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  • 研究教育から見た世界と日本
  •  中学校の国別認知的な学力順位を見ると、日本はやや下降しているが、高順位をキープしていて「学力低下」が叫ばれているが、これは一概には言えない結果となっている。この後また順位が上がればいいと思う。1964年、1981年のデータはないのか、上位にランクしなかったのかはこの表からはわからないが、シンガポールの数学の認知的な学力が高いことがわかる。上位はほぼ固定状況にあり、いわゆる先進国は上位に入っていることがわかる。  また、算数・数学の得点の学力格差の国際比較の表からもシンガポールの優秀さがわかる。小学校4年生と中学校2年生でシンガポール、韓国、日本、香港の上位4カ国は不動である。しかし標準偏差は100を超えていて各国の成績優秀者と成績不振者の得点のばらつきは大きいことがわかる。  日本の学力が高いからといって、全体的に上がらなければ一概に喜ぶことは出来ないと思う。今後の課題として、成績優秀者は維持と向上を、成績不振者は向上するよう家庭、学校、地域社会が一段となって取り組まなければならない。そのためには成績優秀者が成績不振者に個人で教える時間を設け、更なる理解を図ったり、教師が個々の実力にあった課題を設定してきめ細かな指導をするなどが望まれる。
  • レポート 国際関係学 数学 教育 世界
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  • 教育史 ルソー  リポート評価【A
  •  ルソーという人物は、詩人であり文豪であり哲学者であり思想家でもあり、有名な著書である「エミール」における論説を通じて偉大な教育思想家でもある。ルソーの生い立ちは一七一二年スイスのジュネーブの時計職人の息子として生まれたことから始まる。母親はルソーを産んでから九日後に死去し、一七二五年にはルソーの父と兄が家を出てしまい牧師に預かられるがその三年後には放浪生活を送るなど児童期の多感なころに苦労の連続を味わうのである。これらの経験がルソーの価値観を作り上げていく要因の一つになっていくのである。一七五〇年に執筆した「学問論述論」がアカデミーの懸賞論文に入選したことがきっかけになり、以後次々と意欲的な著作や音楽作品を創作していく。一七六二年に「社会契約論」を書いて政治社会における自由、平等の実現に対する積極的な熱意と構想を示した。一七六二年のはじめにルソーの教育論である「エミール」が刊行された。「エミール」に書かれたルソーの教育思想の根本的特質は「主観的自然主義」の立場にある。  当時の社会に対する、そして教育に対する痛烈な批判として「エミール」の冒頭に「万物をつくる者の手をはなれるときは、す
  • 子ども 社会 発達 ルソー 思想 人間 自然 自由 教育思想 教育史 エミール
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