されているが、しかし、患者の早期の受診が抑制されることによって疾病が重症化し、中長期的に
  • 社会保障 レポート 社会福祉士
  • 550 販売中 2008/11/01
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  • 社会的ジレンマ
  • ・共有地の悲劇   ヨーロッパなどでは、村に共同の牧草地があり、誰でも自由に自分の家畜をその場所で飼うことができた。そこで誰もが自分の利益の増加を求めて,できるだけ多く自分の家畜をその共有地に置くために繁殖を続け,やがて村全体の家畜の食べる牧草の総量が,自然が補給する牧草の量を越える。その結果,誰もが自分の家畜を失うという,悲劇的結末を迎えることになる。  つまり、個人としては「非協力」の態勢を選び、自己が得することのみを追求したほうが利益が多いが、全体としては「協力」の態勢がなければ利益は得られない。しかし、全員が「非協力」を選択した場合、得られる利益は全員が「協力」を選択した場合よりも、はるかに少なくなる。 ・囚人の悲劇  たとえば、とある事件で共犯と思われるAとBが捕まったとする。二人は別々に取り調べを受けていて、 →もし片方が自白し、もう一人が黙秘を続けた場合、自白をした方は刑を1年とする。 ただし、もう一人は懲役15年。 →もし、片方が自白し、もう一人も自白した場合、二人とも懲役10年。 →もし、片方がこのまま黙秘を続け、もう一人も黙秘を続けた場合、二人とも懲役2年。  と、いう選択肢を双方が与えられている。  この場合、明らかに二人とも黙秘を続けるのが得策である。しかし、黙秘を続けているあいだに、もう片方が自白してしまえば、自分だけが15年の懲役に服さなければならなくなってしまう。 そこで、どうせ裏切られると想定するならば、自分も自白したほうが刑は短くて済むので、双方とも自白してしまう、というメカニズムである。  つまり、それぞれが自分にとって「最適な選択」をすることと、全体として「最適な選択」をすることが同時に達成できないことがジレンマと言われる所以である。
  • レポート 心理学 社会的ジレンマ 共有地 囚人 チキンゲーム 協力
  • 550 販売中 2006/01/21
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  • 社会福祉入門
  •  社会福祉士と介護福祉士が誕生した背景について?福祉ニーズの増大・多様化?社会福祉主事の二つで整理していきたいと思う。まず福祉ニーズの増大について調べてみた。医療の技術が高まるとともに、先進国の人々の平均寿命は高まってきた。特に日本人の平均寿命は2002年の調査結果で、男性は七八・四歳、女性は八五・三歳と、男女共に世界一の長寿国となっている。平均寿命の伸びだけでなく出生率の低下も大きな問題である。2004年6月現在の合計特殊出生率(一人の女性が何人の子供を出産するかを示す指数)は一・二九人と世界で最も少ない数である。1970年には六五歳以上の高齢化人口比率は七%だったのが、2000年には一七・四%と、二倍以上の数値となっており、高齢社会となっている。このまま高齢化は更に勢いを増し、続くと予想され、2014年には六五歳以上の人口比率が二五%を超え、約三一九九万人と見込まれており、国民の約四人に一人が六五歳以上の高齢者になると予想される。このように単純に高齢化率が高くなってきたことは、それだけ福祉ニーズが増大してきたのである。福祉ニーズの増大がもたらす問題としては介護の長期化、介護の重度化があげられる。更に介護者も高齢者となり、その数は60歳を超えた介護者が50%を越え、70歳を超えた介護者も25%以上となっており、家庭だけでの老人介護に限界がでてくるのである。また戦後日本が復興していく中でただ単に食事をするのでなくよりおいしい食事をとり、なにもせず生活を送っていくのではなく趣味などの楽しみをもつなどADL(日常生活動作)からQOL(生活の質)への移行・向上が求められるように福祉ニーズが多様化してきたのである。このように福祉ニーズは増大・多様化してきたことが社会福祉士、介護福祉士制定の背景の一つである。
  • レポート 福祉学 社会福祉 介護福祉 福祉専門職者
  • 550 販売中 2006/02/09
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  • 社会福祉原論
  •  現代の社会福祉は一般市民の日常生活を支える重要な仕組みの一部となっているのであり、これに応じて「対象」の意味も変化することになる。このことを意味するものが日本の社会福祉政策の構造を根底から転換させた改革である、社会福祉基礎構造改革である。第二次世界大戦後から現在(基礎構造改革以前)まで、日本の社会福祉政策は「何らかの理由(失業、高齢、障害など)で困っている」と行政が認めた人に限って「必要な金、もの、介護力などの援助」を与えるという考え方でこのような制度は措置制度と呼ばれていた。措置制度においては「誰が」「どういった内容の援助を」「いつ」「どこで」「どれだけ」受けるのかということは、すべて行政が決定していた。そのため、援助を行政に訴えても、実際に援助を受けることができるかどうかは行政次第であった。このように基礎構造改革前は、個人に必要な「援助」を行政が判断してきたが、基礎構造改革によって、必要な「福祉サービス」を自分で決定して利用できるようになった。このような制度を契約制度という。契約制度においては「どれだけのサービスを受けられるか」については行政が決定するが、「いつ」「どこで」「どう
  • 福祉 日本 介護 障害者 行政 政策 障害 課題 援助
  • 550 販売中 2007/11/09
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  • ニュースと社会生活
  •  今、私たちは?新聞、?テレビ、?ラジオ、?携帯電話のウェブサイト、?インターネットなどでどんな情報でも手に入れることができる。 例として、家庭を持ち、教員である50代の私の父の生活を挙げてみる。 ・朝起きて、朝食をとりながら?ラジオを聴く。 ・朝食の後、出掛けるまでの時間、?新聞を読み過ごす。 ・職場で仕事の合間に?インターネットでニュースや情報をチェックする。 .夜、家に帰り、夕食を食べながら、?テレビを見て過ごす。 ※?携帯電話は持っていない。  多少違うところはあるだろうが、一般的な社会人の生活はこのようではないだろうか。  次に比較対象として、一人暮らしで、学生である20歳の私の生活を挙げてみる。  ・朝起きて、朝食をとりながら?新聞に目を通す。 ・出掛ける用意をしながら、?テレビを見る。 ・電車で移動しながら、または、休み時間などに?携帯電話のウェブサイトを開く。 ・夜、家に帰ったらまず、?テレビをつける。 ※?インターネットは家のパソコンをつないでいないのでめったに使用しない。 ※?ラジオはほとんど聞かない。 私と同じくらいの世代、つまり、20歳前後の学生やフリーターの生活はこんな感じであると思う。 ?新聞とのかかわり。  一般的に、社会に出て働いている人は新聞を取っているというのが、普通であるように思う。朝家で、もしくは出勤途中の電車の中で、夜家に帰ってからなど、一日に一回は新聞に目を通しているはずである。したがって、社会人が得るニュース報道や情報において、新聞は大きな割合を示しているといえるだろう。  一方、私たち、20歳前後の学生やフリーターで新聞を毎日欠かさず読む人は少ないと推測できる。私たちの世代の一人暮らしをしている人で、新聞を取っている人というのは多くないはずである。
  • レポート 社会学 情報との関わり方 社会生活とメディア 情報源
  • 550 販売中 2005/12/03
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  • 都市社会とリスク
  • 1. 2章について 19世紀と20世紀末が似ている→自然増加がマイナス どちらも都市のリスクが反映されていると言えるが、 19世紀末→伝染病の流行 20世紀末→自己変容の結果      そして流入した人々は下層社会という共同体の中で都市生活を送ることが可能 →20世紀には共同体が徐々に崩壊→階層が同質化し、その中の個々がよりよい生活を求めた →生活単位を縮小させるという自己変容 →近年の人口減少(リスク) そこで、この自己変容の結果人口減少とそのリスクから離脱をするということを目標にしたときを考える。20世紀においてはある程度の都市社会が共同体を失い、個々がその生活改善を考える余裕と、実際にそ
  • レポート 社会学 都市社会 都市 解決策 社会
  • 550 販売中 2007/02/15
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  • 情報社会
  • 今日、テレビの様相や雰囲気や構成の部分においてめまぐるしく変化がありました。例えば、スポーツ界などではプロ野球が大衆の一番の興味のあるものだと認識していましたが、近年は、サッカー、ゴルフなどの流行のものに大半を占められ、野球中継を見られるのは、本当にごく一部のチームだけになってしまいました。そのテレビの影響もあってか野球人気は今も低迷し続けているのです。  他にも、ドラマ業界にも変化が起こっています。1970年代後半~1990年代前半までドラマの黄金期が続き特に有名なフジテレビの月曜9時、通称月9と言われ、次々に放送されるドラマがほとんど全て大ヒットを記録し、フジテレビといえばドラマ!という印
  • レポート 社会学 情報化 効果的 視聴者
  • 550 販売中 2007/05/09
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