資料:27件
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ゲル濾過によるタンパク質の分離・精製
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◇考察
今回の実習で用いたPD-10カラムは通常はタンパク質溶液からの脱塩やバッファー交換に用いられるセファデックスG-25を小さなカラムに詰め込んだものである。分子量5000以上の物質と1000以下の低分子を分けられる。今回の実習ではタンパク質(フィブリノーゲン)と色素(ビタミンB2)を分離した。
タンパク質(フィブリノーゲン)速く、色素(ビタミンB2)は遅く溶出されたことからタンパク質(フィブリノーゲン)は高分子で色素(ビタミンB2)は低分子と考えられる。
12番の試験管が一番黄色かったので、この試験管にビタミンB2が一番多く含れていたと思われる。
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レポート
理工学
ゲル濾過
タンパク質分離
電気泳動
泳動距離
タンパク質分子
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タンパク質の一次構造の決定
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タンパク質の一次構造の決定
1.タンパク質の一次構造決定法の概要
タンパク質の一次構造の決定法についてその概要をまとめる。まず、粗タンパク質をクロマトグラフィーで精製し、シスチンとシステインは誘導体にして安定化して、酵素と化学試薬による断片化(ペプチド結合の加水分解)を行う。断片化されたペプチド混合物をクロマトグラフィーで分画し、単鎖の精製ペプチドを得る。このアミノ酸組成(種類と量)、断片ペプチドの質量分析とエドマン法などの反応を用いたシークエンサーの結果から、配列順序を決定する。さらに、配列順序を決定するタンパク質について、断片化を最初と異なるペプチド結合の部位で行い、分画後、前回と同様にアミノ酸組成、断片の質量と配列順序を決定し、最初の結果と合わせて完全な一次構造を決定する。
タンパク質の一次構造決定法のおおまかな流れを以下に示す。
粗タンパク質 N末端領域の部分一次構造
HPLC, アフィニティークロマトグラフィー
精製タンパク質
S-カルボキシ
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タンパク質
一次構造
エドマン法
エドマン分解
アミノ酸配列
理工学
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タンパク質結合−限外ろ過法
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タンパク質結合――限外ろ過法
目的
限外ろ過法によりタンパク質の結合能を測定し、薬物のタンパク結合とその変動要因、タンパク結合置換による薬物相互作用、タンパク結合と薬物の体内分布の関連、および薬物の体内分布が薬物体内動態と発現に果たす役割を理解する。
実験方法
今回はアルブミンにスルファメチゾールの結合について調べる。
(1)使用器具及び試薬
ウシ血清アルブミン(分子量=66,000)4%溶液(リン酸緩衝生理食塩水(PBS))
限外ろ過装置、ミリポア社ウルトラフリー、カットオフ分子量=10,000
遠心機、ミリポア社チビタン、6200rpm、2000G
(2)薬物
・スルファメチゾール 抗菌薬(サルファ剤)
0.2mM、0.3mM、0.5mM、1mMおよび1.5mM溶液(PBS)
・トルブタミド 経口糖尿病薬(スルホニル尿素系)
2mM溶液(PBS)
(3)実験方法
調整した0.2mM、0.3mM、0.5mM、1mMおよび1.5mMのスルファメチゾール溶液を2mLずつ試験管に入れた。
1本の試験管に1mMスルファメチゾール溶液を1mL、2mMトルブタミド溶液を1mLを入れた。
6本の試験管に、4%アルブミン溶液を2mLずつ加えた。
試験管をパラフィルムでシールし混合した後、37℃で30分間インキュベーションした。
30分後、各試験管中の溶液約0.4mLを採取し限外ろ過装置上部に入れ、それを遠心機に入れ、10分間室温で遠心した。
(4)薬物定量法
検量線を作成するためにブランクとしての精製水と0.1mM、0.2mM、0.3mMのスルファメチゾール溶液を用意した。これらをピペットマンで正確に50μL採取し、試験管に移した。また、遠心後、限外ろ過装置底部のろ液50μLをピペットマンでサンプルとして試験管に移した。
これらの試験管に1mLの精製水を加えた後、1M塩酸1mL、0.1%NaNO20.25mL加え、室温で15分間放置した。
さらに1%スルファミン酸アンモニウム溶液を0.5mL加え、室温で5分放置した。
0.1%津田試薬0.25mLを加え、混合した後、波長545nmで吸光度を測定した。
結果
(1)以下の結果をもとに検量線を作成した。
スルファメチゾール(mM) 吸光度 A ブランク 0 0.1 0.082 0.2 0.187 0.3 0.248 検量線から非結合形薬物濃度[Df]を求めた。
スルファメチゾール(mM) 吸光度 A 非結合形薬物濃度[Df]M 0.2 0.026 0.031×10-3 0.3 0.036 0.044×10-3 0.5 0.068 0.082×10-3 1.0 0.148 0.18×10-3 1.5 0.238 0.288×10-3 サンプル 0.102 0.124×10-3 (2)[PD]=[C0]-[Df]を求めた。
(3)[P]=0.02×1000/66000=3.03×10-4
(4)r=[PD]/[P]を求めた。
(5)r/[Df]を求めた。
スルファメチゾール(mM) [C0](M) [PD] (M) r r/[Df] 0.2 0.1×10-3 0.069×10-3 0.23 7.42×103 0.3 0.15×10-3 0.106×10-3 0.35 7.95×103 0.5 0.25×10-3 0.168×10-3 0.55 6.71×103 1.0 0.5×10-3 0.32×10-3 1.06 5.87×103 1.5 0.75×10-3 0.462×10-3 1.53 5.31×103 サンプル
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レポート
医・薬学
タンパク質
結合
限外ろ過
スルファメチゾール
アルブミン
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血清タンパク質の電気泳動とAG比
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【目的】
色素法によって、血清タンパク質濃度およびアルブミン濃度を調べること。また、AG比を求め血清タンパク質の詳細を学ぶ。
【方法・結果】
~色素法によるアルブミン/グロブミン比測定~
a) ブランク(水)、アルブミン標準液、検液(ウ)、検液(エ)を25µlずつそれぞれ2本ずつ試験管に入れ、それぞれに発色試薬を5.0ml加えた。すると黄色である発色試薬が、アルブミン標準液と検液(ウ)では黄緑色に、検液(エ)では緑色になった。
b) それらを混和し25℃で35分間放置後、ブランクを対照として630nmで比色、それぞれの吸光度を測定した。
吸光度 平均 ブランク引いた吸光度 ブランク(水) 0.095 0.0845 ブランク(水) 0.074 アルブミン標準液 0.462 0.484 0.3995 アルブミン標準液 0.507 検液(ウ) 0.477 0.487 0.348 検液(ウ) 0.497 検液(エ) 0.770 0.739 0.60 検液(エ) 0.708
c)検体(ウ)、検体(エ)のアルブミン濃度を求めた。
アルブミン濃度(mg/ml) = {(検液の吸光度) / (標準液の吸光度)} × 40
・検体(ウ) = 0.348 / 0.3995 × 40 = 34.84355 ≒ 34.8435 (mg/ml)
・検体(エ) = 0.60/ 0.3995 × 40 = 60.0750 ≒ 60.075 (mg/ml)
d)前回測定した検液(ウ)、検液(エ)のタンパク濃度(mg/ml)より今回測定したアルブミン濃度を引き、グロブリン量を算出した。
前回測定したタンパク濃度
検体(ウ)=95.325 検体(エ)=85.225
A/G比 検体(ウ) = 34.8435 / ( 95.325-34.8435 ) = 0.5495
検液(エ) = 60.075 / ( 85.225-60.075 ) = 1.0253
~血清タンパク電気泳動法~
500nmでのOD値を出し、OD値の総和に対する各画分ODの割合を出した。
1 2 3 4 アルブミン 0.142 0.017 0.002 ‐0.020 検体(ウ) 0.208 0.174 0.173 0.155 検体(エ) 0.273 0.185 0.145 0.133
OD値の総和に対する各画分ODの割合(%)
・アルブミン
全体=ア-1+ア-2+ア-3+ア-4=0.161
ア-1=0.142 / 0.161×100=88%
ア-2=0.017 / 0.161×100=10%
ア-3=0.002 / 0.161×100=2%
・検体(ウ)
全体=ウ-1+ウ-2+ウ-3+ウ-4=0.71
ウ-1=0.208 / 0.71×100=29%
ウ-2=0.174 / 0.71×100=24%
ウ-3=0.173 / 0.71×100=24%
ウ-4=0.155 / 0.71×100=21%
・検体(エ)
全体=エ-1+エ-2+エ-3+エ-4=0.736
エ-1=0.273 / 0.736×100=37%
エ-2=0.185 / 0.736×100=25%
エ-3=0.145 / 0.736×100=19%
エ-4=0.133 / 0.736×100=18%
【考察】
血液中の血球成分(赤血球、白血球、血小板)以外の液状成分を血清といい、血清中に含まれるタンパク質の総量を血清総蛋白(TP)といい、主にアルブミンと4種類(α1、α2、β、γ)のグロブリンからなっている。アルブミン量とグロブリン量の
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血清
タンパク質
電気泳動
AG比
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セミミクロケルダール法による総窒素および粗タンパク質の定量
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目的
試料(きな粉)に含まれているN含量及び粗タンパク質をセミミクロケルダール法により定量する。
実験操作
1)試料の分解
きな粉約40mgを精密に量り200mLのケルダール分解フラスコに入れた。
これに分解促進剤0.5g、H2SO4 3mLを加え、フラスコを揺り動かしながら30%H2O2溶液1mLを加えた。
補足)分解促進剤:CuSO4・5H2O − K2SO4(1:4)
これをドラフト内のケルダール分解装置にて100Wで加熱した。
試料が炭化がしたら200Wにして煮沸し、分解液が淡青色透明になってから、1時間加熱した。
冷却後、分解液に水20mLを徐々に加え、分解フラスコを蒸留装置に装着した。
2)蒸留
蒸留装置の吸収フラスコに0.05N H2SO410.0mlを入れ、これにブランスウィック試液3滴を加え、冷却器の先端は液面下に浸しておき、小漏斗から30%NaOH溶液25mLを加えた。
補足)ブランスウィック試液:メチルレッド0.2gおよびメチレンブルー0.1gをエタノール300mLに溶かしろ過したもの。
ついで水蒸気発生器から水蒸気を通じて導入し、留液約100mLを留取したのち、冷却器の先端を液面から離した。
さらに留液数mL を留取し、ついで冷却器の先端内外壁を少量の水で受器内に洗いこんだ。
考察
今回の実習では、ドラフトが故障したため分解液の色を淡青色透明になるまで行かなかった。またH2O2溶液を加えた際、振り続けたため、白い泡を発生した。課題
問1 この方法で得られた値を粗タンパク質というが、その理由は?
問2 分解促進剤や過酸化水素水の役割を述べよ。
問4 本法で定量可能な窒素化合物および定量不可能な窒素化合物を挙げ、その理由について述べよ。
問5 濃硫酸の役割について述べよ。
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医・薬学
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総窒素
粗タンパク
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