連関資料 :: 新聞
資料:51件
近代日本文学と新聞 ・雑誌
近代日本文学と新聞・雑誌
(序)
江戸時代には、すでにメディアが成立していたと言われるが、厳密にいうと少々言い過ぎている。というのも、明治時代、文明開化にともない日本のメディアは大きな変化を遂げることになる。印刷技術や紙面の工夫もさることながら、文学作品を新聞・雑誌に取り入れることにより、受容の拡大はもとより大きな質的変化をもたらしたのである。即ち、この時期こそメディアが正式に確立した時期なのである。
新聞・雑誌に掲載された文学作品の出来次第でメディアが評価されることもあり、その影響力は果てしない。
本論では、近代日本文学と新聞・雑誌との関わりとその意味・位置を具体的な事例を取り上げて考察していくことにする。
第一章:メディアの中の文学
まずこの章では、明治時代の近代日本文学と関わりの深いメディアの起源と文学との出会い、成り立ちを解説することにする。メディアに関してはここでは特に、新聞・雑誌について述べることにする。
日本の新聞は江戸時代の幕末から発行されてはいたが、その影響は必ずしも一般的なものではなかった。というのも、明治初年の識字率は低く、また、書物とは異なる1日だけの使い捨てのメディアとして民衆の受け入れに時間がかかった。
しかしこれらの問題は、紙面にルビを振ることや、自らを【稗官小説】と規定し、当時
の庶民の身近にあった小説との類縁性で理解させることで少しづつ改善されることになる。
そして、そうした中で物語としての記事が現れた。当時の雑報から、露骨に犯人を批判する記者という主体が文章中にみられたのだ。人称を持たない語り手が、読者に同意を求めている。物語として雑報が読めるのである。これは民衆の娯楽の代わりになっていたのではないだろうか。
その後も、新聞紙条例の改定で一時期は物語的な記事の減少はあったものの、大衆読者の欲望を満たすべく徐々に回復をしていき、1876年3月3日に『仮名読新聞』が「大金を逃した小僧の急報」と見出しをつけて報道した雑報が芝居に仕組まれ、更に小説にまでなった。もちろん例はこれだけではないが、このように、新聞記事が物語、いわゆる小説に書き直されるという事態は、両者が切っても切れない近接した関係にあることを示している。
そして明治10年代になると、この物語的な雑報が「実録」という明治戯作の母体となった。これが雑報記事の連載という【続き物】に発展し、小説的な題名が付けられ、他の雑報と識別された。そうして、新聞小説というものが誕生することになる。
次に雑誌であるが、新聞よりもやや遅めの明治元年、『中外新聞』を作った柳川春三によって『西洋雑誌』が創刊された。これが本格的な日本の雑誌の起源といわれている。この頃はあまり新聞と雑誌の区別がなかったが、その後の新聞雑誌保護政策により数多くの雑誌が刊行されることになる。
結社をつくり、雑誌を発行するというメディア的実践は、単に自身の言説を公表する目的ではなく、同年代のさまざまな言説と一線を画して自分たちの言説の生産することを意
味する。福沢諭吉や森有礼ら明六社の『明六雑誌』が啓蒙作家たちによる解釈共同体を誇示し、演説会などを通してその共同体を拡大したことなどは、明治近代におけるその最良のモデルであった。
第二章:メディアと文学の関わり
以上ごく簡単ではあるがメディアの起源について説明した。ではこのメディアと文学小説はどのような関わりをもつのだろうか。メディアの中で生成された文学の受容が拡大され、飛躍的な展開を遂げることになったことを、具体例をあげて以下に示すこととする。
近代日本の文
レポート
日本文学
近代日本文学
明治
メディア
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雑誌
550 販売中 2006/12/05
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みたけ住民交流新聞 091015B
憩いと交流の場・喫茶店探訪 ②コーヒーショップひまわり国道 21号線。上之郷方面に向かう左手に太陽社電気が見える交差点を、さらに 20メートルほど行くと、「ひまわり」の大きなイエローの看板が目に飛び込んでくる。ここが目的の喫茶店「コーヒーショップひまわり」である。このあたりは旧オガワヤがあった所で、駐車場は共有となっていて広く余裕がある。前は喫茶・亜米利館(アメリカン)として営業していたが、平成 13年に新オーナーの伊佐次美津子さんが店舗を改装し、「コーヒーショップひまわり」と改称した。営業を開始して 8年になる。店内に入ると長いメインカウンターが目につく。ここに座って話しかけるとオーナーの伊佐次さん、パートの佐藤さんや村井さんとの会話に花が咲く。 店内を見回すと壁には「パッチワーク」が 30数点飾りつけられていた。オーナーの伊佐次さんは「これは私の趣味です。希望があれば販売もしていますよ。」と話す。「お客さんの年代層はどうですか?」とお聞きすると「 40代から90代までのお客さんが多く、 60代のお客さんが主流ですね。」との答えだった。 開店時間は朝 7時30分から午後 5時まで、モ
住民
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時間
会話
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全体公開 2009/10/08
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みたけ住民交流新聞 091015A
■伏見地区ふるさとづくり活動センターが竣工式をおこなう。―拠点施設名は『らくだ』―9月5日(土)伏見地区ふるさとまちづくり活動センター(早川文人会長:会員 55名)は旧伏見郵便局を改装し、伏見地区の地域づくり拠点となる施設名『らくだ』の竣工式を来賓・参列者 30数名が出席し、午前 10時30分より行なった。来賓者は渡辺御嵩町長、鈴木町議会議長、植松副議長ら町と議会の幹部のほか鈴木御嵩町偲歴会会長、寺尾御嵩町観光協会理事、兼松伏見公民館長であった。神事は 10時30分から11時ころまで厳粛に執り行われ、その後来賓者・工事関係者の玉ぐし奉納が行われ、早川会長より家主様への感謝状贈呈、会長挨拶、御嵩
新聞
地域
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公民
施設
事業
公民館
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新聞 に見る日英の言語比較
新聞記事に見る
日本語と英語の表現比較
■調査方法
同じ内容を扱った日本語の新聞と英語の新聞を見比べ、それぞれに見られる特色について考える。今回はそれぞれ2005年7月8日付の朝日新聞とThe Japan Timesの一面で扱われているロンドンの同時爆破テロの記事を取り上げる。
■見出し
まずそれぞれの新聞の見出しを見てみることにする。一番大きな見出しは「ロンドン 同時テロ」”London under attack”とどちらもロンドンで発生した事件を端的に表す言葉がおかれている。
英語の記事で日本語の記事にある「テロ」の語源である”terrorism”が使われておらず”attack”という表現が使われている。この理由としては”terrorism”を使うと見出しとして端的に表現できなくなるということと、”attack”を使うと「攻撃」されたニュアンスがよく出るからだと思われる。
その下の見出しは英語の記事では”Blasts on double-decker bus , subway system wreck havoc”、日本語の記事では「地下鉄駅・バス爆発 死亡33人、負
日本語
英語
言語学
表現
ロンドン
テロ
550 販売中 2007/12/03
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みたけ住民交流新聞 091015D
●明るい店内は、地域住民の交流の場として無料でコーヒーがいただけるコーナーと誰でも展示できるギャラリーがあり、手芸品、木工品、竹酢などのほかたくさんの食品、新鮮な野菜もある。●こんな『手づくり工房 夢街道』は、平成 19年8月ひとりの母親の投稿から始まった。「障がい者と健常者がお互いに協力し合い、観光と福祉を結びつける施設の建設」という投稿意見が県の補助事業として採択された。その勢いをかって「美濃加茂市社会福祉協力会(当時会長・赤松逸作/現会長・井戸敏郎)」が奔走されたが簡単には運ばなかったという。何度もあきらめ、くじけそうになりながらも、市行政や地域企業のほか何より敷地や駐車場の提供などの地
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全体公開 2009/10/08
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新聞 は政治・経済・国防の何を語ったのか
新聞は政治・経済・国防の何を語ったのか
―――「中国」「領海」「侵犯」というキーワードからみる
「中国原潜領海侵犯事件」――― 新聞は政治・経済・国防の何を語ったのか
―――「中国」「領海」「侵犯」というキーワードからみる「中国原潜領海侵犯事件」―――
目次
目次 1
要約 2
はじめに―――中国原潜領海侵犯事件 3
(1) なぜ中国原潜領海侵犯事件を扱うか 3
(2) 調査方法 3
1. 各紙の取り扱い面積比較 5
2. 各紙の内容と姿勢の比較・検討 7
(1) 政治(日中関係) 7
(2) 国防 8
ア. 主権侵害の際の法システムの欠如 8
イ. 海上警備行動の発令・公表の遅れ 9
おわりに―――報道の特徴 10
要約
このレポートでは、2004年11月上旬に起こった「中国原潜領海侵犯事件」の新聞報道の比較を行う。なぜこの事件を扱うかというと、「中国」「領海」「侵犯」というキーワードから、【政治】・【経済】・【国防】といった様々な観点からこの事件を報道できると考えられるからだ。このような観点の中から、どの観点に重点を置いて報道がなされるのか。主要全国紙4紙(読売・朝日・毎日・日経)を比較する。
調査を進めると経済面の記事は日経のみで、ほぼ政治と国防に紙面が費やされていることがわかった。そして取り扱い面積が多かった読売・毎日が、国防について6~8割が当てられていることが判明した。これは読売・毎日各社が国防問題について語るために紙面を大幅に割いたことに他ならない。日経も国防面で不備のある現状を指摘する中で、朝日は国防問題については明言せず、政治問題に逃げるような印象となった。国防問題の根本には憲法9条があるが、これには4紙とも触れていない。国防を語ったり、語ることを避けたりするならば、憲法9条を避けずに根本から論じるべきではなかっただろうか。 はじめに―――中国原潜領海侵犯事件
なぜ中国原潜領海侵犯事件を扱うか
このレポートでは、2004年11月上旬に起こった「中国原潜領海侵犯事件」の新聞報道の比較を行う。なぜこの事件を扱うかというと、「中国」「領海」「侵犯」というキーワードから、【政治】・【経済】・【国防】といった様々な観点からこの事件を報道できると考えられるからだ。様々な観点の中から、どの観点に重点を置いて報道するかによって各新聞の報道姿勢がうかがえるため、「中国原潜領海侵犯事件」を扱うのは適当だと判断した。
中国については、驚異的な経済成長を遂げている現状に対する危惧や、2004年夏のサッカー・アジアカップにおける日本チームに対するブーイングなどにより世論は厳しくなっている。それに対して小泉首相の靖国参拝問題があるとはいえ、政府は日中関係を重要視した対中政策を採っており、この問題に対しての政府の行動をどのように新聞各社が捉えているか注目すべきだ。領海権益については、尖閣諸島の領有権について日中間で対立しているが、中国は東南アジア諸国とも南沙諸島の領有権で対立しており、海洋権益確保という観点からも報道できるだろう。さらに領海侵犯という主権に関わる問題や国防問題をどのようにとらえているかは、憲法9条という世論のはっきり分かれるテーマだけに重要だろう。以下、主に【政治】・【経済】・【国防】について比較検討する。
調査方法
まず、調査を行う新聞は、(図1)に示す全国紙主要4紙の読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・日本経済新聞である。この4紙の11月13日の朝刊において調査を行った。行った調査は、記事面積の比較と記事の内容を政治・
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550 販売中 2007/02/08
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みたけ住民交流新聞 091015C
「『わっ、ワッ、WA!』つなげていきたい大切なこと」をテーマに「御嵩小学校 50周年記念事業」(同実行委員会主催)が 11月22日午前10時から午後4時まで、同校を主会場に開かれます。 当日は、「後世に残る歌を作ろう」と卒業生、在校生らが作詞作曲した「時代(とき)をこえて」の合唱でオープニング。 50年前にタイムスリップし、当時を懐かしむ「住まい」「教室」「アニメ音楽」を再現するほか、昔の遊び体験、とん汁の無料配布(先着2百人)、ウオークラリー(景品あり)、共和中出身で東京芸大1年、梅田智也君のピアノ独奏、各種コンサートなど多彩な催しがいっぱいです。 生駒雅樹実行委員長は「来校者全員が参加できる『未来への自分への手紙』をタイムカプセルに収めるなど地域の皆さんが楽しめる参加型イベントをたくさん用意しています。ぜひ、来場を」と呼び掛けています。(住民記者) 【御嵩小学校の歴史】 『御嵩町史』によれば、御嵩小学校の前身は、明治6年の旧本陣にあった「啓溟義校」と雲松軒の白山神社内の「原泉義校」が明治9年に統合された「春木学校」から始まる。明治 14年にふたたび「春木学校」
小学校
学校
地域
小学
事業
タイ
中学校
合併
明治
住民
全体公開 2009/10/08
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新しくなった ハッピーキャンパスの特徴
写真のアップロード
ハッピーキャンパスに写真の アップロード機能ができます。 アップロード可能なファイルは:doc .ppt .xls .pdf .txt .gif .jpg .png .zip
一括アップロード
一度にたくさんの資料のアップロードが可能です。 資料1件につき100MBまで、資料件数に制限はありません。
管理ツールで資料管理
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