資料:159件
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【教育方法学】教育思想の歴史
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教育思想の歴史から、我が国の教育が近代化するときの教育理念とポストモダンにおける教育での理念とを比較してその違いを述べよ。
まず最初に教育思想の歴史の流れに合わせて、モダニズムとポストモダニズムの教育理念を概説することとしたい。
我が国の教育が近代化を見たのは、明治5年に国民教育制度が確立した時にさかのぼる。この時の教育理念は、国民に広く知識を教授することで、立身出世意欲を呼び覚まし、社会に資する人材を育てるというものであった。つまり、学習することと、社会的な達成との間に、合理的な結合が見られたのである。
そうした理念に基づき、学校においては、いかに効率的に知識を与えるかが至上命題となり、効率性重視の教育がなされた。具体的には、読み書き算数の初歩的な技能や実用的な知識の教授がなされた。そして、時が進むにつれ、その体制は一律、中央集権的なものとなり、学校制度は巨大な国家的教育機関となった。
しかし、社会状況が変化することで、学校に求められる役割も次第に変化していった。人々の価値観は多様化し、一元的な教育目標に向かって教育を行うといったことは、人々の教育理念の対立と混乱を誘発すること
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教育
教授法
550 販売中 2009/10/01
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生涯教育の歴史的変遷
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それまで極めて抽象的にその必要性が主張されてきた生涯教育であったが、ポール・ラングランが1965年に提唱した生涯教育論によって、具体化されたと言える。
彼は、諸変化の加速、人口増大、科学的知識及び技術体系の進歩、政治的挑戦、情報、余暇活動、生活モデルや諸人間関係の危機といった現代における諸潮流を挙げ、こうした要因から、生涯教育により、幼児期から高齢期までの教育の時系列的統合をなすことが必要であることを指摘した。
その上で、生涯教育の目的として、次の五つを挙げた。一つ目は、「あるがままの人間」を育成することである。人間は、多くの構成要素から成り立っているが、現代においてそれら全てを調和的に育成することは困難になりつつあることを踏まえ、そうしたところを生涯教育によってカバーしていくことを主張したのである。
二つ目は、「適応性」である。彼は、生涯教育の必要となった背景として種々の変化を挙げていたが、そうした変化に対応するには、生涯にわたる継続した教育が必要であるとしたのである。そして、その柔軟性を身に付けるには、知識を与えるのではなく、知識を獲得する技術を持たせることが必要であること
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教育
原理
体系
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道徳教育の歴史的変遷について
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道徳教育思想の起源は古く、西洋において紀元前5世紀に求めることができる。古代の道徳教育思想として「徳の教師」と自称するソフィストたちが、すぐれた市民になるための徳を授けようとした。プロタゴラスとソクラテスの論争は道徳教育の本質について考える手がかりを与えた。「徳は教えられるか」という問題から、ソクラテスは、徳は教えうるものではなく徳を教える教師もなく、徳を教える方法もないとした。反するプロタゴラスは世の中の人々の憤りや懲罰や叱責が存在するという事実に注目し、徳は教えられると主張した。
プロタゴラスが主張する道徳教育は三段階で行われ、第一は家庭での躾、第二は教師の元での学習を通じての教育、第三は社会の中での学びである。これに対しソクラテスは子供ではなく青年を対象とし、永遠不滅の徳の理論を求めることを目標に掲げた。
ソクラテスの弟子プラトンは、子供の道徳的成長を発達段階的にとらえ、子供が理性的になるまではプロタゴラス的立場を、理性的になればソクラテス的立場を、それぞれ採用するという考えを示した。プラトンは人間の精神を理性・気概・欲望の三つに分け、それぞれ知恵・勇気・節制の徳を対応させた。道徳教育論を理性の時期を基準として、子供の道徳性を発達段階にとらえソクラテス的方法とプロタゴラス的方法を調和させたのである。
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レポート
教育学
道徳
教育
日本
道徳教育
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算数科教育法の歴史
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算数科教育の歴史(黒表紙教科書、緑表紙教科書、水色表紙教科書、単元学習、現代化、ゆとり)について述べ、それらの教育内容を自分の視点で考察せよ(4枚程度)。上記を踏まえ、2002年度完全実施の学習指導要領(算数科)の特徴について述べ、その教育内容を自分の視点で考察せよ(4枚程度)。
⇒江戸時代の算数教育の特徴として、庶民は寺子屋等を通して、算盤などを用いた珠算など実学的な算数(算用)を学んでいた。明治時代初期になると、欧米の様々な教科書が翻訳・紹介され、多様な教科書を用いて、比較的自由な算数教育が展開されていた。ペスタロッチの直観主義を思想的背景として、算数は数と計算の内容が中心となり、計算で
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算数科教育法の歴史
レポート
A判定
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道徳教育の歴史的変遷について
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●古代欧米の道徳教育
西洋の道徳教育思想の起源は、紀元前5世紀に求めることができる。「徳の教師」と自称する「知識人(ソフィスト)」達が、青年たちにすぐれた市民になるための徳を授けようとした。プロタゴラスとソクラテスの「徳は教えられるか」についての論争(ソクラテスは:徳を教える方法は無い プロタゴラス:徳は教えられる)は道徳教育の本質について考える手がかりを与えた。
プロタゴラスの主張した道徳教育は三段階で行われ、第一は家庭での躾、第二は教師の元での学習を通じての教育、第三は社会の中で国家に強制される、というものであった。これに対して、ソクラテスは子供ではなく青年を対象とし、永遠不滅の徳の理論を求めることを目標に問答法を用いて道徳教育を進めようとした。
ソクラテスの弟子プラトンは、子供の道徳的成長を発達段階的にとらえ、子供が理性的になるまではプロタゴラス的立場を、理性的になればソクラテス的立場を取ることで、両者の方法を調和させた。プラトンは人間の精神を理性・気概・欲望の三つに分け、それぞれ知恵・勇気・節制の徳を対応させた。
プラトンに対しアリストテレスの教育学は、理想主義に対する現実主義の立場であった。外的強制により生成される「習慣」が善き人になるための下地であると定義した。
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教育学
プロタゴラス
ソクラテス
プラトン
ペスタロッチー
デューイ
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道徳教育の歴史的変遷
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紀元前5世紀頃、アテナイを中心に「徳の教師」を自称する「知識人」(ソフィスト)たちが青年たちに、すぐれた市民になるための徳を授けようとしていた。そのソフィストの代表者プロタゴラスとソクラテスが「徳は教えられるかについて論争をおこなった。
「徳は教えられるか」という問題には、「徳とは何であるのか」という問題と、「教えるとは何であるのか」という問題のとの、二つの問題がある。プラトンの記した『メノン』では、教えられる唯一のものは知識(エピステーメ)であるとしている、では「徳が知識であるならば教えられる」のである、したがって「徳は知である」と証明されるのである。
しかし、その証明できたときの知は、知識(エピステーメ)ではなく、知見(フロネシス)というものになっていたのである。徳が知見であると証明されれば、次に徳は教えられるかという証明なのだが、物事を教えるためには教師が必要である、しかるに徳(=知見)には教師はない。したがって徳は教えられないという結論になるのである。『メノン』の最後に「徳は神から賜る運命によって、これを備える者の中に内在する」となっている。
次に知識と知見の関係が問題となっている。教えるものが知であるならば、それは知識であるのか、知見であるのか。知識であるならば、それは言葉によって教えなければならない。言葉は人間の情意を呼び覚まし、そこから行動に導くことも可能である。しかし人間は言行一致のものでもあるがまた言行不一致のものでもある。正義をおこなうための知識を持つことは正しいが、実際の正義をおこなうこととは必ずしも一致しないのである。しかし、人間が行動するためにはある知的なものが必要なのは確かなのである。そこに知見(フロネシス)の問題がある。
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レポート
教育学
ソクラテス
プロタゴラス
プラトン
アリストテレス
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道徳教育の歴史的変換
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欧米における道徳教育の歴史的変換を古代・近代・現代の各年代を代表する思想とともに考察する。
道徳教育の本質が、理性的な人間を作り上げ、人格の完成を目指すものであるから、教育の本質と関わるものである。このことは西洋の教育哲学的思想家たちが「教育とは何か」について論じた過程において、道徳教育が深く関わっていることを表している。
まず、古代の道徳教育思想であるが、西洋における道徳教育の起源は紀元前5世紀頃、「徳の教師」と自称するソフィストたちの哲学的思想に求められる。中でもソクラテスとプロタゴラスの思想は道徳教育の本質に関わるものである。
ソクラテスは、道徳教育の本質に関わる問題である「道徳は教えられるか」という疑問に「徳の教師はいない」という結論を出している。というのも、人間は言葉によって教授され、正義について明確に持つことはできるが、それは必ずしも正義を行うこととは一致しない。徳や正義の知見は、教授しようとする瞬間に既にその本質から逸脱しており、実践的な知見を「学ぶため」というよりも「感得する」には、知見をともなったところの行為によってのみ化せられるものである。ゆえに、「徳の教師はいない」のであって、この矛盾性が道徳教育の最も根本的な問題であることが明確にされている。
それに対してプロタゴラスは、「徳は教えられない」という立場にある。つまり、現実の世の中を見たときに存在する懲罰・法などの存在事実に着目し、実際に徳というものはそれらの外的圧力によって他律的に教授され、徳を身に付けていっているという点からの立場である。
ソクラテスの弟子であるプラトンは、前述の両者の立場を折衷した道徳教育の立場である。発達段階的立場に立って、子どもが理性的になるまでは、プロタゴラス的立場、理性的になればソクラテス的立場をとっている。
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教育学
道徳教育
歴史的変換
各年代の思想
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道徳教育の歴史的変遷について
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1)古代の道徳教育思想
紀元前5世紀頃、教育史上はじめて提示された道徳教育に関する問題は「徳は教えられるか」であった。ソクラテスは「徳が知識で教えうるもの」だとすれば、「徳という事柄について、その教師となりうるのはどんな人か」と考えた。しかし徳には教師はないため、徳は教えられないものだということになる。徳は知識ではなく知見であり、具体的な行為において具体的に学ぶよりほかはない。ゆえにソクラテスは「徳の教師はない」としている。
対してプロタゴラスは徳を教えられるものと主張した。徳が懲罰などで他律的に教えられている事実に注目したのだ。彼の道徳教育は家庭での躾、教師のもとで受ける品行方正の教育、健全な肉体づくりの三段階で行われるが、これは世間に見られるごく普通の道徳訓練であった。
ソクラテスの弟子プラトンは子どもの道徳性を発達段階的に捉え、ソクラテス的方法とプロタゴラス的方法を調和させている。すなわち子どもが理性的になるまではプロタゴラス的立場を、その後はソクラテス的立場を採用したのである。
プラトンの教育学が理想主義だとすれば、アリストテレスの教育学は現実主義であるといえよう。アリストテレスは「習慣(エトス)はあたかも自然(フュジス)のごとし」として、外的強制によって形成される習慣こそ自制できない子どもを道徳的に高めていくと考えている。
2)近代の道徳教育思想
ルソーは『エミール』で「人間は造物主の手をはなれるとき、すべて善であるが、人間の手にうつるとすべてが悪くなる」と述べて、子どもを自然のままに教育することを主張した。人間の自然能力の開発への妨害となる要因、すなわち既成の体系的文化や道徳的・宗教的観念の注入を除去しながら、人間を自然のままに成長させていくというのが彼の主張する教育である。
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教育学
道徳
歴史
変遷
デューイ
ルソー
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西洋における道徳教育の歴史的変遷
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道徳は人間相互の関係を律する社会規範であり、しかも社会規範である法や習慣とは異なり、個人の良心あるいは自己責任の意識によって保たれる独自性を持つ。内面的自覚、自主的に選択し実践する能力を道徳性といい、その道徳性の発達を目指す営みが道徳教育である。人が集まり集団が形成されると、有形・無形のルールが形成される。新しく集団に入る人はそのルールを学ぶ必要があり、すでに属している人はそのルールを積極的に教えようとする。人が社会集団を形成して生活するようになった時から、先行世代と後続世代の間で日常的に行われてきたものである。人間が人間らしくあるために道徳は必須であり、その教育はどのように行われてきたのか。西洋における変遷について記述する。
西洋における道徳教育思想の起源は、紀元前5世紀に求めることができる。「徳の教師」と自称するソフィストたちが、すぐれた市民になるための徳を授けようとした。「徳は教えられるか」という問題について、ソフィストの代表者とも言えるプロタゴラスは世の中の人々の憤りや懲罰や叱責が存在するという事実に注目し、徳は教えられると主張した。それに反してソクラテスは、物事を教えるためには教師が必要だが、徳を教える教師がいないため徳を教える方法はないとしていた。プロタゴラスが主張する道徳教育は三段階で行われ、第一は家庭での躾、第二は教師のもとでの教育、第三は社会の中で法規範に服従することであった。これに対して、ソクラテスは子供ではなく青年を対象とし、永遠不滅の徳の理論を求めることを目標に掲げて、問答法を用いていた。
ソクラテスの弟子プラトンは、理性の時期を基準として子供の道徳性を発達段階にとらえ、ソクラテス的方法とプロタゴラス的方法を調和させた。子供が理性的になるまではプロタゴラス的立場を、理性的になればソクラテス的立場を、それぞれ採用するという考えを示した。
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レポート
教育学
道徳教育
変遷
西洋
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道徳教育の歴史的変遷について述べよ
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「道徳教育の歴史的変遷について述べよ」
「人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を家庭、学校、その他社会における具体的な生活の中に生かし、個性豊かな文化の創造と民主的な社会及び国家の発展に努め、進んで平和的な国際社会に貢献できる主体性のある日本人を育成するため、その基盤として道徳性を養うこととする」道徳教育は「学校における道徳教育は、学校の教育活動全体を通じて行うものとし、道徳の時間はもとより、各教科及び特別活動においてもそれぞれの特質に応じて適切な指導を行わなければならない」と学習指導要領総則にもに示されている。しかし、道徳教育は道徳性を養うという観点から、学校の枠にとらわれることなく、家庭・地域社会全体にわたって積極的に行われる必要がある。そこで、道徳教育の歴史的変遷を西洋を中心に見ていくこととする。
西洋における道徳教育思想の先人は、ギリシアのアテネにいた「知識人」(ソフィスト)の批判者であったソクラテス(469~399B.C)である。ソクラテスは徳について考え、「徳とは教えられるか」という課題に向き合い、「徳とは何か」「教えるとは何か」という問題に接した。そして、ソクラテスはこの問題を考えた場合、徳とは実践的な知見であるとして、徳の教師はいないものとした。よって徳は教えられるものではないという一つの結論を導き、このことから道徳教育の根本的な問題であるエイロネイア(矛盾)が生まれるとした。それに対して、ソフィストの代表者であるプロタゴラスは人々の中に怒りや憤りなどがあることに注目し、徳は教えられると主張した。つまり、大人が子どもに対して懲罰などの外的圧力を用いて徳を教えているのではないかとしたのである。このようなことから、ソクラテスとプロタゴラスはそれぞれ主張しながら、道徳教育について考えたのである。プロタゴラスは子どもに対する道徳訓練をもちい、ソクラテスは子どもではなく青年を対象に永遠不滅の徳の理念を求めようとしたことがわかる。
次にソクラテスの弟子のプラトン(427~347B.C)による道徳教育について見ていくこととする。プラトンは理想的な国家を作るためのものとして、教育の実践は子どもの道徳的成長を発達段階的にとらえ、子どもが理性的になるまではプロタゴラス的立場を、そして理性的になればソクラテス的立場をそれぞれ採用した。(ソクラテスは人間の精神を理性・気概・欲望の三つに分けてそれぞれに、知恵・勇気・節制の徳を対応させたのである。そして、理性が気概と欲望を正しく支配すれば、精神のみならずその生活全体が秩序と調和を保つようになり、正義の徳が生まれてくるとした。このような知恵・勇気・節制・正義という徳は、ギリシアの四元徳と呼ばれるものである。)
次に、プラトンの教育学に対応するかたちで、存在するアリストテレス(384~322B.C)の教育学について考えることとする。アリストテレスの教育学はプラトンの理想的なものに対して、現実的立場から物事を判断するもので、人間を外から規制しようとする考え方である。また、「習慣は(エスト)はあたかも自然(フェジス)のごとし」と述べているように、子どもの理性的気質は習慣によって育成されると主張し、「習慣は第二の天性」とも呼んだ。それは習慣が身についてしまうと、人間が行動を起こす瞬間その行動が生まれつきのものなのか、後天的なものなのかを判断できないからであるとして、習慣を重要視したのである。アリストテレスによれば、善い人になるための条件は子どもの善い天性でもなければ、言葉によって言い聞かせるものでもない。根底
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教育学
道徳
西洋の道徳教育
学習指導要領
660 販売中 2007/06/12
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