連関資料 :: 学習指導要領

資料:72件

  • <中学校の数学における戦後から今日までの学習指導要領の内容の変遷>
  •   学習指導要領がまだ「試案」であった頃は、経験主義の立場に立っており、「生活単元学習」がスローガンとして掲げられた。「生活単元学習」では、生活上の問題を取り上げ、その解決の過程で数学を学習させようというねらいを持っていたが、生活経験に振り回され、数理の系統や論理性が見失われてしまうのではないか、という批判がなされた。また、教科の選択の余地がありすぎたために、義務、普通教育としての中学校のあり方が問われたのだが、国民共通の教養をどう捉えるか、普通教育と職業教育の在り方をどうするかという観点に基づいて、1949年に新制中学校の教科と時間数が改正され、普通教育にも職業教育にも対応できるよう必修の時間に幅を持たせたり、選択科目を多くしたりするなど、当時の新制中学校の教科や配当時間数は二転三転していた。更に、各教科の総時間配当については、各地域及び学校の事情と生徒の必要を考慮の上、学校ごとに適宜教育計画を定め得るよう最低時間数と最高時間数を示すにとどまったため、インフラ整備がどれくらいできているかなどということにより、地域によって、数学を含め必修科目を教える時間に差ができてしまうということも指摘された。
  • レポート 教育学 戦後 数学 学習指導要領 カリキュラム 中学
  • 550 販売中 2005/09/01
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