連関資料 :: 図書館

資料:387件

  • 図書館における複写サービスについて
  •  著作権法は、著作者の権利を保護し、著作物の公正な利用を求める為の法である。そして経済的利益の対立をもつ二つのバランスを図りながら、文化の発展という目的を達成しなければならない。図書館に置いてはこのバランスがとても難しく、時と場合によって結果が左右されることがしばしばある。  著作権法題三十一条において、営利を目的としない限り図書館での複製に制限はない。図書館が貯蔵する多くの資料を利用者のためにコピーすることは認められている。勉学に励む学生にとってはこのサービスはとてもありがたく、とても重要で、図書館におけるサービスに占める割合は決して少なくない。それに限らず多くの現場で一冊の本の必要なところだけ複写ができることで多くの資料を集められることにもなり、様々なところで役立つものである。また重要な史料を保存する為にもコピーをとることがある。希少な文献を多方面から必要とする要請があったとき、それぞれに必要なところを割り出し、コピーを渡すことで利用者の資料を検索する時間を節約することができるのである。  だがこの複製があまりにも過度であると、本である場合はその著者の持つ権利を侵害することになってしまう。コピーされる側としてはその資料を複製して提供してしまうことで、一冊その本が売れたかもしれない機会を失うことになるのだ。もちろん金銭が目的で執筆する作家や研究者ばかりではない。それでも自身がまとめ綴ったものが勝手にコピーされ、それが氾濫することはけっして本意ではない。故に著作権法ではこれらを踏まえて利用者の求めに応じたものであること、利用者の調査・研究に供するものであること、著作物は公表されたものであること、そして利用者一人につき一部であることと定められている。  図書館における複製というのは、利用者が簡単にコピーを取れるという意味ではない。
  • レポート 法学 司書 著作権 図書館
  • 550 販売中 2005/12/06
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  • 図書館概論Ⅰ
  • 「図書館の自由に関する宣言」が1979年に改訂された事情についてレポートにまとめ、解説しなさい Ⅰ、成立の過程  戦前、戦中は、多くのメディアが戦争賛美に躍起だった。新聞、ラジオ、学校、そして図書館もご多聞にもれず「思想善導」という美名を掲げ、国家の方針に沿った情報のみを提供していた。終戦、そして戦後の民主主義の勃興により、図書館界が自戒の念をこめて1954年に自由宣言を採択した。 しかし、この宣言には少々具体性に欠けた。当時の日本は全土が焼け野原で、復興の真最中だった。国会議事堂の前にも畑が作られる程で、当時の図書館活動は限りなく貧困だった。 そんな中、「再び思想善導があってはならない」という、危機感先行型の議論、悪く言えば強迫観念に駆られた議論が交わされ、「激しい議論の末」「慎重論を押し切る形で」採択されたという。  Ⅱ、改訂  改訂前の自由宣言は、「図書館活動への外部からの干渉に対する抵抗」をアピールすることには成功したが、「役割を図書館の中で現実的に果たすことの無い」「とかく忘れられがち」な存在であった。そのため、全国で発生した様々な問題に対して、なすすべが無かった。  197
  • 司書 図書館 図書館概論 図書館の自由に関する宣言
  • 550 販売中 2009/10/07
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  • 図書館概論Ⅱ
  • 公共図書館の本質的機能および社会的責任について論じなさい 序章  一般市民からしてみれば、図書館は本を借りる場所であり、それ以上でもそれ以下でもない。よって、本質的機能や、社会的責任についてまで考えることは殆どないか、あっても稀である。私も今まではそうだった。 だが、司書を志した時点で私はもはやただの利用者ではない。利用者という枠から一歩ふみ出て、図書館の本質的機能と社会的責任について論じることにする。 Ⅰ、図書館の本質的役割 「本質」とはなんだろうか。広辞苑には「あるものがそのものであるといいうるために、最低限持たなければいけない性質(略)伝統的には、「それは何であるか」という問いに対する答えとして与えられるもの。(第5版)」と定義されている。私はこれを、あらゆる要素を取り払ってもなお取り除くことのできない要素と解釈した。 では、図書館の本質的な役割とはなんだろうか。テキストには図書館の「機能」という形で社会文化機能と社会教育機能の二つがあると書かれていた。これを表題どおりに分けるならば、前者は本質的役割で、後者は社会的責任に分類することができる。この章では前者―本質的役割―について
  • 司書 図書館 図書館概論 公共図書館 本質的機能 社会的責任
  • 550 販売中 2009/10/07
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  • 図書館の興亡』を読んで
  • "The English Common Reader" の第四章The Social Background(社会的背景)の冒頭部には次のように書かれている。(19世紀イギリスでは、大きな社会変化を背景に、大衆の人々の読書が広まっていった。)"The mass reading publiic developed in nineteenth-century England against a background of profound social change." 19世紀以前のイギリスの歴史において、本を読むという行為は貴族だけに限られたものであり、一般大衆のすることとは見做されていなかった。しかし19世紀になり、本を読むという行為が一般的なものとして広まったのは、知識の普及だけではなく、さまざまな社会的意味をもっていることに違いないであろう。本講義の中で、どういう過程で本を読む行為が広まっていったか、また読書がどのように社会に影響を与えたのかを"The English Common Reader"を通し知る事ができた。また本書では、当時の大衆の読書に対するさまざまな興味深い事実が多様に書かれており、そのことについても多くの知識を得た。そして、今回の指定図書である『図書館の興亡』は図書館の存在の変化(特にイギリス)について教えてくれた。
  • レポート 海外文学 図書館 イギリス 歴史
  • 550 販売中 2006/04/01
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  • 公共図書館図書館サービスとして必要とされる資料組織化とは何か
  • 1.はじめに  「公共図書館」とは、図書館法(註.1)第2条により「図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーションなどに資することを目的とする施設」のことをいう。そして、公共図書館には、同法第3条第2項により「図書館資料の分類排列を適切にし、及びその目録を整備すること」(註.2)、つまり「図書館資料の組織化を行なわなければならない」ことが規定されているのである。従って、法律による規定が存在するために公共図書館においては資料組織化が必要であると言えるのだが、本課題では法律論から「公共図書館における資料組織化の必要性」を言い切るのではなく、図書館サービスの観点から考えていきたい。
  • 図書館 司書 資料分類 資料組織化
  • 550 販売中 2009/05/28
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  • 図書館史からみる公共図書館の地域住民に対するサービスついて』
  • 1.はじめに  近代日本の図書館界において、その形成の礎となった『中小都市における公共図書館の運営』(『中小レポート』)(註1:以下、文中では「レポート」と略記する。)は、公共図書館の役割を国民の知的自由の保障とし、「公共図書館の本質的な機能は、資料を求めるあらゆる人々やグループに対し、効果的かつ無料で資料を提供するとともに住民の資料要求を増大させるのが目的である」(註2)として、地域住民に対する図書館の資料提供機能に重きを置いてまとめあげられた。そしてそのレポートによる図書館運営の実践から『市民の図書館』(註3)へと図書館サービスの内容は昇華され、現在の図書館界は住民と公共図書館との間で住民の資料要求に基づいた図書館コレクションの再編が行なわれるなど密接な関係が認められるまでに成長したのである。そこで本課題では、図書館サービスと地域住民との関係性について日本図書館史からその変遷を追っていきたい。
  • 図書館学 図書館サービス論 司書
  • 550 販売中 2009/09/22
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  • 公共図書館と学校図書館の違いを「図書選定」の観点から述べて下さい
  • 図書館にはさまざまな館種がある。しかしどの図書館も、設置母体がそれぞれの目的を実現するために設けられている。研究のために設けられている専門図書館、地域住民のための公共図書館、そして児童・生徒および教職員のための学校図書館などが挙げられる。学校図書館は、学校教育の目的を実現するために設置されており、その設置目的を実現するためにふさわしい図書選定をし、活動していく必要がある。 公共図書館は、住民の教養・文化の役立つメディアを提供すること、住民が必要とする情報を経済的でかつ正確に提供することが求められる。
  • レポート 教育学 学校図書館 図書館 図書選定 教育
  • 550 販売中 2006/10/06
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