連関資料 :: 哲学

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  • 哲学入門レポート
  • 理系学部の学生という性質上、どうしても科学について書かねばならないと思ったので記す。 「科学」の意味は違えとも、結局のところ、理系である私が目指さねばならない「科学」も哲学上の「科学」の中に含まれるであろう。文系でも「科学」を扱うことには変わりはないだろうが、理系とあれば扱う「科学」は「自然科学」だ。 哲学上の「科学」もそうであるが、「自然科学」は常に理論による塗り壁を必要とする、というよりは「自然科学」自体が理論の集合体で、「自然科学」は「自然科学」によって構成されていると感じる。積もる所、「自然科学」をいくら掘り返そうとも「自然科学」しか現れない。つまり、某「自然科学」の理論の原因を探れば、それもまた「自然科学」の理論にたどり着くだけに過ぎない。そのような学問であるから仕方ないのだが、堂々巡りに感じることがしばしばある。特に、アインシュタインの相対性理論などを学ぶと、事実の物理学者の中にも人間である限り極限の究明はできない、などとおっしゃる方もいるくらいだ。ここが理系の不安になるところであり、欠点でもある。「自然科学」を進めるものである限り、この点からは逃れられないのであろうか。
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  • 哲学と不条理な人生
  • この論文では、哲学と不条理な人生の関係について考察していこうと思う。最近は何かと「哲学」という言葉には、無駄に重苦しいというか近寄りがたいイメージが付着して、哲学とはなんであるかということさえ考える人が少なくなってしまったような気もする。そこで、ここはまず原点に戻りアリストテレスの著から哲学についての記述を以下に引用する。「一般に、高次の精神は低次の精神なしには存し得ず、高次の生は低次の生の凡てを含んでその上に発展する。かくの如く段階的発展的に見られた生の存在論もしくは精神の現象学に於いて、その最高の段階を現すものは学、特に哲学である。・・(略)・・手仕事をする大工よりも設計をする棟梁がより智者であると云われている。しからば最も勝れた意味に於いて智者と考えられるのは如何なるものであるか。物を個別的に知っているというのではなくて凡てを知っている者が智者である。・・(略)・・智者の有すべき智慧はこのようにして普遍的なもの、究極的なものに関する知識でなければならぬ。この知識はあらゆる他の知識の上に位し、他の目的のためでなくそれ自身のために求められる。眞に智慧の名に値するのは第一原理と第一原因に就いての知識である。かような「智慧」は最高の学たる哲学に属している」( 『アリストテレス形而上学』三木清岩波書店全集9) かつて、純粋思弁を繰り返し人智の最高レベルに到達する哲学は、あらゆる学問の王であった。アリストテレスも「学」と「技術」を区別し、「学」を、「技術」を司る王座に地位させている。また現代直前までの例えば2000年という歴史的時間においては、それが確かに強烈な権威を保っていて、人類社会に圧倒的なる実力を有していた。秦の始皇帝の焚書坑儒をはじめとして日本の昭和時代の前半にまで残っていた治安維持法などは、純粋哲学思想(形而上学)がいかに実力を有し、為政者を煩わせ苦しめたかの例証であろう。  2002年7月6日朝、伊藤琉介ちゃん(2歳)という一人の赤ちゃんが急性心不全で亡くなった。琉介ちゃんは心臓移植手術を受けるため7月15日に渡米する予定だった。生後7ヶ月で心臓の収縮機能が低下する難病の拡張型心筋症を診断されていた。
  • レポート 哲学 不条理 人生
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