明星大学 教育学部 通信教育課程、標題科目の合格レポートです。
これまで全て一発合格で、本レポートも高評価をいただきました。
通信という孤独な環境下で勉学に励んでおられる皆様のお役に立てれば幸いです。
【2単位目課題】
中世東京の地域史が、日本史教育のどの部分の教材として使用できるのか、その単元と関係について説明しなさい。
他、随時アップロードしておりますのでよろしくお願いします。
資料室 → http://www.happycampus.co.jp/docs/930771627526@hc18/
<日本史各論 1(PE2020) _ 2 単位目 合格レポート>
【課題】
中世東京の地域史が、日本史教育のどの部分の教材として使用できるのか、その単元と関係につ
いて説明しなさい。
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【レポート本文】
板碑からわかる東京の地域史が、高校日本史 B の授業の中で如何にして活用できるかを説明し
ていく。
まずはじめに、板碑とは卒塔婆の起源とされ、主として追善供養のために仏や菩薩の像、供養
者、造立年月日、趣旨などを表面に刻した板状の石碑を指し、14 世紀後半をピークに作られ 16
世紀には急減していった。当初、板碑の造立は在地領主という武士層が中心であり、「武蔵型板
碑」と呼ばれ死者の供養を目的とするものが多かったが、南北朝時代からはそれに加えて死後の
往生を願う逆修供養が増えてきた。そして、15 世紀半ばの享徳の乱前後から、農民たちが造立者
となる結衆板碑が出現し、寄合いの証や豊作及び現世の安穏の祈りの証として農民たちの強い結
束が伺える。このように、板碑の変化を通して社会構造や当時の庶民の...