連関資料 :: <対話>のない社会

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  • 組織社会変革の可能性と方向性
  • 『はじめに』  本レポートでは、現代の「組織」という定義に触れ、その上で参考文献である『経営組織の基本問題』の第1章『組織社会の光と影』を読み、現代組織の問題点を考え、本レポートの本題である組織社会変革の可能性と方向性に関して述べたいと思う。 現代の組織社会 参考文献でも述べられている様に、現代社会は「組織社会」である。[1] 組織に所属していない人はいないと言いきれるほど、人は何らかの組織に所属している。ビジネスマンの人は会社という組織に所属しているが、その他にも何らかの活動を行う組織にも所属している場合もあるだろう。私自身で考えてみると、大学、バイト先の企業、サークルなど多数の組織に所属している。 現代社会において「組織」の定義やこの言葉の示す範囲は、実に様々な捉えられ方がされている。組織とは何か、人はなぜ組織を形成するのかなど、この疑問を発して組織の本質を考えた人々の1人にバーナードが存在した。バーナードは、人間は自分自身だけでは能力に限界があるため、その限界を克服し、目的を達成するために、他の人々と協働するのだと考え、組織を「協働行為の体系」と考えた。そしてバーナードは、組織を「2人以上の人々の意識的に調整された活動や諸力の体系」と定義した。[2] 経営組織論では「組織」とは上記の協働体系のことを主に述べられている為、本レポートでは、バーナード理論を定義とする。  2.現代の組織社会の問題  現代の組織社会は、様々な問題を抱えている。バブル崩壊後、「失われた10年」を経験したが、多くの企業はリストラを除けば、企業の業績を改善したといえる状況にはなく、深刻なガバナンス問題が頻繁に発生し、社会的信頼を失い、現代企業の正当性が問われる状況が深刻化した。その例として、過労死、企業ぐるみ選挙、企業不祥事(インサイダー取引、談合、総王は会屋、組織事故)などが参考文献で述べられている。[3] これらの現代の組織社会問題の中から、「過労死」と「企業不祥事」の現状に関して述べたいと思う。  (1)過労死 現在、日本の企業ではリストラ、ワークシェアリングなどが行われ、日本的経営の「三種の神器」の1つであった「終身雇用制」が大きく変化し、既にそれが過去の制度と考える企業も少なくはないだろう。「過労死」がこれまで労働問題(労働時間、労働環境などの問題)との関連で扱われてきたが、近年では、「過労死」と同様に「過労自殺」も社会に認識されるようになった。 以前は主として中高年を中心として労働者の自殺状況が深刻であったそうだが、現在では中高年に限らず二十代・三十代でも発生し、それは年齢、業種、職種に関係なく生じている問題でなったのである。 過労自殺を防ぐ為設立された「過労死110番」によれば、自殺を発生させる過労やストレスの原因には4つの特徴があると分析している。第1は、業務過多による長時間労働からの疲弊。第2は、過剰に重い責任による精神的な負担。第3には、目標達成に向けて努力したが成果が出なかったことによる落胆。第4は、不本意な人事配置、退職勧告(リストラ)、いじめなどによる人権侵害を挙げられている。[4] つまり業務による過労、精神的なストレスが自殺に追い込む動機や原因であると考えられているのである。 私は、今後この「過労自殺」を止めるためには本人、また企業も「心の病」に関する知識を持たなければならないと考える。このような知識を身につけておくことにより自分自身も「過労自殺」や「過労死」といった危険から回避することができるだろう、また家族や友人、同僚などを危険な状態か
  • レポート 経営学 組織 CSR 企業不祥事 過労死
  • 550 販売中 2009/06/15
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  • 戦後の社会福祉の展開と今日の課題について述べよ。
  • 1. 社会福祉の戦後改革と福祉体制の確立 第2次世界大戦後の日本の社会福祉システムは、日本を占領し、戦後改革を推進したGHQの対日福祉政策によって形成された。 1945年12月に日本政府は「生活困窮者緊急生活援護要綱」を決定した。しかしこの援護要綱の対象は、失業者、戦災者、海外引揚者、傷痍軍人及びその家族、軍人の遺族に限定されておりおよそ800万人と推定されていた。 GHQはこの要綱では不十分と考え1946年2月に、日本政府に対して基本的な公的扶助の原則として「社会救済に関する覚書」を示した。具体的には日本政府が軍人等の一部の人たちを優遇することなく、国家の責任において単一の全国的政府機関を設置して、必要かつ十分な援助をしなくてはならない、また、そうした責任をいかなる民間機関にも委ねてはならない、と指導した。 これらは「無差別平等の原則」「国家責任の原則」「公私分離の原則」「最低生活費保障の原則」として一般に福祉4原則と呼ばれている。 1946年10月この4原則をもとにGHQの社会救済の指示を踏まえた(旧)生活保護法が制定された。この法律はわが国においてはじめての公的扶助法案であり、国の公的扶助責任を確立したという意味で画期的なものであった。 この法律は無差別平等の原則に基づき、全国民を対象とすること、保護の実施は居住地の市町村が行い、民生委員が保護事務に関して市町村を補助すると規定された。しかし、保護の要否が民生委員にゆだねられている為
  • 大学 レポート 社会福祉原論 社会福祉 歴史 課題 福祉 歩み
  • 550 販売中 2010/03/26
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  • 『「社会福祉計画」策定の意義と課題について述べよ』
  • 1 社会福祉計画の概要 計画とは、日常的に用いられている言葉であり、個人及び組織の行動に至るあらゆる人間行動に対して認められる活動であり、それが包括する範囲は広い。社会福祉活動は、相談業務やサービス提供のようなミクロの直接的援助活動から一国の政府や地方自治体が行う社会福祉の政策形成や事業展開のようなマクロの活動まで多岐に渡り、様々な活動が含まれる。こうした活動が全て計画の対象になるが、社会福祉計画の歴史的な発展をみると、マクロの社会福祉活動における計画に対してこの言葉が使われる。 マクロの社会福祉とは、「政策範疇として捕らえられる社会福祉」ともいわれるものであり、政府や自治体の施策及び社会福祉法人などの組織体が行う社会福祉事業を包括的に捉えたものである。こうした施策事業は、終局的には個々の福祉サービス利用者に対する直接援助として実現されるのであるが、総合的な視点で事業に着目してみると、その対象は一人ひとり異なる具体的な個人や家族ではなく、問題を持つ人間をある条件の下で集合的に捉えた集団である。この集団的な対象に行う福祉施策は、個々のワーカーの仕事を越えたところで組織的に実行される。
  • レポート 福祉学 社会福祉 政策 計画
  • 550 販売中 2006/08/01
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  • 戦後の社会福祉の展開と今日の課題についてのべよ
  • 『戦後の社会福祉の展開と今日の課題について述べよ。』 【1 戦後の社会福祉の展開】  わが国は、1945年8月の敗戦とともに戦時体制も終わり、米軍の占領下において新たな施策が開始される。  戦後の混乱した社会情勢のもとにおいて、戦災で両親を失った孤児、引き揚げ孤児などの浮浪児対策は緊急課題であった。また、母子、障害者、復員軍人等の生活能力を失った人々の困窮も深刻で、占領軍(GHQ)は1946年2月、「社会救済に関する覚書」を発表する。この覚書の基本原則は、①無差別平等の原則、②公私分離の原則、③救済の国家責任、④必要な救済は制限しない、というもので、政府はこうした原則のもと、旧生活保護法に着手する。さらに、1947年12月には児童福祉法の公布となり、児童委員や児童相談所の設置となった。そして、1949年12月には、戦争の結果一挙に増えた戦傷病者を救済することを目的に、身体障害者福祉法が制定された。  児童福祉法、身体障害者福祉法、さらにこれに生活保護法を合わせた「福祉三法」が出来上がったのである。  1951年1月には社会福祉協議会が誕生する。この年、社会福祉の全分野にわたる具体的な
  • 環境 福祉 社会福祉 経済 社会 子ども 高齢者 女性 介護 東京福祉大学
  • 550 販売中 2008/08/25
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  • 社会福祉方法原論②L5001
  • 「社会福祉援助における専門性について述べないさい。」 社会福祉という用語を日本国民における共通概念として提示したのが、日本国憲法第25条である。25条では、社会福祉の根底に、一人ひとりの他にゆずることができない基本的人権として「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と延べている。  社会福祉は、この権利をすべての国民が行使できるよう営まれるべきものであり、目的である。目的達成のための手段が、援助方法・援助技術であり、これらは科学的根拠に基づいた計画的かつ組織的に展開される。また、社会福祉専門職によって合理的に、より効果的に展開される援助活動である。 社会福祉援助に携わる者は、社会福祉援助に関連した知識と技術を持ち備え、目的に向かって活動を展開する専門職である。 社会福祉援助者に求められる知識、技術、倫理は、活動を展開する場面、必要とされる援助の種類や質、そのための組織の状況、根拠となる法律や制度といった区分を超えて一般的なものとして要約することは難しい。また、社会福祉援助の対象は、時代とともに変還し、枠組みを決定することは難しい。しかし、現在の社会福祉は、一
  • 佛教大学 通信 レポート 社会福祉 援助 福祉学 福祉
  • 660 販売中 2008/09/13
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  • チャップリンの独裁者の社会学的視点
  •  私は教科書の第8章で取り上げられている「チャップリンの独裁者」を見た。この映画はチャップリン自身がヒンケル(独裁者)と町の床屋を一人二役で演じたもので、ユダヤ人として収容所に送られて、ひょんなことからヒンケルを演じることになってしまった床屋の主人をコミカルに演じる。ヒトラーとチャップリンはその誕生日も4日違いということもあってチャップリン自身思い入れのある作品であっただろう。また、同じくヒトラーもこの作品に興味を示し、ポルトガルでフィルムを入手し、生涯で2度は独りで鑑賞したという記録も残されているほどだ。  その時代背景は、1933年に政権の座に着いたヒトラーが、徹底的な独裁を確立してドイツを支配した。彼の率いる「ナチス」は、「国家社会主義ドイツ労働者党」の略称で、「社会主義」とか「労働者」という名称は、ある程度の無産者層まで引きつけてはいたが、実際には、反対派を暴力によって弾圧する突撃隊(SA)と、ヒトラー直属の親衛隊(SS)、そして国家秘密警察(ゲシュタポ)による、恐怖政治に他ならなかった。  ヒトラーは、ドイツ国民の統一のため、ある種のスケープゴートとしてユダヤ人を「劣等民族」とみなし血の弾圧を加えた。1935年のニュルンベルグ法では、8分の1混血までをユダヤ人と規定、公職は追放、企業経営は禁止、市民としての生活権を否定した。やがて、その生存権まで否定され、絶滅政策が図られていく───。  この映画で描かれているのは「独裁」である。社会変革が起きるとき、必ずカリスマ的リーダーが必要になる。一人のリーダーが全体を引っ張っていくこの形式はたとえば一定の品質のものを大量に作り出す仕事や、人員を適正配置しその命令どおりに動かしことが出来るので集団を操るには最も効率よく、まさに国全体の変革には最も有効な統治のカタチである。
  • レポート チャップリン 社会学 独裁
  • 550 販売中 2006/01/12
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  • アメリカと日本における社会と教育の関わりについての比較論評
  •  アメリカは移民国だけに様々な人種によって成り立っているために、それぞれの人種の文化圏がお互いに理解しあうことはかなり難しく、日常の何げないすれ違いが重なり民族対立を彷彿させる暴動事件のような大事件に発展することも珍しくない。だから、常に緊張感をもって生活し、人種平等、雇用・進学機会均等といった日本ではあまり実感が湧いてこない問題でも常に敏感である。歴史のないアメリカをなんとか作り上げようという精神によって、学校教育でも特権階級に占有された名門校はなく、地域社会が自発的に公共学校を作ったことが教育の原点であり、平等に教育を受ける権利を生み出した。また、一つの進路で失敗してもチャレンジ精神を失わせないように、地域社会が積極的になって設備よりもシステムの充実を図り、教育路線を複線化させたのである。
  • レポート 教育学 社会と教育 比較教育 日米の教育
  • 550 販売中 2006/01/14
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  • 我が国の高学歴化過程とその社会病理について
  • 1,我が国の高学歴化過程について 戦後では、日本の経済が復興し、また、驚異的な高度成長を成し遂げたことと、企業や官公庁の新人採用に高学歴が重視されたこと等が重なって、高等教育を受ける若者の人口が急速に増大した。新しい大学の創設等で収容力が大きくなりはしたが、いわゆる有名大学を卒業することが、その後の人生までをも決定するという幻想にとらわれた親や子が、特定の大学受験に集中する傾向が一層高まった。 それに対し、戦前の日本には家族制度があり、その家の社会的身分、経済的地位、それに門地などによって、子どもが教育を受けるのにも差別が存在した。しかし、戦後の新しい憲法と教育基本法の制定によって、教育の機会の均等が保障されることになり、その能力に応じて等しく教育を受ける権利が生まれた。その結果、親は子のために財産を残すよりも、高い教育を受けさせる方を選ぶようになった。
  • レポート 福祉学 高学歴化 高等教育 機会の均等 受験戦争 学習指導要綱
  • 5,500 販売中 2005/07/27
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