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症状で検索した結果:147件
瘙痒感 1 症状が生じる病態生理 1.瘙痒感とは 瘙痒感とは,皮膚を掻きたいという欲求を引き起こす皮膚の不快な感覚である。皮膚の浅層,粘膜に分布している知覚神経の終末が刺激されて起こる。 2.かゆみのメカニズム 通常,かゆみには末梢性のかゆみと中枢性のかゆみの二つがあるといわれて...
めまい 1 症状が生じる病態生理 1.めまいとは 身体の平衡が保てなくなった状態がめまい(眩暈)である. 平衡機能に関係があるのは耳(内耳)だけでなく,耳疾患に直接関係のないめまいも数多く存在する。 自覚的な訴えには,患者本人あるいは周囲が回る感じ(回転感),外界が上下左右に移動...
浮腫 1 症状が生じる病態生理 1.浮腫とは 浮腫とは細胞外液(組織間液と血漿),特に組織間液が異常に増加した状態をいう。浮腫液の主な成分はNaClである。 2.浮腫のメ力ニズム 浮腫は全身性浮腫と局所性浮腫に分けられる。浮腫の成因は,局所性因子と全身性因子とに分けられるが,全身...
胸水 1 症状が生じる病態生理 1.胸水とは 胸膜腔に貯留した液体(漿液)を胸水という. 健常者では体重当たり0.1~0.2mL/kgの漿液が存在し,呼吸運動をスムーズに行う潤滑油のような役割を果たしている. 肺は臓側胸膜と壁側胸膜(肋骨胸膜)からなる胸膜で覆われている.臓側胸膜...
嚥下障害 1 症状が生じる病態生理 1.嚥下障害とは 嚥下障害とは,「食物が飲み込めなくなること」である。 食欲低下,意識障害,嚥下運動障害,心理的障害などが原因となって食物が口から食べられなくなる状態を,広く摂食障害と呼んでおり,このうちの嚥下運動障害における摂食障害が「嚥下障...
脱水(低張性脱水/高張性脱水) 1 症状が生じる病態生理 1.脱水とは 脱水とは,生体が何らかの理由で体液を喪失し,欠乏することをいう。体液には電解質が含まれている。ヒトの体重の約60%を体液が占めるが,その10~25%を失うと,生命に危険が及ぶことがある。 2.脱水のメカニズム...
出血傾向 1 症状が生じる病態生理 1.出血傾向とは 出血とは,血管壁の損傷によって,血液成分が血管外に流出することをいう. 生体は本来,出血を起こすとそれを止めようと防御機構(止血機構)が働く.しかし,止血機構になんらかの障害があると,なかなか止血できなかつたり,一度止血しても...
知覚障害 1 症状が生じる病態生理 1.知覚障害とは 知覚障害と一言でいっても,その種類にはさまざまなものがあり,なかにはまつたく逆の反応を表すものもある。よって,感覚器伝達経路,あるいは大脳の認知・判断のいずれかが障害されたときに生じるものである。知覚刺激は,知覚受容器から最終...
意識障害 1 症状が生じる病態生理 1.意識障害とは 意識の中枢とは,脳幹にある網様体と呼ばれる部分であると考えられており,そこから視床下部・視床・大脳皮質に向かって,神経線維のネットワークがある。 また,意識のある状態とは自分自身と周囲の状況に気づいている状態といわれている。し...
褥瘡 1 症状が生じる病態生理 1.褥瘡とは 褥瘡は,「局所が圧迫されつづけて血液障害を起こし,その部分の組織が虚血状態になり,酸素や栄養素が供給されなくなって壊死に陥ることで生じる皮膚や皮下組織の損傷」である。 2.褥瘡発生のメカニズム 褥瘡の発生要因として表1に示した。 1)...
転倒 1 症状が生じる病態生理 1.転倒とは 老化に伴って全身の機能の低下が起こり,環境などのさまざまな影響も加わり,転倒しやすくなる。高齢者の転倒が生じる場所は,33%が居室,29%が道路上,14%が階段・廊下.庭,7%が駅・空港となっている(東京消防庁)。 2.転倒の原因[表...
ボディイメージの障害 1 症状が生じる病態生理 1.ボディイメージとは ボディイメージとは,自己概念[図1]を構成する四つの要素の一つであり,自分の体格や顔貌,身体の部分や全体の機能を知覚することで形成されるものである。 人は誰でも他人からの刺激やブィードバックを受けながら,身体...