連関資料 :: 研究

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  • 道徳教育の研究 第1設題
  • 「道徳教育の歴史的変遷について述べよ。」  まず、道徳とは何か。道徳とは、道徳的価値を問うものである。道徳的価値とは、善なるものであり、善を喜びとし、善を行い、善を憎み、悪をさけるのが道徳の基本である。また、道徳とはとういう問いかけは、任下に害については言わないものであり、人間らしい良さの意味である。道徳性とはつまるところ、人間性にほかならないのである。道徳教育は、人間らしい人間、まともな人間を育てようという試みなのである。それではここで、これまで道徳教育は、どのような変遷を経て、先に述べたような意味をもつようになったのかを見ていきたい。 道徳教育の歴史は江戸時代の封建制度で用いられた儒教にさかのぼることができる。儒教の基本理念である義は武家社会では主人に対する絶対的服従、そして、庶民の武士階級への服従として非常に有効であった。  明治時代の幕開けとともに「五箇条のご誓文」が出され、王政復古と神道・国学の復活がなされた。明治5年の「学制」においては、初めて「学校」の定義づけがなされた。また、道徳教育は「修身」と呼ばれるようになった。しかし、内容は江戸時代からの儒教的徳目を中心に掲げるものであり、また、その教授法は欧米書の翻訳物を使用し、教師による口授形式がとられていた。授業はその文意を説明する程度にとどまり、踏み込んだ道徳教育とは言いがたいものであった。その後、明治12年に学制は廃止され、自由主義的な特徴をもった「教育令」が出された。教育令では修身は1つの教科として、より強化され、翌年には、翻訳修身教科書の使用が禁止され、それに変わり、15年に宮内省版「幼学綱要」、16年には文部省から「小学校教員心得」が頒布されるなど、強化としての確立がなされた。しかし、依然徳目主義が強く、孝行・忠節・和順・友愛などの20徳目が中心であった。教師は、徳目ごとに経典から例話を引用し教授した。その後も修身書は改訂を経ていったが、明治19年には「小学校教則」によって再び口授形式がとられた。修身書が改訂を繰り返し、後には廃止された経緯には教授内容に偏りが出てきたことや、そのことによって教育現場に生まれた混乱が原因として挙げられる。  そのような混乱の中、明治23年「教育に関する勅語」が発布された。ここでは、以前にもまして国民教育・国家主義の傾向が強められた。とりわけ、天皇は絶対的であり、その存在のもとに教育があると位置付けられた。また、一時的に廃止されていた教科書が復活し、37年には全国すべての小学校は国定の修身教科書を使用することとなった。  民間でも児童をもっと中心に据えた教育を望む運動がはじまった。生活綴り方運動がその1つである。子どもたちに綴り方をさせることによって実生活に目を向けさせ、その中で個性や人格を伸ばすことが目的とされた。しかし、この運動も政府の絶対服従的教育政策と衝突し、後に弾圧されていく。  このように大正デモクラシーのもとで徐々に儒教的徳目主義は人物生活重視に代わり、修身そのものが生活・社会的な総合カリキュラムに近づきつつあった。そして、日本は昭和期に入り社会的に大混乱期を迎えた。国家はこれまで以上に軍国主義を強め、教育そのものが国民強化の手段として用いられた。敗戦後は連合軍司令部により一時的に修身の授業が中止され、昭和22年に教育基本法成立後、昭和25年に道徳教育は再開された。  それでは次いで、欧米ではどのような道徳教育の変遷をたどってきたかについて触れてみる。  西洋における道徳教育思想の起源は、紀元前5世紀頃である。まず、古代の道徳教育思
  • 道徳教育の研究 第1設題 佛教大学 通信教育
  • 550 販売中 2008/07/06
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  • 生徒指導・進路指導の研究( 初等)
  • 『小学校において教育相談をおこなう場合、どのような点に注意しなければならないか。いじめ・不登校のいずれかをとりあげて説明せよ。』 今日の学校で問題とされている行動には、大きく2つに分けられている。まず、一つ目は、登校しない児童の問題である。これは、特定の授業に出ないから、学校自体に登校しないという不登校の問題まである。特に不登校の問題では、学校生活にさまざまな要因があり、いじめられていたり、勉強についていけないなどが例として挙げられる。もう一つは、登校するが学校に定着しない児童の問題である。これは、クラス・学年といった中での、団体行動ができない、学校でのルールが守れないなどがある。授業に出席しない、出席するが授業に参加しないというような児童も問題行動に含まれる。 これから、前者の不登校の問題について述べようと思うが、その前に不登校問題を解決に必要な、教育相談について述べる。 教育相談とは、児童一人ひとりの教育上の諸問題について、本人またはその親、教師などに、その望ましいあり方について助言指導することであり、個人のもつ悩みや困難の解決を援助することによって、その生活によく適応させ、人格の
  • 佛教大学 レポート 通信 生徒指導 進路指導 研究 初等
  • 550 販売中 2008/09/08
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  • 地域研究の文化主義的アプローチ
  • 地域研究において、その大きな立場・思考として、学際的認識と総合的認識とが存在する。このうち総合的認識は、研究対象を全体像として体系化するために、政治・経済・宗教など、内部の様々な要素とその関連性を探るものである。その過程で重要なことは、研究者の視点から対象を見るのではなく、内部の論理によって説明・分析することである。その際に用いられるのが、「文化主義的アプローチ」である。 文化主義的アプローチとは、対象を文化のフィルターを通して理解する分析方法である。つまり、対象地域で起こった事象などを分析する際、その因果関係を対象内部における文化の性格や価値観の中から見出すのだ。 研究者が自身の属する社会以外を研究する場合、両者の社会間には、必ず歴史・地理・宗教・一般的常識などといった文化の相違が存在する。そのため、文化主義的アプローチを意識せずに研究を行うと、様々な事柄の意味合いや影響、またその事柄自体を、研究者自身の尺度で認識することになる。この認識は、その事象をさらに評価・判断しようという作用を持つ。これに対し、文化主義的アプローチでは、分析結果を対象地域の尺度や文化の文脈に求めるため、全ての事柄がその社会における当然の帰結であるという認識にしか至らず、その評価・判断を行わない。この点が、他の分析手法とは異なる最大の特徴である。
  • レポート 国際関係学 地域研究 文化主義的アプローチ
  • 550 販売中 2005/06/21
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  • 歴史の意味と研究方法の偏移
  • 歴史とは、人が人を生み子孫を残していく中で、遺伝情報に含まれない人類の記憶。文化や政治の時間の流れの中で、過去にあらゆる事象が起きたということの証である。漢字の意味上、「歴」は「次々に巡り歩く」という意を持っている。また、「時を経る」とか「数える」という意味も孕んでいる。一方の「史」もともと、「天体の運行を計算して暦を作る人」を表し、それが転じて「歴史的な計算を司る人物や書物など」を意味するようになった。すなわち、漢字の意味という観点から「歴史」の意味を定義するならば、「過去の事象を時間の概念にてまとめ上げたもの」ということになるだろう。...... ............. ドイツの歴史学者ベルンハイムの記述から歴史学の偏移を見てみる。彼は歴史学の発達は主に3つに分けられるという。まずは物語風歴史。これは関心のある範囲内での歴史的素材を時間や場所の順序に沿ってみていくという、いわゆる歴史叙述である。続いて教訓的歴史。過去の事件をもとにして、現在に応用しようとするものである。歴史学はただ過去を回顧し、そこへ立ち戻ることのみならず、過去を知ることで未来を予測し、来るべき時に備えて最良の選択肢を用意することにつながるといえる。実際に古代ギリシャのトゥキディデスがペロポネソス戦争に関連して著した『歴史』は教訓的歴史の典型であるとされ、昔と似た政治的状況に対しては過去の知識から有用な教訓が得られると述べている。だがこれには古代ギリシャの当時の歴史的概念が深く根ざしており、その概念とは歴史の反復及び循環であった。
  • レポート 史学 歴史 文化交流論 歴史の意味
  • 550 販売中 2005/09/28
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  • 情報化社会においては教師も研究することが重要
  • 情報化社会においては教師も研究することが重要であることが指摘されているが、その理由を説明せよ。  わが国の教育は大きな変革の時期を迎えている。一方では児童生徒の実態が多様化しおり、もう一方では施設設備が学校あるいは教室によって多様化している。教科書に書かれていることを教えれば十分という時代は終わり、コンピュータやインターネットのような情報通信技術が教育に導入され、絶えず変動している社会情勢を映した情報を教室内に持ち込むこともできる。テレビは世界中の情勢を終日放送しているし、自然の驚異や宇宙の探索などの非日常的な体験もできる。このような環境に生活している子どもの実態に対応して、新学習指導要領では
  • 教育方法学 情報化社会 教師の研究 通信 佛教大学
  • 880 販売中 2008/02/25
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