連関資料 :: 図書館

資料:387件

  • 『「情報提供サービス」の担い手としての図書館
  • 1.はじめに  1990年代後半から一般家庭にも普及した各種の情報端末(パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と略す。)や携帯電話など)は、情報通信網・インターネットの爆発的な普及を促し、インターネット世帯浸透率83.3%(註1)にも上る「情報化社会」をたった10年で構築した。また、現在も通信速度の高速化が著しい進歩を続けている。「情報化社会」とは、 「情報を扱う諸活動が顕著であることを特徴とする社会のこと(註2)」を指すのだが、そのような社会においては時代の流れと共に技術の進歩も著しく、かつては長期間利用することができた情報の劣化を速めていってしまう(註3)ため、現代の情報は単に存在するだけで役に立つモノではなく、利用者側が積極的に捜し求め、利用することで初めて意味を成すモノへと変化しているのである。現在は、公共図書館の基本的な役割としての「利用者と図書館コレクションとを結び付ける機能」がますます重要になってきている時代であると言える。そこで本課題では、図書館における「電子情報サービス」に焦点を当てて、その現状と問題点、更には今後の課題にまで言及していきたい。
  • 司書 図書館学 図書館サービス論
  • 550 販売中 2009/09/22
  • 閲覧(2,226)
  • 公共図書館における子どもの読書活動
  • 公共図書館における子どもの読書活動                 □乳幼児サービスについて ▼乳幼児サービスの重要性 今日、乳幼児は明確なサービス対象として捉えられるようになっている。人生の中で非常に短い幼児期が、読書にとってどんなに重要な時期かがわかっていることを考えれば、その前段階にある乳幼児を加えてサービスすることが、児童サービスにおいて効果的な成果を生むことは目に見えて明らかである。 引用文献 「児童サービス論」 東京書籍  1998年 辰巳義之 編著 p.36-37, ▼乳幼児サービスの目的 ・子どもは「読む読書」より早く「聞く読書」によって本と出会うため、本を子どもに語りかける一つの道具として使いながら、読書生活の土台を作る。 ・生活圏が広がっていくにつれて増える様々な経験と、(本の中の)空想の世界を同調させることで、言葉を育てる手助けとする。 ▼乳幼児サービスに求められる役割 ・幼稚園や保育園で出張お話会を行なったりすることで、子どもが絵本に触れる機会を広げたり、図書館員との関わりを深めて、本や図書館を身近に感じられるようにする。(直接的な読書指導) ・文字の読めない乳幼児は絵が語る世界で遊び、楽しむので、言葉(聞く言葉)や絵を見てわかるおもしろさで本を選べるよう、保護者に対して指導する。(間接的な読書指導) 参照文献 新・図書館学シリーズ「改訂・児童サービス論」 樹村房  2005年 中多泰子 汐崎順子 宍戸寛 共著 p.145―146 「児童サービス論」 東京書籍  1998年 辰巳義之 編著 p.49-51,p.168-169 □小学校時代のサービス ▼目的・理想 ・ストーリー・テリングやブック・トークといった本の紹介による読書意欲の向上。 ・読み聞かせやエプロン・シアターによる読書支援活動。 ・フロア・ワークによる読みの深浅の把握,新しい視点への示唆。 ・資料の充実と学校との連携による「調べ学習」への支援。 ・朝の読書活動や学級文庫への支援としての団体貸し出し。 ▼現状 図書館内での読み聞かせはほとんどの図書館で行われており,法律の施行後その重要性が大きくなっているようだ。しかし,小学校へ出向いていっての読み聞かせなどの活動は,学校側に活動そのものを知られていないことなどからあまり普及していないようだ。 また,図書館員の人材不足によりフロア・ワークができるような状態ではないところが多い。 調べ学習や朝の読書活動の普及により団体貸し出しのシステムはかなり普及しているようだ。 サンカクコンゴノホウシン 図書館ボランティアによる学校での読み聞かせ活動などを普及させるために,図書館は情報のよりいっそうの発信を心がけるべきだろう。学校側との連携を密にして児童の学習活動の支援体制を作っていく必要がある。また,人材不足は相当深刻なものといえるので,専門的な能力を持った人材の確保とシステムの合理化が必要なのではないだろうか。 参考文献 教育出版 新訂小学校学級指導双書4 図書館の利用指導と読書指導 近藤政明 全国SLA 小学校における読書指導の体系 千葉県周西小学校 東洋館出版社 国語科読書指導・理論と方法の開拓 東京教育大学附属小学校初等教育研究会 □ヤングアダルトへのサービス ▼ヤングアダルトサービスの目的 ①一人ひとりの発達的・個人的要求に対して図書館や有する資源を総合的、且つ効果的に提供する。 ②将来の有権者・納税者・生涯学習者・図書館利用支持者を養成する。(①は②に優先されるべき) ヤングアダルトサービスは、個々の興味も千差万別
  • 《レポート》 公共図書館における子どもの読書活動
  • 550 販売中 2007/12/07
  • 閲覧(3,185)
  • 『日本の公共図書館運営のこれからについて』
  • 本資料では、今後の日本の公共図書館の運営について論じています。具体的には、地域社会の現状を確認したうえで、その中で公共図書館ができること(意義や役割)、ならびに地域資料サービスの重要性について論じています。参考文献は、書籍資料が19点でWEB資料が3点になります。文字数は、約1900字です。尚、図書館学全般にご興味のある方は、無償公開しております『中小都市における公共図書館の運営』、『日野市立図書館の、日本図書館史における意義』をご参照ください。また、ホームライブラリーの現状と課題に関しては、『大都市公共図書館の盲点と衰退』にて、大阪市立中央図書館を題材に詳細に論じています。その他、児童サービス論における『ブックサービス』や『読み聞かせ』等の資料も別途掲載しています。
  • 公共図書館 図書館学 図書館概論 図書館 公共図書館運営 図書館経営論 公共図書館の意義 経営
  • 550 販売中 2011/06/10
  • 閲覧(5,419)
  • 図書館における児童・YAサービスの課題
  •  まず第一に、児童サービスにおいて現代の図書館が目指さなければならないことは、児童一人一人に、その子のニーズに応じた資料を提供できるような図書館作りをすることである。そのためには、子どもが必要としている情報を的確に捉えることのできる図書館員が必要である。アメリカなどとは違い、日本の司書は公務員なので、解雇の心配がなく、図書館員としての素質を高めよう、腕を磨いて図書館に貢献しよう、という積極的な流れが弱いように感じる。まずはもっと向上心を持ち、子ども、YAどちらに対しても、その世代の目線に立って物事を考えていかなければならない。  また、図書館は、本などの
  • 図書館 児童 YA ヤングアダルト 司書
  • 550 販売中 2009/01/12
  • 閲覧(3,195)
  • 図書館員の果たすべき役割とは
  • 1.はじめに  何年後かには図書館員の仕事がしたいということを知人や家族に言うと、大体同じような感想が返ってくる。「それは楽そうでいいね」「暇な仕事だろうね」「9時5時で残業なしでしょう」など、揃って楽な仕事というイメージを持っているようである。また図書館についての文献を読む中でも、全体的に図書館職員の職務に対する向上心やサービス精神が低いというような内容が随所に書かれていることに気づく。私が図書館を訪れる限りでは、比較的日常業務に追われて忙しそうに感じるのであるが、それは、職務において理想と現実のギャップが大きく存在するということなのであろうか。 では、図書館職員に本当に求められている役割とは一体どのようなものであるのだろうか。本論では、図書館員の果たすべき役割、そして今後求められる役割について書いていく。 2.図書館は誰のもの  図書館は誰のものか。それは、市民のものだと言い切れる。子どもたちには読書の喜び、楽しさを知る権利があり、社会人や、町に住むすべてのひとには、仕事や生活をするうえで必要な情報を手に入れる権利がある。またその権利は、生涯、どのような人にも保証されるものである。 「図書館がどれだけ豊富な蔵書を有していても、そこに優秀で、利用者の要求を的確に捉え、親身なサービスを展開してくれる図書館員がいなければ、利用者にとって決して使いやすい図書館とはいえない。」(高鷲:図書館概論p73)とあるが、これは図書館員に求められる役割の魂であり、核だと私は思う。図書館は、市民のためにあるのである。そして常に市民の味方である必要がある。
  • レポート 司書 図書館 公共図書館 図書館員
  • 550 販売中 2006/07/14
  • 閲覧(4,194)
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