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西洋経済史ブックレポート
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資本主義以前の諸社会において、経済生活の土台は「共同体」Gemeindeである。また、資本主義社会の基礎範疇が「商品」であるのに対して、共同体的に編制された社会のそれは「土地」Grundeigentumである。(人間は生産活動の前提として「大地」Erdeの諸断片を占取するのであるが、その占取された限りにおける「大地」がここでいう「土地」Grundeigentumである。)このばあいにおいても、部分的には何らかの形での商品生産をともなうが、「共同体」という主要な関係に対して、派生的・従属的役割をもつに過ぎない。
自然的諸個人は「大地」を占取し生産活動をするに先立って、前もって一定の原始的な共同態に組織されており、この「共同組織」を根底にもつ社会関係が「共同体」である。
諸個人は「原始的な共同組織」の一員としてかつ生産活動の前提として土地を占取する(「共同態」的占取ないし共同占取)のであるが、何らかの形ですでに労働が加えられ、生産活動の結果としてえられた生活諸手段のばあいには、共同労働によるものを別とすれば、それらは生産した当の個人によって、私的に占取される(私的占取)のをつねとした。(この生産力段階においては、私的かつ個別的に占取された生活諸手段も、「大地」をはなれては「富」として独立の意義をもちえないため、「私的所有」の意味には解されない。)
さらに、生産された(私的占取の対象となる)生活諸手段のうち、とくに労働要具の種類と数量の増大は、相関的に「分業」の形成および拡大をよびおこす。もっとも男女両性への労働の配分(性別分業)は原始的共同態の段階においても確然規定されてえるものである。
「共同体」に内在する「固有の二元性」
・土地の共同占取と労働要具の私的占取
・「共同態」という原始的集団性と生産諸力を担う私的個人相互の関係
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国際経済論 レポート 2007'07'03
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国際経済論
「世界を取り巻くグローバル化」
1.はじめに
本書では加速化するグローバル化の流れとその弊害、グローバル化に対する反発と、新たな環境への問題に対して論じ、それに対する個人の意見を述べるものとする。
グローバル化の流れ
グローバル化とはひと昔前まで「国際化」「国際経済」などと言われていたもので、「グローバル化」「グローバル経済」と言われるようになったのは冷戦構造が崩壊した1990年代に入ってからである。1989年のベルリンの壁崩壊で、西側・東側という境がなくなり、世界経済が大きな広がりを示したというのが時代的な要因である。それでは「グローバル化」はどのように進んでいったのであろうか。
第一に自由主義市場経済の支配である。80年代末に共産圏が崩壊し、90年代に第三世界の対外債務が激増して、西側先進国に対抗できる政治勢力は消滅した。こうしてG7(先進7カ国)サミットやIMF(国際通貨基金)/世界銀行、WTO(世界貿易機関)などが推進する自由市場経済が、世界で唯一の経済原理となった。
第二にグローバル・スタンダードの出現である。徹底した自由市場主義のもと、世界がコンピュータと情報回線でつながれ、単一市場と化した今、ある分野で事実上の標準(デファクト・スタンダード)を握った企業が世界市場を支配するようになった。かくして世界中どこでもコンピュータのOSはWindows、といったグローバル・スタンダード(世界標準)化が進んだ。
第三に世界の均質化である。グローバル・スタンダード化は、消費サービスを通じて世界各国の生活や文化に浸透していった。世界中どこの都市でもインターネット、マクドナルド、セブンイレブン、ハリウッド映画、CNN、MTVなどの共通なサービスを享受できるようになり、若者をひきつけていった。こうして世界の文化や生活が次第に均質化してきたのである。
グローバル化は自由主義市場経済の支配、グローバル・スタンダードの出現、世界の均質化によって大きくその影響力を増し、現在までに進んできたのである。
3・グローバル化の弊害
このような市場原理によるグローバル化は、さまざまな歪みをもたらすようになった。コンピュータ・ネットワークで世界の金融・株式市場が一つに結ばれたため、ある市場での暴落が瞬時に世界に拡大し、一瞬にして巨額の損失が発生するようになった。また、農作物の種子や生物の遺伝子配列、新たな治療薬など、生命にかかわる人類の共通遺産にまで特許権や知的所有権が適用され、一部の企業によって独占されている。メディアやコンピュータ、インターネットにアクセスできる者とそうでない者との間に巨大な政治力・経済力の格差も生じてきた。衣食住から娯楽に至るまで、生活と文化が世界規模で均質化し、地域固有の産業や文化、価値観が崩壊しつつある。極論すれば、これまでは経済取引の対象とされなかったものも含めて、あらゆるものが経済的価値の尺度で図られ、価値の低いものや効率の悪いものは消し去られるということだ。
こうしたグローバル化の被害を最も大きく受けるのは発展途上国や体制移行国(旧共産圏諸国)だ。彼らはIMF/世界銀行から融資を受けるかわりに、自由市場経済の導入を義務付けられ、グローバル化のただなかに投げ込まれる。しかもこれら後発国は、産業基盤も人的資源も市場経済のノウハウも乏しいまま、WTOが推進する自由貿易体制の土俵で、先進国と競争しなければならない。
グローバル化が推進されるとき、地域社会が衰退する。途上国の若者たちはグローバル化の波に乗って成功しようと、農
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