資料:8,665件
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平成29・30年度 日大通信 経済開発論 分冊2 合格レポート
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平成29・30年度報告課題のレポートになります。
参考文献:日本大学通信教育部指定テキスト 0740 経済開発論 加藤義善・辻忠博・陸 亦群 著 2013年4月 初版6刷、経済開発のエッセンス 辻忠博 著 2015年3月 初版
農林水産省平成27年度途上国農業政策上状況調査
経済産業省通商白書2008年版第3章第5節
世界銀行 世界の貧困に関するデータ
WFPハンガーマップ
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開発援助論レポート 発展途上国における食糧問題の全体像に関して
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貧困について考えたとき、それを生み出す最も大きなもの、それは食料にあると思った。人間が生きていくうえで、まず必要なものは食べ物だ。食べ物がないことには、人間は存在することすら出来ない。つまり、人間の生死を左右する食料こそ、貧困を考える上で重要なキーポイントになるのではないだろうか。こう私は考えた。そこで今回半期の開発援助の学習を振り返るにあたって、食糧問題の解決はどこから始められるべきかを考えて見ようと思う。
現在、世界全体では、年間18から20億トンの穀物が生産されており、1996年以降、穀物生産は安定的な生産が維持されている。この穀物総生産量を現在の人口60億人で割ると、一人当たりの穀物消費可能量は年間で約300 kgとなり、さらにイモ類、肉類、乳製品などの消費可能量を加えると世界にはほぼ十分な食料が供給されていることになる。しかし、先進国と途上国との穀物消費量を比較してみると先進国では、年間一人当たり572 kgであり、一方途上国では249 kgにすぎない。肉類では先進国は途上国の3.5倍、乳製品では5倍消費量している。このように、食料配分は先進国と途上国の間でかなりの偏りを見せているのである。
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