連関資料 :: 心理学

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  • 臨床心理2 評価A
  • 心理療法について述べよ。  心理療法は、利用者の症状のみに注目するのではなく、つねに彼の人間全体との関連性を考慮にいれ、利用者が自分の力で問題解決へと努力してゆくことを援助することである。端的に言えば治療者が「治す」のではなく、利用者が「治る」のである。すなわち、治療の根本を利用者の自己治癒力に頼っていると言ってもよい。これには、人は本来、心の内部に自己を治癒する力をもっているとする人間信頼が前提にあるが、その力を働き出すためには、利用者が意識の画一的な統制力を弱め自己の内面的なものに向かうのが必要である。  では、どのような心理療法の技法があるのだろうか。以下に述べていく。 1.支持法  利用者が遭遇している困難や不安、恐怖などを受容しながら、不適応の状態にある彼に力をかすことで、安定をはかろうとする技法の総称をいう。  治療のねらいとしては、現存の防衛力(適応力)の強化、新しくて、よりよい適応機制をつくる、適応的平衡の回復などである。  治療法としては、ガイダンス、説得、助言、保証、元気づけ、催眠暗示、環境調整。薬物療法、筋肉弛緩などがある。 2.表現法  受容的な雰囲気のなかで
  • 子ども 心理 発達 問題 治療 分析 人間 学習 自己 自由
  • 550 販売中 2009/03/18
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  • 教育心理・第1設題
  • 象徴機能の発生について説明せよ(説明にはこどもの行動についての具体的研究例も提示する)。また、教育と関連で大切な点を説明しなさい。   象徴機能とは、今、知覚しているもので、そこに無い物を呼び起こす働きをする機能である。 つまり、「意味するもの」と「意味されるもの」とを区別して使うことが可能になるということ、言い換えれば、今、そこに知覚している物を手掛かりにして、無い物を思い浮かべ、それに反応することが可能になるということでもある。 またそれは、意味付けをした模倣、例を挙げるならば「ことば」等で表現するということでもあり、前提として、模倣・再現する力の育ち、所謂「表象能力」も必要であることは言うまでもない。 言語は「能記=表現」と「所記=意味」で説明される。例えば、「シャープペンシル」という発声音を聞いたり「いちご」という文字を見たりすると、目の前に「シャープペンシル」や「いちご」が無くても頭の中にそれらを思い浮かべることが出来る。つまり、「表象」である。「シャープペンシル」という発声音と「いちご」という文字が能記で、押すと芯が出てきて書き物が出来る、丸くて赤くてかじると甘酸っぱいフル
  • 日本 英語 子ども コミュニケーション 発達 言語 幼児 人間 言葉 代理
  • 550 販売中 2009/02/03
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  • 教育心理・第2設題
  • 適応・不適応の心理的機制、またそれから引き起こされる特徴的行動について説明せよ。  「適応」  人は様々な環境に対して反応して生活を営んでいる。その環境は、日々刻々と変化しているので、人が生きていくためには、その環境と状況に応じた行動をとらなくてはならない。更に、単なる生命の保全だけでなく、欲求を満たして行動が出来るように、行動の調整をしていく。このように、主体としての個人が、欲求を満足させようとして、環境の諸条件を調和するためにとる行動や態度の調整を「適応」と呼ぶ。この「適応」の様態に関して、その元にある人の行動を引き起こす特徴的行動に「動機づけ」と欲求の種類、その対立に起因する不適応状態の「葛藤」や阻害されて生じる「欲求不満」、そして、これらの対処の仕方としての「適応機制」と「防衛機制」がある。 まず、動機づけとは、「動機」によって人間や動物が「目標」に向かって、ある種の行動に駆り立てられる心理的な作用である。「動機づけ」には「動機」が活動している状態であるが、一般的に「動機づけ」ということばの中に「動機」も含まれているものとして扱われる。「動機づけ」を引き起こす様々な「動機」には
  • 環境 心理 発達 行動 幼児 動機 問題 大学 人間 犯罪
  • 全体公開 2009/02/03
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  • 教育心理1__Z1103
  • 『児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するかをまとめよ。』  教育心理学とは、教育課程を心理学的に研究し、教育活動を有効に営むために必要な心理学的知識と技術を与える学問であり、幼児・児童・青年を教育の立場から理解し、より望ましい状態に変革することをめざす。教育課程・現場での諸問題を心理学的な見地から解釈し、それらの知識・技術を研究・応用し実践するのである。以下においては、児童期・青年期の成長のあり方を述べていく。  児童期は主に小学生時期を指し、親からの分離の動きが見られる幼児期と心理的な自立を果たそうと揺れ動く青年との間にあって、身体発達も比較的穏やかで情緒的にも安定した時期である。この時期において一番大きな出来事はやはり小学校入学であり、新たに始まる学校生活経験が発達の様々な側面に影響を与える。就学とともに本格的な読み書き教育が始まり、時間割や教科書、教師による一斉授業での説明や話し言葉を理解していかなければならない。そして自分の考えをまとめて発表したり記述する表現力を身に付けるなど、伝達され交流する多種多様な
  • A判定 佛教大学 佛大 通信 教育心理学 Z1103
  • 550 販売中 2008/12/30
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  • 心理第1設題 清書
  • 「人格形成に及ぼす環境的要因とその役割について述べよ。」 〈人格(パーソナリティー)とは〉  人がある特定の状況に置かれたとき、誰もが同じような行動をとるとは限らない。ところが、その中の1人とは以前から親しい付き合いがあり、相手のことをよく知っていたとしたらどうであろうか。私たちはおそらく、その人の行動をある程度予測できたかもしれない。このように、我々が他人の行動を予測できるのは、相手がその人なりの独自の行動傾向を持っているからである。すなわち人格とは、その個人の思考や行動を特徴づけている一貫性と持続性をもった心身の統一的な体制のことである。しかもその体制は、個人の成長とともに絶えず変化・発展を繰り返していく。しかし、人格は歳を取っているから成熟しているとは言えず、全体的な人格を構成する個人の経験の質が重要である。オルポートは、成熟したパーソナリティーの基準として、①自己意識の拡大、②他者との暖かい関係、③情緒的安定、④現実的知覚、技能および課題、⑤自己客観視:洞察とユーモア、⑥人生を統一する哲学の6つをあげている。 〈人格の形成について〉  人格の形成に影響を及ぼす要因を大まかに分類すると、遺伝的要因と環境的要因に大別できる。人格の形成に関して、古くから、「遺伝か環境か」について多くの議論がなされてきた。しかし、今日では、人格は遺伝的な素質と環境との相互作用によって形成されると言う考え方が支配的である。ここでは、環境的要因を、①家庭的要因、②学校集団的要因、③社会・文化的要因の3つに分けて詳しく述べたい。 〈家庭的要因について〉  家庭的要因はさらに、①きょうだい関係、②母子関係、③親の養育態度、④親の欠損の4つに細分できる。私は、その中できょうだい関係が最も重要であると考える。なぜなら、きょうだいの数や出生順位の違いで人格や親の養育態度も変わってくると考えるからである。 ①きょうだい関係 きょうだいはお互いを認め合うあたたかい情緒的な人間関係と、競争相手としての関係とを併せ持っている。一人っ子の場合は必然的に親子の接触時間が長くなり、至れり尽くせりの世話を受け、干渉を受けやすい。一人っ子には、協調性、自立性が乏しかったり、引っ込み思案で、集団への適応がまずかったり、社会的未成熟のために、社会適応力が弱かったりする傾向が強い場合がある。 また、子どもの出生順位により、親の養育態度や親と子の結びつき、家庭内での子どもの地位などが多少異なり、子どもの人格形成にも相違が生じる。また、きょうだいの性により、人格の形成は影響を受ける。 ②母子関係  母親と子の相互の働きかけから、母子一体の関係が成立し、子どもの人格発達に大きな影響を及ぼす。乳児の心の中に生まれる母親への愛着はアタッチメントと呼ばれる。それによって基本的信頼感が確立され、これが一般化されて他の人をも信頼するようになる。しかし、人間としての最初の母親との信頼感の確立に失敗すると、母親に対する強い不信をいだき、大きくなっても良い母子関係が確立されない。また、これが一般化され他人に対する不信感へと発展し、ひいては成人になってから、たとえ、表面的には愛想がよさそうに見えても、他人を心から信じないなどの愛着障害や人格のゆがみを生むことにつながる。すなわち、初期の母子関係は子どもの直接的行動だけでなく、その後の人格の発達に重要な影響を及ぼすものと言うことができる。なお、母子関係における母は、子どもにとっての養育者すべてを指す。 ③親の養育態度  親の養育的態度が子どもの人格形成に大きな影響を与える。
  • 1,100 販売中 2010/09/16
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