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福祉学で検索した結果:1,385件
昭和20年代の社会保障制度の整備 第1項 戦後期の社会保障の状況 昭和20年8月15日に終戦を迎えたわが国は、大量の失業者と極度の食糧不足により、ぎりぎり飢えをしのぐ暮らしであった。連合国軍の占領下で、GHQは我が国の非軍事化とその徹底のための民主化政策を推し進めた。「治安維持法...
1. はじめに 私は地域福祉が現代のコミュニティ形成において重要であると考える。1990年に行われた社会福祉関係八法の改正による住宅福祉サービスの法制化は、新しい福祉サービスの在り方への道標といえた。これは障害があっても地域において一般の人と同じ生活が送れるように住宅福祉サー...
福祉国家とは「国民の福祉増進と確保」、すなわち「すべての国民に健康で人間らしい文化的最低限度の生活を保障しよう」とする国家である。第二次世界大戦中はナチスの「戦争国家」、そして戦後には「社会主義国家」と対比する意味で市民的自由を守りつつ国民生活の保障のために積極的に関与する、先...
ケースワークとは何らかの問題を抱えていて困窮していたり、何らかのニーズを持っていたりする人(クライエント)に対して行サポートするためのサービスや援助実践である。 また、目標とするところは、クライエントが「Wellbeing」な状態となり、それを自分たちで保てるようになること、あ...
日本における、第二次世界大戦後の社会福祉の展開を、4段階に分けてまとめていく。 1段階(第二次世界大戦後)
昭和30年代の社会保障の状況 昭和30年代は、神武景気、岩戸景気といった設備投資を中心とした大型景気が続いた。産業構造は、重化学工業中心へと一変し、昭和30年代後半には労働力不足が生じた。労働者の賃金は高騰し、生活水準が大幅に上昇した。そのなかで、低所得層や被保護世帯では高度経...
第2節 皆保険・皆年金体制の形成 第1項 国民皆保険体制への歩み 昭和25年に社会保障制度審議会が行った「社会保障制度に関する勧告」の中で、一般国民に対する国民健康保険制度を数年中に全国民に適用することが提言された。昭和30年には、社会保障制度審議会に医療保障問題に関する諸問題を...
厚生省の創設 第1項 戦時体制への移行 第2編の時期は、昭和13年厚生省創設から昭和20年ポツダム宣言の受諾までであって、昭和12年日華事変の拡大、更に太平洋戦争という戦争の時代である。 いわゆる「日華事変」前夜の状況 わが国は、昭和6年に始まった満州事変、昭和7年の満州国建...
社会保険制度の展開 国民健康保険制度の成立 昭和13年、医療費の軽減に重点を置いた「国民健康保険法」が成立する。成立した要因として、国民体位の低下に対する危機意識の高まり、兵力・労働力の涵養対策、といったことが挙げられる。 国民皆保険運動の進展 国民健康保険制度は順調に普及し...
高齢化時代の社会保障改革 高度経済成長期を通じて、我が国の社会保障制度は制度的には西欧諸国と遜色のないものとなった。昭和48年の第一次石油危機による石油価格の高騰は、物価を急上昇させるとともに、企業収益を圧迫し、高度経済成長の終焉をもたらした。我が国経済は、主として輸出の増加を...
緊急援護体制の整備と保健医療行政 終戦とともに緊急課題となった引揚援護であるが、その業務は、厚生省が引き受けることになり、陸海軍人軍属の復員、一般邦人の引揚、在外日本人の帰国援護の3つの分野であった。一般邦人の引揚げは、内地に全く身寄りの無い者等「無縁故者」も含んでおり、引揚後...
労働省及び社会保障制度審議会の設置 戦後の労働行政の改革は、連合国の対日政策における主要な施策のひとつであり、労働省の設置は、占領開始時からのGHQの基本方針であった。昭和20年、マッカーサー元帥は、民主化五大改革を指示したが、この中に労働組合の結成促進がうたわれていた。これを...