連関資料 :: 特別活動

資料:668件

  • 特別活動の指導法 第1分冊
  •  特別活動の目標は冒頭に、「望ましい集団活動を通して」とある。この「望ましい集団活動」は他の教育活動の目標にはみられないものであるから、特別活動固有のものであり、特別活動の特質が望ましい実践的な集団活動として展開される教育活動であることを示している。特別活動は、「望ましい集団活動」を通して、「心身の調和のとれた発達」、「個性の伸長」、「協力してよりよい生活を築く」及び「自主的、実践的な態度」の育成を図る教育活動である。  小学校の特別活動の目標は、学級活動・児童会活動・クラブ活動及び学校行事という四つの内容の総括的な目標である。特別活動ではいずれの内容の活動においても「望ましい集団活動を通して」ということを基本にしている。そのことは特別活動の指導計画立案においても、実際の活動や指導においても原理になるのである。例えば、学級活動における学級集団やその中の適当なグループ(小集団)ということでもあり、学校行事や児童会における発表会のような学校集団や学年集団もある。また、クラブ活動のように共通の興味・関心をもつ同好の集団もあり、級友によって選出された代表委員会という集団もある。  小学校の特別活動の四つの内容は、それぞれ独自のねらいと特質をもつ教育活動である。しかし、最終的には四つの内容の総括的な目標を目指すものであり、各内容は、そのような総括的な目標との関連を図って計画し、適切に指導していくことが大切である。したがって、それぞれの内容の特質を正しく把握するとともに、内容相互の関連づけも図って効果的な展開を考えていくことが必要である。  学級集団は、学校生活における基礎集団である。学級活動は、児童の学校生活の基本的な単位である学級集団として行う活動であり、特別活動の各内容の中心的な役割をもつものといえる。例えば、児童会・クラブ活動・学校行事への参加や協力、活動の進め方、その過程で起こる問題への対処の仕方などについても、学級活動で取り上げる。また、学級活動での自発的・自治的な活動の経験が、他の内容の活動の充実をもたらす基盤でもある。なお、学級活動は第1学年から実施されることから、児童が学級でどのような集団活動を経験するかは、その後の児童会活動やクラブ活動などの在り方を左右するとも考えられる。このような意味で、学級活動は特別活動の基盤となる教育活動である。  児童会活動は、学校生活の充実と向上を図るために、協力して諸問題を解決することを特質としている。諸問題の解決に向けて、一連の活動を自発的、自治的な実践活動を展開することが大切である。このような活動には、その報告や成果の発表も必要となり、そこに学校行事とのかかわりがある。これらの機会をもつことは、つぎへの意欲的で継続的な活動へと発展することが期待できる。また、児童会活動は、学級活動と異なり、異年齢集団による活動を特質としている。学級活動での級友との協力の経験が、学年や学級が異なる友人とのかかわりにいかされることも考えられる。  クラブ活動も、児童会活動と同様に児童の自発的、自治的な実践活動の展開が大切であり、異年齢集団による活動を特質としている。共通の趣味・関心を追求する活動であるから、児童が伸び伸びと最も自発的に活動できる場と考えられる。そのため、児童が友人とのかかわり方に対しても積極的になり、友人とのかかわり方を見直せたり、深めたりすることが期待できる。  学校行事は、全校または学年を単位とする大きな集団による活動である。それぞれの学校行事の円滑な展開のためには、特別活動における他の内容の比較的小集団に
  • レポート 教育学 特別活動 目標 通信
  • 550 販売中 2007/10/06
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  • 特別活動研究 試験対策 学習ノート
  • <内容> ■ 学校行事の五種類を列記して、それぞれに該当する行事の例を一つずつ挙げ、あなたが中学校または高校の教員であると想定し、それぞれの行事を進めるにあたっての留意事項を、実践の場における具体例を添えて実践的に記述せよ。 ■ 学級における「班活動」を活性化するための中学校または高校の学級担任としての取組例を三つ以上挙げ、そのそれぞれについて、どのようなことに留意して実践するかを、具体的に記述せよ。なお、取り上げた取組例については、対象学年を明示すること。 ■ 生徒が相互に「望ましい人間関係」を確立できるようにするため、中学校の学級担任としてどのような援助をするか。具体的場面を三つ以上挙げ、そのそれぞれについての取組例を実践的に記述せよ。 ■ 生徒の将来の進路の適切な選択決定にかかわる中学校または高校の学級担任としての取組例を3~5項箇条書きにし、そのそれぞれについて、具体的な進め方を実践的に記述せよ。 ■ 中学校または高校の生徒会活動を指導するに際し、留意すべき事項を5項目以上挙げ(まとめ)、あなたが生徒会活動の指導担当教員であるとの想定のもとに、そのそれぞれについての指導に際しての具体的取組例を、実践的に記述せよ。 ■ 学級活動を活性化するためにはどのようなことに留意して実践すればよいのかを具体的に記述せよ。 ■ 「自己指導能力」とは何か簡潔に説明せよ。また、その能力の育成に学級活動でどのように取り組まれるのか学年毎に具体的に示しつつ実践的に記せ。 ■ 学校行事の五種類を列記して、それぞれに該当する行事の例を一つずつ挙げ、あなたが中学校または高校の教員であると想定し、それぞれの行事を進めるにあたっての留意事項を、実践の場における具体例を添えて実践的に記述せよ。 ①儀式的行事 ― 卒業式  厳粛な雰囲気で行われるようにする。  場に適さない、節度のない態度の生徒が多ければ、そのような態度は恥ずかしいものだと指導し、行動や服装の乱れを改善するよう、指導したい。  威圧的に指導するだけでなく、ニュースで毎年のように取り上げられる荒れた成人式の様子などに触れ、HR活動等を利用して、生徒が自らよく考え、納得できるような指導をしたい。 ②学芸的行事 ― 文化祭  学芸的行事は、普段の学習活動の成果を総合的に生かす場である。文化祭へのクラス参加の企画は生徒達のアイディアを基本とする。そのアイディアが普段の学習とかけ離れたもの(例えばお化け屋敷)のように見えても、普段の学習と結び付けられる要素を見つけ、「楽しくて勉強になる」を目指したい。  全員で役割を分担し各自の能力や特性を生かすようにしたい。参加しない生徒が出ないように、班ごとに役割と責任を持たせて準備・実行させるなどの形態を考える。 ③健康安全・体育的行事 ― 球技大会  試合に勝つことを目標にクラスを盛り上げて、参加意欲を高め、皆が運動に親しめるようにする。揃いのハチマキを作ったり、応援旗を作るなどする。  運動の得意な生徒、不得意な生徒がいると思うので、事前の練習などでは、生徒同士が教え合ったりサポートし合ったりできるようにしたい。  勝つことを目標とはするが、それのみが重要ではないことも強調したい。 ④旅行・集団宿泊的行事 ― 修学旅行  見聞を広めることや、集団行動や公衆道徳の体験をすることが目的である。  それには、旅先での班別の自由行動をさせたい。限られた時間の中で訪れる場所を決める作業には、情報収集、班内での意見調整など、学べることが多い。  そして、計画どおり実行できれば、自信につな
  • 特別活動研究 科目最終試験 佛教大学
  • 770 販売中 2008/04/10
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