連関資料 :: <対話>のない社会

資料:4,208件

  • マックス=ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を社会科学の例をだして論ぜよ
  • 「社会科学の主要な役割は説明、理解、批判の3個とよく言われる、マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の議論を例にして論ぜよ」 社会科学は社会現象を説明し、解釈し、社会を批判することをその目的としている。社会科学はこの3つの課題、説明、理解、批判を果たすための学問体系であるといってよい。  説明とはかくかくじかじかの原因でこういう結果になったのだという類のことを指す。時間の流れとは因果関係がその中では大きな意味を持つ。このような意味での説明は、経験的な社会科学の第一の課題と言ってよい。  これに対して解釈とは人間の行動の中に潜む意味、動機、理由といったものを読み取る、理解するという作業を指す。このような解釈と言う作業は社会科学が人間を扱う科学である限り、自然科学的な、時に無味乾燥な因果関係の分析に還元できないことが多い。むしろ、心の中の動機を探る、世界観を描きだすことが人間行動の解明に最も重要であることが多い。  最後の課題として人間社会を批判的な目で見直すことである。自らの価値観や理想と照らし合わせて、距離を置いた観察をする所に社会科学が存在しうる。  このような3つの課題を扱うのが社会科学だが、ウェイトのおき方は人それぞれだ。個人の性格や志向によって自然に異なるウェイトが置かれてくるからだ。 では、ここでマックス・ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義社会の精神を参考に論じていく。 19世紀の急速な近代化を受けて、社会学が政治学や経済学と並ぶ社会科学の一員として成立したが、その時代に社会学をリードしたのがマックス・ウェーバーだ。近代化の中で、資本主義が加速し、都市化や宗教的価値観の衰退により伝統社会が崩壊していった時代に、それに対する危機感や知的関心の中で、近代社会の分析を行い、近代社会学を創っていった人物たちである。  17世紀以降、徐々に勃興してきた近代資本主義の原型を形成する精神的、内的なものは古代以来オリエント世界や地中海世界、中世ヨーロッパのドイツ自由都市やベネチア、フィレンツェなどの商業都市の商人の精神から派生したものではなかった。実際に近代的な資本主義が発生した地域はそれらの地域とは一致しない。近代的な資本主義が勃興した地域、イギリスやドイツ、アメリカ合衆国といった地域や住民を調べてみると意外な結果が見えてくる。古代、中世的な商人精神とはむしろ一見無関係な禁欲的なプロテスタンティズムの精神から資本主義の精神は発生したのだ。倹約に努め、「天職観念」を持つ禁欲的で敬虔なプロテスタントが資本の蓄積に勤め、近代的な資本家となった。そのような資本家が近代資本主義の原型を形成していったのだ。  ウェーバーがこの歴史の逆説を解き明かしていく中で、重要な鍵としたのが、「資本主義の精神」、「エートス」であった。  古代以来様々な地域で商人による「資本主義」が起こった。これは利潤を獲得し、貨幣を得ることが目的という商人を中心に、中国やオリエントなど様々な地域で巻き起こったものだ。だが、ウェーバーが研究対象とし近代社会を規定することとなっていった近代資本主義はこのような地域では勃興はしなかった。ウェーバーは近代資本主義を成立させていった装置として、近代資本主義が成立していった地域に共通なもの、プロテスタンティズムを見出した。 中世カトリック修道院に見られ、それらの限定的な場でしか見られなかった「世俗外的禁欲」が、プロテスタンティズムによって世俗生活にも波及した。ここでの「エートス」は倫理観といった単純な訳ではな
  • 歴史 社会 宗教 経済 経営 倫理 社会学 科学 近代 資本主義
  • 550 販売中 2008/01/02
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  • 聖徳 通信 社会学 第2課題 学部共通科目 一般教養
  • 【評価】A 合格レポート+アドバイス 先生からの講評を元にアドバイスを作成し、文末に記載。 参考文献、引用文献も文末に記載してあります。 (書名、著者・編者名、出版社名、発行年月日、全て詳しく記載してあります) 課題名: 現代の子どもに関わる問題(例、いじめ、不登校、暴力、薬物中毒など)について、以下のいずれかあるいは複数の著者の著作を読み、要約、ならびに意見を述べよ、 著者(※):宮台真司、土井隆義、森田洋司、上野千鶴子、鮎川潤 ※なお、資料筆者は著者全員の著作を読んでレポートを作成しています
  • 聖徳 通信社会学 学部共通科目 一般教養
  • 550 販売中 2018/03/16
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  • 【学習指導案付き】社会科教育における地理学習の意義とその実現にむけて
  • 社会科教育の目標は、「公民的資質」の育成だといえよう。小学校学習指導要領における社会科の目標を見ると、  社会生活についての理解を図り,我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を育て,国際社会に生きる平和で民主的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養う。 とされており、公民的資質の基礎を養うことが目標であると記されている。同様に中学校学習指導要領における社会科の目標を見ても、  広い視野に立って,社会に対する関心を高め,諸資料に基づいて多面的・多角的に考察し,我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を深め,公民としての基礎的教養を培い,国際社会に生きる平和で民主的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養う と記載されている。「国際社会に生きる平和で民主的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養う」という部分が小学校と共通して用いられ、小中と一貫して、公民的資質の「基礎」を養うことが目的とされていることがわかる。また高校公民科の目標においては、  広い視野に立って,現代の社会について主体的に考察させ,理解を深めさせるとともに,人間としての在り方生き方についての自覚を育て,平和で民主的な国家・社会の有為な形成者として必要な公民としての資質を養う と記されている。小中で培った公民的資質の「基礎」を土台に、本格的に公民的資質を育成する方針が見て取れる。このように社会科教育においては、小中高一貫して公民的資質の育成が目標とされている。では、ここで述べられている公民的資質とはいかなる資質であろうか。「小学校学習指導要領解説 社会編」によると、  「公民的資質」とは,国際社会に生きる平和で民主的な国家・社会の形成者,すなわち市民・国民として行動する上で必要とされる資質を意味している。したがって,公民的資質は,平和で民主的な国家・社会の形成者としての自覚をもち,自他の人格を互いに尊重し合うこと,社会的義務や責任を果たそうとすること,社会生活の様々な場面で多面的に考えたり,公正に判断したりすることなどの態度や能力であると考えられる と記されている。注目すべきは、公民的資質とは、「国際社会に生きる平和で民主的な国家・社会の形成者」に必要な資質であると明記されている点である。国家・社会の形成者は単なる構成員とは異なる。形成者は、自らの意思で社会をよい方向へ導く主体性を持たなければならない。社会に適応してゆくだけでは足りないのである。つまり、現代社会を探求しようとする意欲や態度に裏打ちされた幅広い社会的・政治的教養を持つこと。そして、それらの知識を活用し、平和で民主的な社会生活の形成者として、主体的に参加・協力する資質が学習成果として求められているのである。  本稿は、このような公民的資質の育成を目標とする社会科教育において、地理教育がその育成の過程にいかなる意義をもたらすのかを検証しようとするものである。続いて、そのような実りある地理教育の実現には、どのような教育方法を行う必要があるのかを考察し、学習指導案と共に提示する。
  • 社会科教育 教職 教員免許 地理 地理学 地理学習 中学校 中学校社会化 学習指導案 社会 歴史 日本 情報 経済 小学校 学習 学校 指導案 地域
  • 550 販売中 2017/06/05
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  • 教科教育法公民および教科教育法社会1の第2設題
  • このリポートは、佛教大学通信課程の教科教育法公民および社会1の第2設題のセットです。いわゆる指導案(およびその概要)を述べたものになります。佛教大学に限らず、指導案概要の作成において参考にしていただければ幸いです。 各科目別々を希望される方は、単品をご購入下さい。 判定はどちらもBでした。 なお、本リポートを丸々コピペすることは禁じられており、また近年はそういうことを発見するソフトも開発されておりますので、あくまで参考にしていただければ幸いかと存じます。
  • 歴史 日本 中国 政治 経済 社会 倫理 武士 学校 選挙
  • 880 販売中 2017/07/19
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