地球温暖化-酸性雨
現在地球温暖化の影響のひとつとして、「酸性雨」があげられる。この酸性雨だが、実際、どんな原因があって降るのか?私たちの生活にどんな影響があるのか、あまり知られていないのが現状である。酸性雨は、海外でしか降らないと思っているのは、間違い。日本でも酸性雨は降っているのだ。その酸性雨について詳しく見てみよう。
酸性雨が降る原因とは? Cause
酸性雨の仕組みは、工場や自動車から排出される大気汚染物質が、雲となり、それを含んだ強い酸性の雨が降ることを言う。よって、酸性雨の原因は、大気汚染物質であることがわかる。では、大気汚染物質とは、なんなのか?硫黄酸化物(SO2)と窒素酸化物(NOx)が主な原因物質である。これらは、工場や火力発電などから出る硫黄物を燃焼すると、硫黄酸化物となり、火山の噴煙などにも含まれる。ボイラーや焼却炉といった窒素化合物が酸化されたものが窒素酸化物であり、自動車の排気ガスもそのひとつ。この他にも有害大気汚染物質を出すものがたくさんある。そういったものが、雲になり酸性雨となって、地上に降るのである。これ以外の有害汚染物質としては、非メタン炭化水素、メタ
現在、人間の経済活動の副産物として排出される大量の二酸化炭素などによって引き起こされている地球温暖化が、異常気象・海面上昇など顕著に見られる自然現象で、現実味を帯びてきている。
国際エネルギー機関(IEM)がこのほど発表した「2004年版世界エネルギー見通し」(World Energy Outlook 2004)によると、2030年になっても世界の化石燃料依存の傾向は変わらず、エネルギー関連の二酸化炭素排出量は現在と比較し、60%以上も増加するという予測がでた。これは各国の政策が変わらないことを前提とした予想だが、これが予想どうり、現実のものとなれば恐ろしいことである。
日本でも政府や関係省庁、企業は環境問題に対して、以前にもましてセンシティブになっている。対策を怠れば、取り返しのつかないダメージを被ることになるのは明白である。