連関資料 :: 体育

資料:551件

  • 小学校体育科学習指導要領の変遷
  • はじめに  これまで私は体育科の意義などについて深く考えたことはなかった。小学校時代の私にとっての体育は、さまざまな運動に挑戦し、楽しみ、たくさんの汗をかいてひたすら駆け回っていたということくらいしか思い浮かばないが、当時、体育科からどんなことを学んでいたのか、学習指導要領の変遷を学ぶことによりわかり、また、体育科の本質的な考え方を得られるだろうと楽しみに思っている。それでは早速、学習指導要領の変遷をみていくことにする。 1、戦前  戦前の体育科は、軍隊教育の色彩が濃くなっている。明治33年の「小学校たいそうか教授要旨」に「体操は、身体の各部を均斉に発達せしめ、四肢の動作を機敏ならしめ、以て全身の健康を保護増進し、精神を快活にして剛毅ならしめ、兼ねて規則を守り、協同を尚ぶの習慣を養うを以て要旨とす。」とあるように、「強健な身体」と「従順な態度」をやしなうためのものであった。国家や戦争目的のための‘身体育成’がねらいで、教師が指示したことを生徒が従順に行う受動的なものであった。 2、戦後  1945年の終戦を迎え、大きな転機が行われた。 まず、これまでのものでは民主的態度が育ちにくいとする米国流の考え方が働いた結果1947年(昭和22)の学校体育指導要綱に「もっとも重要なことは国民一人一人が、健全で有能な身体と、善良な公民としての社会的・道徳的性格を育成すること」とあるように、民主的態度の育成が目標に挙げられた。  
  • レポート 教育学 変遷 学習指導要領 体育科
  • 550 販売中 2006/04/15
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