連関資料 :: カウンセリング

資料:190件

  • 学校カウンセリングの意義
  •  学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題について述べなさい。 教育を専門とする学校現場の組織の中に、全く立場の違うカウンセリングを専門とする者の役割が必要になってきている。これは、現在の学校現場に、不登校やいじめの問題、暴力事件を筆頭とする問題行動が数多く蔓延しているからである。また、これから表面化してくる可能性のある予備群も含めると、かなり深刻である。教師が熱心に児童・生徒とかかわりながら信頼関係を築こうとしても、容易につながりをもつことはできない。ましてや、突然切れて教師に暴力を振るったりする児童・生徒の気持ちを理解するには、かなり複雑な問題を含んでいるため、非常に難しい。そのような複雑な心の問題を持っている児童・生徒の心を解きほぐしていくためには、やはり心の問題を扱っているカウンセリングを専門とする者が必要となってくるのである。 さて、カウンセリングには大きく分けて二種類ある。一つは、治療的なカウンセリングであり、もう一つは発達援助的なカウンセリングである。 治療的カウンセリングは、神経病の患者が対象である。これは、心的構造のバランスに変化が見られなくなった成人に対して用いられる方法である。 発達援助的カウンセリングは、児童や生徒など、心的構造の関係性が常に流動的で発達的段階の患者に対して用いられる方法である。これは、治療を行うことが目的ではなく、子どもの心的構造がバランスよく発達を遂げるよう援助することが目的である。従って、学校カウンセリングでは多くの場合、発達援助的カウンセリングを用いている。 ところで、よく小1プロブレムと言われる問題が十数年前から取り上げられている。以前の学校では、小学校に入学してくる児童は、基本的な生活習慣ができあがっている場合がほとんどであった。そのため、教師は自らの専門である学習指導に専念していれば、児童は健全に育ち、何の問題もなかった。しかし、現在では、入学してくる児童のほとんどが、多かれ少なかれ基本的な生活習慣に課題を持っている。その中でも、生活習慣の基本を学んでいない児童については、教師が指導していくことによって改善が見られる場合が多いが、小学校入学以前から心の問題を抱えている児童については、教師が指導しても改善が見られない場合が多い。それどころか、指導すればするほど、教師の望んでいる方向とは逆に進んでいく児童もいるというのが現状である。これは、小1だけの問題ではなく、小学校・中学校を中心とする学校教育全体の問題でもある。学校本来の目的である学習指導を成立させるために、まず児童・生徒の心の問題を解決しなければならなくなっている。そのため、教師には、児童・生徒の心の理解と、それに基づいたかかわりや対応が必要になってくる。そこにおいてこそ、カウンセリングの理論や方法というものが有効になってくる。 学校カウンセリングは、現在の学校においては、教育相談活動の中核的な領域である。学校カウンセリングは、主として教師が行う場合と、スクールカウンセラーが行う場合が挙げられる。 教師が行うカウンセリングは、教科指導や生徒指導など日常的な場面で行われる。生徒指導においては、「全ての生徒のよりよい人格的発達を図り、生徒の自己実現に関する自己指導力を育成すること」が目標とされる。生徒指導として、生活態度や進路の指導に加え、いじめや不登校、無気力などへの対応も迫られている。発達途上の生徒を対象とした生徒指導において、生徒自身が「いかに生きるのか」を考え、その問題を克服していけるように「育む」には、問題行動を症状としてとらえ
  • レポート 教育学 カウンセリング 教育相談 学校カウンセリング
  • 550 販売中 2007/06/14
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  • カウンセリングがどうあるべきか
  • 日本経済は今や、右肩上がりの高度経済成長は終わり、低成長どころかマイナス成長の時代を迎えたといわれている。自分たちの生活を守るための最低限の収入を得ようと四苦八苦している状態である。 加えて、近代化・産業化・都市化の進展により、地域社会の血縁的・地縁的な絆は次第に薄れつつある。この様な地域社会の“希薄化”が進む中で、核家族化はますます進む傾向にある。その結果、家庭生活の助け合いがほとんど無くなり、様々な面で生活への不安は増大する一方となっている。しかも、核家族化により、少子化、老人の独り暮らし、あるいは老夫婦だけの生活といったケースが多くなってきている。 また、受験競争の過熱は高校生以下の学校教育にも学力偏重の風潮を引き起こし、暗記至上主義、偏差値重視の教育が広まった。そのような中で子ども達は精神的な閉鎖状態に陥り、ストレスを溜めていく。それが結果として校内暴力事件やいじめを多発させ、学校外でも子どもによる傷害事件や致死事件、そして自殺を多発させるに至っている現状である。
  • レポート 心理学 カウンセリング 生活 現代人
  • 5,500 販売中 2005/11/09
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  • カウンセリング演習1
  •  カウンセリングの歴史と課題について述べ これからのカウンセラーに必要な資質とは何か述べよ。  カウンセリングとは、社会生活を営む上で何らかの問題もしくは障害などによって、精神的苦痛を抱える人(クライエント)に種々の理論や技法を使い心理的援助を行うことであり、基本的に身体的・精神的に健康な人を対象とし、クライエントの葛藤や不安、不適応など比較的軽い一時的な問題の解決を図ることを目的としている。また、神経症や人格的な問題を持つクライエントには心理療法を使った援助を行うことが多いが、カウンセリングと心理療法の区別は明確ではない。  カウンセリングは比較的新しい学問領域であるためいくつもの理論があるが、その背景や歴史の考察を行いながら、これからのカウンセリングの課題、カウンセリングを行うカウンセラーに必要な資質について述べる。 1)カウンセリングの歴史  「カウンセリング」という言葉は1908年アメリカのパーソンズが職業指導助言を行う中で使用された。特定の職業に必要な能力と適性の分析と個人の能力・適性・資質の分析を行い、個人と職業を結びつけ、個人が適性にあった職業を見つけ、適応していくよう指導助言することが目的であった。また、アメリカのソーンダイクによる教育的測定運動による人間の能力を量的に測定する採点テストが普及、フランスのビネーの知的障害を判別する知能検査という測定法が開発され精神測定運動が発展した。第一次世界大戦後にはアメリカの職業指導運動と融合し、その結果個人の能力やパーソナリティの測定が行われるようになった。  1930年〜40年代にかけて、人間が行動を起こす原因となる同期や感情を探る運動が盛んになった。特にロジャーズのクライエント中心療法が注目を浴びた。クライエントを主体としてとらえ、情緒的側面を重視し、心理的な成長や適応するための心や感覚をつきうながす必要性を唱えた。このようなロジャーズの説が現代カウンセリングの基本的な姿勢になっている。 2)カウンセリングの課題  このようにカウンセリングは職業テストや心理テストに基づいた、指導助言から始まりクライエント自身が問題を発見、合理的な判断力があるということが前提となっていたため、現在の心理療法とは明確に線引きされていた。しかし、第二次世界大戦後から現代にかけて社会は複雑多様化し、個人の生き方もており、心理的な問題も複雑化してきている。 それにともない、カウンセリングもクライエントの診断や測定、結果そのものよりもプロセスを重視するようになり、人間そのものを問題にする視点を持つことが必要になってきている。精神分析学や様々な心理学の理論など技術的な側面からクライエントにアプローチする手段だけでなく社会が変化する中でクライエントのパーソナリティと社会との関連を多角的に見つめ、理解を深める必要性があると考えられる。 3)これからのカウンセラーに必要な資質とはなにか  現在のカウンセリングにおいて社会の変化にともない個人の問題も多様化してきている。カウンセリングではクライエントと交流し互いに影響を与えることによってクライエントをよりよい状態に変化させ成長を促すような援助を行わねばならない。そのためにはクライエントのパーソナリティと感情をとらえ、クライエントの自己解決能力をひきだす感性と能力が必要である。クライエントのパーソナリティや欲求を理解するために分析や心理テストを使用するのもひとつの手段であり、いろんな心理学の理論や心理療法などの知識も必要だが、第一にクライエントの話をよく「聴く」技術、また「捉え
  • カウンセリング カウンセリングの歴史 これからのカウンセラーの資質
  • 全体公開 2007/12/14
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  • カウンセリングの歴史と課題
  • 「カウンセリングの歴史と課題について述べ、これからのカウンセラーに必要な資質とは何か述べよ」  カウンセラーという言葉そのものは非常に古くからあり、またその行為そのものもおそらくずっと昔からあったと思われる。しかし、「カウンセリング」という言葉が今日のような意味で使い始められたのは、1900年代初めのアメリカにおいてである。つまり、100年ほどの歴史しかないわけである。 カウンセリングに影響を与えた動きは、大きく分けて、①職業指導運動、②教育測定運動、③精神衛生運動である。カウンセリングが生まれるまでの、バックグラウンドになっているこれら三つの動きについて、以下に述べる。   1職業指導運動  1909年、職業指導の父と言われているパースンズが、初めてカウンセリングという言葉をその著書『職業の選択』の中で使っている。アメリカで、カウンセリングという言葉が最初に今のような意味で使われるようになったのは、この年、1909年である。パースンズはのちにボストンに職業指導局を作り、職業に就く人にために、より適切な指導を行うことを提唱したが、その基本となったのが、適材適所の考え方であった。彼は、
  • 心理学 歴史 アメリカ カウンセリング 心理 社会 発達 健康 分析 運動
  • 550 販売中 2009/05/19
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  • カウンセリングと心理療法
  • (1)カウンセリングと心理療法の共通点と差異点 カウンセリングと心理療法は、悩みや問題を抱えた個人が一対一で専門家と面接し、問題の解決を図るという点で共通している。しかし、異なった点も多くある。例えば、それらの歴史、対象、意図や目的などである。 カウンセリングは20世紀に入ってから誕生した、比較的新しい分野であるが、心理療法は、18世紀の中頃から後半にかけて登場した。また日本やアメリカでは、それらの部会や学会はそれぞれ別の活動をしていて、交流もあまりない。 カウンセリングはあくまでクライエントが自分自身でどうしたらよいかを発見し、実行できるよう手助けするのに対し、心理療法は、患者の同意の元で、
  • レポート 心理学 カウンセリング 心理療法 日常会話
  • 550 販売中 2006/12/29
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  • カウンセリングの理論と方法
  • 心理療法: 芸術療法、箱庭療法など言葉を介さずに行われるもの ⇔ 言葉による話し合い中心で行う相談活動を「カウンセリング」という カウンセリングの目的 クライエントは、もともと治癒に向かおうとする自己治癒力を有していると考え、 その力は何らかの理由で発揮できなくなっている状態の人を、再び発揮できるように 援助することである ただし、そこでの関係はあくまでも一方的な関係であってはならない カウンセラーとクライエントの立場は同等であり、相互的なやりとりをする カウンセラーの役割は援助であり、指導者・監督者ではないということ → カウンセラーのとるべき基本的態度(ロジャーズが提唱) ? カウンセラーの純粋性、あるいは自己一致 実際に行う行動や発言が、心の中で感じていることとズレがないということ ? 無条件の肯定的配慮 「もし〜ならば」という条件を付けず、クライエントに常に配慮することで クライエントに対して関心を持つということ ? 共感的理解 カウンセラーは、クライエントの内的基準枠で物事を感じ取り、理解すること。
  • レポート 教育学 カウンセリング カウンセリング・マインド カウンセラー
  • 550 販売中 2006/08/17
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  • 教育カウンセリング
  • 教育カウンセリングの意義・目的、それが必要とされる背景・要因を論じ、カウンセラーに求められる基本的態度およびカウンセリング・マインドについて説明しなさい。 カウンセリングとは、何らかの悩みや問題を抱えた人あるいは抱えそうな人が、その解決や処理・決断に困難を感じたとき、援助を必要とするクライエントと、専門的訓練を受けた援助者であるカウンセラーが、面接やグループワークによる言語および非言語的コミュニケーションを通しての心理的相互作用によって、行動の変容を試みる援助的プロセスである。学校カウンセリングとは、この援助活動が学校教育の中で行なわれることであり、この場合援助を必要とするクライエントは児童・生徒、援助者であるカウンセラーは教師、またはスクールカウンセラーと呼ばれる専門家である。 文部省(文科省)は「生徒指導の手引(改正版)」(1981)の中で、学校カウンセリングについて次のように述べている。「教育相談(学校カウンセリグ)とは、本来、一人ひとりの子どもの教育上の諸問題について、本人またはその親、教師などに、その望ましい在り方について助言指導することを意味する。言い換えれば、個人のもつ悩
  • 教育カウンセリング論 カウンセリング・マインド 教育活動 自己決定 人間形成 日大 通信
  • 1,100 販売中 2009/09/03
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  • 適応とカウンセリングの関係
  •  マズローの欲求階層説をもとに、その欲求の不満について、「適応」という観点から、子どものこころの悩みを見ていこうと思う。  思春期、青年期と、成長していく中で、子どもにはさまざまな欲求が生まれてくる。そしてそれらはせめぎ合い、二つ以上の相反する欲求が対立する状態、すなわち葛藤に悩む場合が少なからずある。自分の意思によって欲求をコントロールし、心身ともに、その調和をはかっていくことができれば、それにこしたことはないのだが、現実には、さまざまな理由で妨げられることが多い。すると、こころは不安定になり、欲求不満に陥ってしまう。このようなときに、欲求や葛藤に対処して、心理的に安定しようとするはたらきを「適応」という。  さて、その「適応」だが、「合理的機制(解決)」、「防衛機制」、そして「攻撃機制(近道反応)」の三つに分けることができる。その中でも、子どものこころの悩みについて、教師ができるカウンセリング的対応として、最も関係が深いのが、「防衛機制」であると思う。
  • レポート 教育学 適応 カウンセリング 欲求不満 防衛機制
  • 550 販売中 2006/02/15
  • 閲覧(1,696)
  • 学校カウンセリングの在り方
  •  学校カウンセリングは、これまでのカウンセリングの枠を超える新しい世界である。学校カウンセリングを教師が行う場合、何らかの専門的な研修を積み、「一般的な教師と違う」のが教師カウンセラーであるが、実際には多くの教師が学級担任として個々の生徒に生徒指導上、教育相談として関わっており、より深い生徒理解や援助の方法が必要となり、カウンセリング的な理論や技法において、学校カウンセリングが行われる必要がある。  その意味でエリクソンの提唱する、発達課題の概念も考察する必要がある。しかしながら、特定の発達段階においての発達課題の未解決が不適切を起こすことに直結するのかというと、個人差の問題などを考えるとそうとは言い切れない。つまり、ある発達段階に対応する発達課題は必ずしもその発達段階だけということはないのである。例えば、幼児期の課題は母子分離とされるが、これは、その後の中学、高校さらには大人になってからも考えられる課題である。
  • レポート 教育学 学校カウンセリング 教師カウンセラー カウンセリング
  • 550 販売中 2006/02/10
  • 閲覧(2,483)
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