連関資料 :: <対話>のない社会

資料:4,206件

  • 社会福祉基礎構造改革について
  • 戦後直後に、生活困窮者の保護・救済を主なねらいとして整備された日本の社会福祉法制は、その後の状況の変化に応じて改正されてきた。しかし、近年、国民の需要の普遍化と多様化の中で根本的な見直しが図られた。 社会福祉基礎構造改革では、個人が選択できる福祉に転換すること、すなわち、自己決定の尊重が主な柱になっている。行政の判断により、福祉サービスを提供する措置制度から、利用者自らサービスを選択し利用する制度へ移行する事により、利用者と事業者は形式的には法律上対等の関係になる。しかし、利用者が身体的・精神的にハンディキャップを負っている等の事情がある事から、利用者と事業者との関係を実質的にも対等なものにしていくためには、利用者のサービス利用を支援する制度の整備・充実が必要不可欠である。社会福祉法人のほか、企業など多様な供給主体の参入を認める一方、自己決定能力の低下した人のための権利擁護事業の創設、苦情処理のための第三者機関の設置、サービスの質や内容を評価するための第三者機関の設置や、サービス提供機関の情報開示の義務化などにより、利用者を保護し、サービスの質を高める条件を整備するというものである。地域福祉権利擁護事業は、昨年10月より実施されているが、利用者や実施主体である社会福祉協議会などの問題も多いと思われる。成年後見人制度との明確な区別と効果的な関連づけがなされていない事、居所の変更を伴う施設サービスの利用を法的根拠のない福祉職員が、代理的に行う可能性の問題点がある。 また、老人福祉サービスの大きな政策課題となっている公的介護保険は、個人の自立を支援する利用者本位の仕組みを重視し、個人が良質なサービスを適切な費用で選択できるようにしていかなければならない。
  • レポート 福祉学 社会福祉 社会福祉基礎構造改革 自己決定 老人福祉サービス 苦情処理
  • 550 販売中 2005/07/26
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  • 社会福祉の対象、主体及び目的について
  • (1)社会福祉の対象 普通、社会福祉の「対象」という表現からすぐに思い浮かぶのは、生活困窮者、虚弱高齢者、障害者、単親世帯、住宅困窮者、各種の福祉施設の利用者や入所者など、何らかの援助を受けながら生活している人々のことであろう。こうした人々が、社会福祉の「対象」であると言うことは、必ずしも間違いではないし、多くの社会福祉の援助がこれらの人々に対して行われているのも事実である。しかし、この様な人々に行われる援助だけが、社会福祉であるかと言うと、極めて限られた説明にしかなっていない。 例えば、「寝たきり老人」であっても、老齢年金を受給し、医療保険によって病院で治療を受けている場合、狭い意味での福祉の「対象者」であるとはいえないし、逆に我々が、仕事などの都合で保育所を利用する場合、福祉サービスの「対象者」となる。 言い換えれば、今日の社会福祉援助の「対象」とは、福祉的援助の対象になりやすい人々だけを指すのではなく、一般市民の日常生活を支える重要な仕組みの1部となっているのであり、これに応じて社会福祉援助の「対象」の意味も変化することになる。 従って対象理解・対象把握の方法が、必要となる。社会福祉の対象を「一定の状態」として把握するという方法である。
  • レポート 福祉学 生活困窮者 単親世帯 住宅困窮者 障害者 虚弱高齢者
  • 5,500 販売中 2005/07/26
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  • 社会福祉援助技術論
  • 社会福祉の元を辿れば、人々が互いに助け合う相互扶助であり、この相互扶助が長い月日を経て国という枠組みの体系化されたものである。 現在の社会福祉の基盤となるのは、戦後にできた日本国憲法第25条である。これは「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する(生存権)」という考え方が根本である。そして、公的な責任をもって組織的、体系的に行なう社会的仕組みとして社会福祉制度が設けられたのである。社会福祉援助活動は、社会福祉に関する法令に基づき実践されてきた。 社会福祉援助活動(ソーシャルワーク)とは、「利用者固有の生活状況を基点として、より豊かな社会生活の回復と実現を目指し、制度として社会福祉諸サービスの提供を通じ、利用者の問題解決を可能にする支援活動の展開と、他方では、社会の発展に対応した社会福祉の維持とその諸条件の改善、向上を目標とした専門職者による社会システムの展開過程であると」定義づけることができる。 その特徴を述べるならは、①利用者(クライエント)独自の視点への専門的な関わり。②生活を視点に統合的生態的に捉える、③非福祉的な状況を解決するだけでなく、創造的な福祉を目指す、④諸サービスを駆使し具体的な問題の処理と解決、⑤自助力を主眼とする、⑥ミクロからマクロに至る制度・政策の向上への組織的関与、⑦実践活動としての過程をシステム的に展開する、⑧科学的展開過程とすることができる。  戦後のわが国においては、高度成長によって人々の生活様式や物事の考え方、価値観が変化をし、貨幣的ニーズからより高次元な文化的・非貨幣的ニーズへと移行してきた。これからの社会福祉は特定の人たちだけでなく、全国民を対象とした高齢者でも自立し安定した生活が送れるよう、新しい社会福祉援助システムを構築し、強化することが望まれている。つまり、個人の人間としての基本的ニーズを充足してこそ社会福祉活動の意義があるのだ。福祉におけるニーズとは「人々が社会生活を営むために欠かすことのできない様々な要求」であるといえる。
  • レポート 福祉学 社会福祉援助活動の意義 ニーズ 社会福祉供給システム 援助形態 援助者の態度
  • 550 販売中 2005/07/31
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  • 家庭と地域社会における保育のあり方について
  • (1)家庭と地域社会の背景について  「少子高齢化」といわれてきている今日、世界に類をみない程の速さで高齢化が進み、高齢化対策の動きが顕著に進展した。まだ充分とはいい難いが、それでも子どもへの対応よりはるかに急ピッチで行政施策がなされてきている。  少子化と高齢化の動きは、裏腹の関係にある筈といえるが、高齢化対策が優先されてきた感はまぬがれない。いわば子どもをめぐる諸課題への対応は、手薄といった状況で今日に至っているといわざるを得ない。  最近「福祉」に対するイメージも広がりをみせ、その方向付けとして、共通的要素が家庭、地域的関係に焦点化されてきている。生活の場としての家庭、その延長線上に地域ぐるみでの取組みの姿勢が問われている。当然のことといえばそれまでであるが、その重要性を再認識することによってそれぞれの社会生活の安定がはかられる。われわれの生活の営みは、経済的機能が優先されていようが、同時に人間関係に支えられているという実感がなければ、安定した生活は不可能に近い。そして家族関係にしても、地域社会関係にしても、関係の中での役割をもっていることが望ましい。その認識こそ、今現在に求められているのである。
  • レポート 福祉学 家庭 地域社会 保育
  • 5,500 販売中 2005/11/10
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  • 精神療法及び環境・社会療法について
  • (1)精神障害と社会環境の関わりについて  「精神障害」という言葉は、一般に「心の病」とも表現されるが、非常に幅広い概念である。この概念は、人の精神機能が異常な状態にあることを指しているが、その異常な状態とは、平均から著しくかたよっており、多くの場合には行動や言動の異常をともなう。このような異常な精神状態は、精神病の人や性格に極端なかたよりのある人にもっとも著明に表れる。  しかし、健康な精神の人であっても、突然危機的な状況に直面したり、社会的にあるいは個人的に大きな不安があって、感情的に強く揺り動かされると、一時的に「心の病」に落ちいることがある。つまり、さまざまなストレスによる心身症や、神経症などである。このように「心の病」は、私達が生きていくかぎりいつでも遭遇する可能性のある状態であり、社会全体の理解と援助が必要であるといえる。 ?家庭環境について  高齢化社会や女性の社会進出が急速に進む一方で、核家族化・小家族化の現象が顕著になってきている。このように家族構成員が極端に減少するということは、家庭内におけるストレスの各構成員にあたえるダメージがより大きく、直接的になることを意味している。そしてこの影響は、家庭内でより若い年の人や、「心の病」におちいっている人などに現れやすい。  近年、「家族の危機」や「家庭の崩壊」などの言葉をマスコミで目にすることが増え、家庭や家族をめぐる問題がひときわ注目を集めている。特に、不登校や非行、暴力など子どもの社会的問題が目立ってくるにつれて、「家庭の養育機能」「家族の責任」を問う議論が活発になっている。あらためて、「家族とは何か」が問われている時代といえる。 ?学校環境について  子どもの発達過程のなかで、いじめや登校拒否などという、心の調和をくずし、さまざまな「心の病」を現すようになった場合に、その子どもに対して、学校という場所についての社会援助を行う必要にせまっている。
  • レポート 福祉学 精神療法 環境療法 社会療法
  • 5,500 販売中 2005/11/11
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  • 社会科 2単位目
  • 明星大学通信教育学部の2017年度に提出し、合格の評価をいただいたレポートです。 「どうやって書けばいいのだろうか・・・」など悩んでいる方はどうぞ参考にしてみてください! 悩むのわかります。まず、何から書けばいいかわからないですもんね。。。。最初に1字がわからない・・・・ でも自分も経験をして、レポートを書いては直しをしてきました。 何度も練って考えたレポートです! 明星大学通信教育指定レポート用紙対応のため2000字前後で書いてあります。 資料はwordとなっています。(編集にもつかえます) ★課題★ 1.中学年の社会科の内容を整理し、前後の学年との関連を考察しなさい。 2.社会科の歴史を、学習指導要領の変遷を中心にまとめなさい。 ★講評★ よくまとめてある、レポートで、よく書けています。   ぜひ、参考にしてください。 他にも、合格済みのレポートを随時アップロードしていきます。 こちらをご覧ください。 タグ検索用キーワード  レポート、明星大学通信、明星大学、教育学部、合格レポート
  • 歴史 社会 小学校 子ども 教師 学校 発達 地域 道徳 学習指導要領
  • 550 販売中 2017/12/19
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  • 社会科 1単位目
  • 明星大学通信教育学部の2017年度に提出し、合格の評価をいただいたレポートです。 「どうやって書けばいいのだろうか・・・」など悩んでいる方はどうぞ参考にしてみてください! 悩むのわかります。まず、何から書けばいいかわからないですもんね。。。。最初に1字がわからない・・・・ でも自分も経験をして、レポートを書いては直しをしてきました。 何度も練って考えたレポートです! 明星大学通信教育指定レポート用紙対応のため2000字前後で書いてあります。 資料はwordとなっています。(編集にもつかえます) ★課題★ 1.現代社会における社会科の必要性と任務について整理しなさい。 2.次の語について、それぞれ調べなさい。 1)社会化、2)公民的資質、3)社会認識 ★講評★ よくまとめてある、レポートで、よく書けています。   ぜひ、参考にしてください。 他にも、合格済みのレポートを随時アップロードしていきます。 こちらをご覧ください。 タグ検索用キーワード  レポート、明星大学通信、明星大学、教育学部、合格レポート
  • 環境 歴史 社会 日本 小学校 情報 学校 道徳 学習指導要領 社会科
  • 550 販売中 2017/12/19
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  • 憲法 論証 部分社会の法理
  • 憲法 論証 部分社会の法理 1 いわゆる部分社会の法理とは、一般市民社会の中にあってこれとは別個に自律的な法規範を有する特殊な部分社会の存在を認め、そこでの法律上の係争は自主的・自律的解決に委ねるのが適当であるから裁判所の司法審査の対象とならないとするものである。 2 まず、同法理の肯否につき論じる。   そもそも、法の支配の要請から、全て司法権は裁判所に属するとされる(76条1項)。ここで、司法権とは具体的争訟事件について法を適用し宣言することによりこれを解決する国家作用をいうから、法律上の係争である限り司法審査の対象となるのが原則である。   しかし、自治的な団体の純粋な内部的事項についてはそれぞれの団体の自治を尊重して司法審査を差し控えることが、結社の自由(21条1項)や大学の自治(23条参照)等を保障し、団体の自律性を尊重しようとした憲法の趣旨に合致する。従って、団体の内部的事項については、法律上の係争であっても例外的に司法審査の対象とならない場合があると解すべきであり、この限りで部分社会の法理を肯定すべきである。   そして、同法理を適用すべきか否かは、①当該団体の自律性を支
  • 憲法 論証 部分社会
  • 550 販売中 2008/09/19
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  • 「格差」をめぐる中国インターネット社会
  • 中国の成長が凄まじい。そう言われて早十数年が経つ。90年代以降、経済成長率は年10%前後で推移し、北京や上海などの都市は大きく経済発展を遂げた。政治においては社会主義を維持しながら、経済において市場経済を推進する。鄧小平の掲げた社会主義市場経済は、経済発展という大きな果実を実らせ、中国をGDP世界第二位の地位まで押し上げた。  このような経済成長に歩調を合わせるかのように、中国国内におけるインターネットの普及も急速に進んでいる。2000年には約2200万人であったインターネットの利用者数は、2012年には5億6000万人を突破した1。近年、その増加率には一定の落ち着きはあるものの、年数千万人規模で利用者は増加し続けている。  世界が情報化社会といわれて久しい昨今。中国社会も例に漏れず、情報化社会への階段を登っている。しかしながら、急激な経済成長と情報化の裏側で、インターネット社会に蔓延する問題が大きく取り沙汰されるようになった。それは、政府による検閲の問題であったり、インターネット世論の持つ影響力の大きさであったり、都市と農村の情報格差であったり、人肉捜索をはじめとした倫理の問題などであった。 このような諸問題の背景には一体何が潜んでいるのだろうか。その全貌を明らかにすることは叶わないが、一つの手掛かりとして「格差」というキーワードを挙げることができるように思う。というのも、現代の中国社会を語る上で、「格差」という問題は無視することができないからである。そこで本稿では、注目すべきいくつかの「格差」を取り上げ、それら「格差」と中国インターネット社会が抱える問題との関連を考えてみたい。  本稿の構成は以下の通りである。まず、「中国国内と海外との情報格差」を中国政府による検閲問題から考える。続いて、「都市と農村の情報格差」を経済格差との関係を考えてみたい。最後に、「インターネット利用者の年齢層の格差」からインターネットにおける倫理や世論形成の問題について考える。以上を通じて、情報化社会中国が抱える問題に少しでも光を当てることができればと思っている。
  • 中国 日本 情報 インターネット 経済 社会 倫理 メディア 都市 政治
  • 550 販売中 2017/05/29
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  • 縄文時代の社会構造を考える
  • 1.はじめに 本稿ではまず縄文時代の東西日本の格差をとりあげたうえで、谷口氏の環状集落から見た生態史観の研究をみていき、最後にまとめにかえて遺跡分布と人口密度を研究する意義について個人的考えを述べていくことにする。 2.縄文時代の東西格差  縄文文化を通観すると、土器型式のあり方や配石遺構、大規模なモニュメントなどにおいて、東西日本の格差が大きいと認識される場合が多い。  
  • レポート 史学 環状集落 縄文時代 考古学 人口 遺跡分布
  • 550 販売中 2006/02/10
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