資料:9件
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面接法と質問紙調査法について
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心理学研究法は、何らかの方法を使ってデータを集め、それを統計的手法で分析することである。どのような調査方法を使うのかは、その研究目的・研究領域により違ってくる。以下に、面接法と質問紙調査法について述べる。
(1)面接法〜研究者が回答者に直接会って、回答を得る方法である。双方向のコミュニケーションをしながら、データを収集できるため、質問紙調査法では得られない深い情報や、対象者の意識や経験の全体をデータとして得ることができる。また、断片的になっていた対象者の意識・経験を全体として捉えることが可能であり、予想できなかった新たな洞察が得られる、全体的に質の良い情報を得ることができる方法である。
面接法は、以下の種類がある。
?構造化面接〜あらかじめ質問事項を決めて話を進める。診断面接など。
?半構造化面接〜質問領域は準備するが、質問の言葉や順序は面接の流れによって変化する。各種心理アセスメント。随時質問事項を加えていく
?非構造化面接〜質問事項は事前に用意せずに、質問内容や話題は面接の流れによって決める。心理療法としての面接。自由な話の中から理解をしていく。
このように、面接場面や面接の手続きは、標準化されており、個人よりも集団の特徴把握に焦点が置かれている。面接の対象者は、目的に応じて個人や集団など変化する。
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心理学の研究法のうち、面接法と質問紙調査法について
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(1)面接法について
面接法(inteviewing method)とは、人と人とが、一定の場所において、直接顔を合わせ、ある目的をもって、主として言語を用い、話し合い情報の交換、意志の伝達、相談、問題の解決などの目的を達するための方法である。この方法は、面接試験、世論調査、カウンセリング、心理療法など幅広い分野で採用されている。心理学の分野では、調査的面接法と臨床的面接法に分けることができる。面接法では、面接者と被面接者(クライエント)との間によいラポール(rapport)が成立していることが基本となる。ラポールとは、面接者と被面接者という二者の間に、防衛的な態度がなく、自由に意志や感情の表現ができ、お互いに信頼し合うことのできる関係が成立することである。
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「心理学の研究法のうち、面接法と質問紙調査法について述べよ。」
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「心理学の研究法のうち、面接法と質問紙調査法について述べよ。」
1.面接法
(1)面接法の定義と特徴
面接法とは、一定の環境において面接者が対象者と対面し、相互コミュニケーションを通して情報を収集する方法である。面接法は、対象者の自己表現を通して情報を得る方法である。そのため、対象者の内的世界を把握するのに優れている。面接法は、対象となっている人々の主観的体験を、その背景を含めて把握することを目的とする調査に適した方法である。
(2)面接法の種類
①構造化面接
事前に質問すべき項目が準備され、面接者はそれを逐一質問していき、目的とするデータを系統的に収集していく面接法。(知能テストなど) ②半構造化面接
予め質問項目は準備しておくが、会話の流れに応じて質問を変更し、あるいは追加して目標とするデータを集積する面接法。 ③非構造化面接
質問する項目を予め想定しておくものの、会話の流れに応じて自ずと面接の目標に関連した内容が語られるように面接を進めることを通じてデータを収集する。(自由な会話から目的の内容に導く) (3)面接法の長所と欠点
面接法の長所としては、面接者が対象者と時と場を共有し直接向き合うことで、面接者は協力者の言葉からだけではなく、表情や語り口からも情報が得られるため、より生き生きと協力者をとらえることができる点がある。また、不明点や疑問点をその場ですぐ尋ねかえすことができるため、誤解なく、より深く必要な情報が得られる。また、話すことでコミュニケーションをとるため、文字が読めない子どもから老人まで、幅広い年齢層に対して研究を行うことが出来る。
面接法の欠点としては第一に、面接法は他の研究法に比べ、時間や費用がかかるため、一度に多くの人のデータをとることが難しい。
第二に、直接向き合うことは、面接者にとってはより深く協力者を理解することができる最大の長所であるが、協力者にとっては匿名性が失われるという大きなストレスになる。
第三に、たとえ同じ内容の質問でも、「どこで」、「誰とどのように」面接するかという状況の影響を受けやすい。面接法は面接者と対象者の相互作用によって成立するので、研究者の影響が及びやすい。例えば、対象者が研究者の期待を察知し、それに合った返答をしてしまう事態や、親しさや信頼感などによって面接で語られる内容が変わってくるということが生じてくる。
(4)留意点
実際の面接の場において対象者の自然な語りを引き出すためには、面接前からのラポール(信頼関係)の形成が重要になってくる。しかし、欠点にも述べたとおり、関係が親密になりすぎることも調査結果に影響する。面接者はコミュニケーション技術と面接技術の向上に日頃から取り組む必要がある。 また、面接後、得られたデータの整理に取り組むが、この際、研究と無関係の第三者が内容を知ることがないようにプライバシーの保護に努めなければならない。 2.質問紙調査法
(1)質問紙調査法の定義と特徴 質問紙調査法とは、用紙に一連の質問を配置したもので調査する方法である。 この方法は、比較的手軽に実施できるということもあり、さまざまな学問で広く用いられる。 (2)質問項目の形式 質問紙の中では、さまざま形式の質問項目用いられるが、そのうち代表的なものをいくつか述べる。 ①選択式
複数の選択肢を与え、あてはまるものを選択させる形式。調査系の質問紙や知識検査、能力検査でよく用いられ。 ②正誤式
ある質問に対し、あてはまるとき(○やYesなど)、あてはまらない(×やNoなど)と答え
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心理学研究法① 「心理学の研究法のうち、面接法と質問紙調査法について述べよ。」 課題レポートA判定
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心理学研究法の一般的な方法は、何らかのデータを収集し、主に統計的手法によりそれらを分析することである。どのような調査方法を用いるのかは、その研究目的、研究領域によって異なる。ここでは、「面接法」と「質問紙調査法」について述べる。
「面接法」は、何らかの目的のもとで、面接者と回答者が主に言語的手段を用いて相互作用を行うことである。インタビューとも呼ばれるが、その言葉に最もよく当てはまるのが「調査的面接」というもので、質的調査によるデータの収集を主な目的とする。この場合、面接場面や面接の手続きは標準化されており、個人よりも集団の特徴把握に焦点が置かれる。面接は目的に応じ、個人又は集団で行い、面接の進め方も厳密に統制されたものから緩やかなものまでさまざまである。
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