資料:158件
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【0957】社会科・地理歴史科教育法Ⅰ「「中学校学習指導要領」に示されている社会科地理的分野と歴史的分野について」
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①.中学校社会科の地理的分野と歴史的分野の基本的目標について
「中学校学習指導要領」において地理的分野の基本的目標は、「日本や世界の地理的事象に対する関心を高め、広い視野に立って我が国の国土の地域的特色を考察し理解させ、地理的な見方や考え方の基礎を培い我が国の国土に対する認識を養う」ことであると定められている。
旧来の指導要領では世界地理を日本地理の理解のための背景として扱うとしていたが、現行では「地理的事象に対する関心を高め」を受けて、生徒が地理的事象の授業過程で関心を抱いて事象を見出し、それを課題として設定し展開する学習を重視する表現をとっている。
次に「広い視野に立って我が国の国土の地域的特色を考察し理解させ」という表現により、考察と理解を学習上の留意点とし、「考察する」という過程を経て「理解させる」ことを意図している。
さらに「地理的な見方や考え方の基礎を培う」という表現がある。地理的事象に対する見方考え方の要点は、地域における地誌的な認識だけでなく、地理的特色、他地域との関連性、他地域との共通性と特殊性、その他地域における住民の生活形態・活動、地域と地理的事象との時間
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0957
社会科地理歴史科教育法
授業例
基本的目標
多面的
多角的
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「神仏習合」はいつから起こったか[東京学芸大学・教育学部・日本歴史学・評価A]
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日本宗教(史)を語るとき、必ず出てくるテーマの一つに「神仏習合」がある。仏教が6世紀半ばに公式に伝来したのち、8世紀の奈良時代から神仏習合の状態が徐々に形成され、10世紀頃の平安後期になって本地垂迹説(神は仏が仮の姿をとってこの世に現れたものであると考える)として完成されたと一般には説明される。
しかしながら、「習合」という状態は、『広辞苑(第五版)』によれば「相異なる教理などを折衷・調和すること」である。仏教以前の原始神道と、その後の仏教の受容の過程を考えるとき、果たして「習合が徐々に形成された」という見方が適切かどうか、私は疑問に思う。
仏教以前の日本においては、いわゆる「原始神道」の信仰が民俗的な意味で普及していた。「民俗的な意味で」と述べたが、これは古代の日本人にとって「神道という宗教」としてとらえられてはいなかったからである。鎌田東二『神と仏の精神史』によれば、「神道」という語は『日本書紀』に登場するよりも前に中国の『易経』のなかにあり、ゆえにわが国に独自のものでも固有のものでもないという。
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