連関資料 :: <対話>のない社会

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  • 指定管理者制度と市民社会について
  •  国立博物館・美術館が独立行政法人に移行して5年を経ようとしているが、今日、国立博物館・美術館の「市場化テスト」導入を巡り、再び博物館を巡る議論が盛んに行われている。一方で、地方の公立博物館・美術館では、「市場化テスト」に先駆けて「指定管理者制度」の導入が認められ、一足早く「民間」の手によって施設の管理運営が行われる体制が整った。元来国家政策の一環として行われてきた芸術文化政策が民間の手に委ねられるということは画期的なことである。  そこで、現代市民文化とアートマネジメントというテーマについて、特に日本の博物館・美術館における指定管理者制度というシステムの問題点を整理し、どうやってこの制度を活用しできるかについて、簡単にまとめていこうと思う。 1. 指定管理者制度とは何か  まず、指定管理者制度とは、地方公共団体によって指定を受けた企業、NPO、社会福祉法人などの団体が公共施設の管理運営を代行する制度である。従来、地方自治法によって、公共施設の管理委託をすることができる団体は、公共団体、公共的団体、地方公共団体が半分以上出資する法人の三つに限られていたが、2003年9月の地方自治法の改正により、上記以外の民間業者をも広く対象とした「指定管理者」の指定が可能となった。ここでは指定管理者制度の指定の手続きに関しては省略するが、この制度を運用するに当たって注意が必要なのは、選定基準のあり方と、業務の範囲をどこまでにするかということである。つまり、自治体の選定基準と、業務範囲によって、施設の性格がおおいに異なりうるということになる。  選定基準については、総務省による例示的基準が既に示されており、そこでは「?公平性、?有効性、?経済性、?安定性が示唆されている」(『アーツ・マネジメント概論』伊藤裕夫他、207頁)。
  • レポート 社会学 指定管理者制度 アーツ・マネジメント 市民社会 博物館
  • 550 販売中 2006/02/14
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  • 教育社会学第一設題
  • 「社会の構造変動として、情報化・国際化・高齢化・高学歴化が進行すると、教育はそれぞれどのように変化するのかについて論ぜよ。」  今、私たちが生活している社会は、高度の物質的文化が発達し、経済的に恵まれた「豊かな社会」であるといわれている。しかし、その現代社会は同時に様々な、かつ多くの問題をも抱えている。私たちの生活している現代社会の特質を4点から考察し、そして教育はどのように変化していくのかについて論じたい。 情報化社会と教育  現代社会は情報の洪水であると呼ばれ、マス・メディアの発達により多くの有害な情報が氾濫している。情報メディアへの過度ののめり込みは、屋内への閉じこもりに現れるような人間関係の希薄化、直接体験の不足、心身の健康への影響などの問題が指摘されている。その結果、人間関係をつくる力、思いやる心などが子どもたちに十分育まれないことや、生や死に関する現実感覚が薄れるのではないかといったことなどが懸念されている。  しかしながら、高度情報通信社会では、子どもであっても、大人と同様に多様な情報に簡単に触れたり発信したりすることができ、このことをよい方向に生かせば、子どもたちへの働きかけの可能性が広がり、知性や感性を触発し、日常生活の幅を広げ、それを豊かにすることができる。 また、情報化社会では、情報通信の高度化に対応できない、いわゆる「情報弱者」は、生活していく上で不利な状況に置かれることになるといわれている。そのためマルチメディアを活用する機会の充実は、誤った情報や不要な情報に惑わされることなく、真に必要な情報を取捨選択し、自らの情報を適切に発信し得る能力、つまり情報リテラシーを育成していく上で意義深いことである。  情報化に対する教育は、日進月歩の技術発展の中で生涯にわたって人々の情報に関する基礎的資質を育成し同様に一般的な教養も豊かにしていかなければならないものである。 国際化社会と教育 国際化の進展は、交通手段の発達や情報化の進展などを背景に、人・物・情報などが国の枠を越えて飛び交っているため、経済や文化等のさまざまな面でボーダレス化を進行させている。このボーダレス化の進行はまた、国の枠内での生き方から世界の人々と協調して共に生きる生き方への必要性をますます高めている。 従来の日本の学校教育では、多数の国民をその内部に取り込み、巧妙に序列化する一方で、基準に合わない一部の人々を外部に排除してきた。すなわち、学歴に基づく身分的秩序を維持・存続させていくために、少数の者を学校の規範にそぐわない者として脱落させていったのである。しかし、世界のグローバル化と日本社会の国際化という現代の変化に対応して、共生をすすめる国際理解教育が重要になってきた。国際理解教育とは、自己と他者の人権を尊重しながら、異なる文化を認め、世界の人々と共に生きていこうとする人間を育てる教育である。 これからの国際理解教育で必要とされる資質は第一に、地球的視野(相互依存性の認識)を持つこと。第二に、異文化に対する理解・寛容。第三に、人権の尊重。第四に、異文化者との間のコミュニケーション能力である。  以上四つの資質はいずれも、すべての人間がこの地球上で共に生きていこうとする、いわば「共生」をめざす教育に求められる資質である。それらはそれぞれ単独で育成されるのではなく、相互に関連しあい影響しあいながら伸長していくものである。  「共に生きる」とは、世界のすべての人々が自己の生を充実させうる社会の実現を阻害している諸問題に目を向け、その解決のために積極的に社会参加していくこ
  • 教育社会学 第一設題 佛教大学 通信教育
  • 550 販売中 2008/07/06
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  • 教育社会学 A判定 (2)
  • 学力低下とは何かを明らかにし、社会階層のような社会的不平等と学力がどのような関わりを持つのかについて述べよ。  「生きる力」を育てるため、「ゆとり教育」が実践されてきた。しかし、現実には「教育病理」は解消されず、いじめの陰湿化・巧妙化・不登校の増加・学級崩壊、さらには学力低下の問題を露呈したのだ。 学力低下の問題について考える。教科書の内容が削られ、授業時間数が減った上に必須科目が増加したのだから、学力が低下しないはずがないと新聞の論調はなっているし、その視点から書かれている。実際に、IEAによる中学生を対象とした国際学力調査において日本の順位は下がってきている。しかし、すべての児童・生徒の学力が低下しているわけではない。そして、教育段階の生徒に関しては国際的にみても学力水準は決して低いものではない。 今、学力低下が非常にセンセーショナルに論じられているが、大学生に限っては世代論と絡める形で論じられ続けてきた。しかし、今日展開されている議論は、明らかにそれとは異なる。これまでの大学生の学力低下はこれまで大学に入れなかった層が大学生になることによって引き起こされたともいえるある意味で必
  • 日本 社会 子ども 学校 学習指導要領 学習 学力 国際 児童 問題
  • 550 販売中 2009/08/24
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  • CDMの途上国における環境社会配慮
  • 一章 何故CDMに注目したか  昨今、地球温暖化の影響と思われる異常気象、海面上昇、また地球温暖化によって将来起こりうる問題などのニュースが多く報道され、地球温暖化の問題は深刻さを増していると思われる。そのような中、京都議定書が採択されてから6年余の紆余曲折を経て、ロシアの批准により2005年2月16日にこの議定書が発効することとなった。また2005年1月、EUにおいて欧州排出権取引がスタートし、2005年10月20日には、CDMによる初めてのCER(Certified Emissions Reduction:CDMで発行されるクレジット)がCDM理事会によって発行された。今回CERが発行されたのは、ホンデュラスにおける2つの水力発電プロジェクトであり、各プロジェクトの投資国であるイタリアとフィンランドが、それぞれ37,000CER,17,800CERを獲得した。このように2005年は、欧州において国家間の排出権の取引が始まり、議定書の発効によって世界規模での京都メカニズムによる排出権の獲得が本当の意味で認められ、実際にプロジェクトが動き出し、結果が出た年となった。そこでCDMに着目してみた。 二章 CDMは環境・社会的側面から見て発展途上国にどのような影響を与えるのか  CDMとは1997年、京都で開催された「気候変動枠組み条約第3回締結国会議(略称COP3)」で認められ、各国の温室効果ガス排出削減目標に対する取り組みを補足することを目的としたメカニズムの一つである。京都議定書によって温室効果ガス排出削減目標が定められている先進国が、同様に京都議定書に署名をしている発展途上国において温室効果ガスを削減するプロジェクトを実施し、その削減分に相当するCERを取得する仕組みである。これは日本のように省エネルギー技術などが世界のトップクラスで、自国の事業でさらなる温室効果ガス排出量の削減がさほど見込めない、または費用対効果が低い国において有効である。
  • レポート 経済学 CDM 途上国の環境への影響 途上国の社会的な影響 CDMと途上国
  • 550 販売中 2005/11/30
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  • 社会公民指導法Ⅰ2
  • 東洋大学通信課程合格レポートです。 先生からの評価コメントつきです。 (1)指導要領は、経験主義の教育理論に基づいた初期社会科から1955年版・58~60年版によって系統主義社会科に大きく変化しましたが、内容の違いは何か。また、変化した理由と背景を政府の立場からだけでなく、批判的な立場も交えて考察しましょ う。 (2)いわゆる「ゆとり教育」から脱「ゆとり教育」へと変化した理由を社会的あるいは世界的な背景を考慮しながら考察しましょう。
  • 東洋大学 東洋 通信 社会科公民指導法 日本 歴史 アメリカ 経済 小学校 社会 学校 教師 学習指導要領 学習
  • 660 販売中 2015/08/03
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  • 社会福祉援助技術論1
  • 社会福祉援助技術論1 課題 「ソーシャルワークとケアマネジメントの関係について述べなさい」 題名 「ソーシャルワークとケアマネジメントの関係について」 ソーシャルワークとは、社会福祉援助実践で活用される専門的援助技術の総称である。  社会福祉援助は、人々が陥っている困難に応じて、本人の気付かない問題解決への潜在的能力の発見と開発を図り、各種社会資源を活用して自助能力を発展させるものである。又、その困難の原因を客観的に捉え除去・改善し、社会的機能を高めるものでもある。  一方ケアマネジメントとはどのようなものか。この概念はごく最近できたもので、ソーシャルワークから比べると歴史も浅く短いものである
  • ソーシャルワーク ケアマネジメント 社会福祉士 社会福祉援助技術論
  • 550 販売中 2009/06/15
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  • ダーウィンの影響を受けた社会進化論
  •  スペンサーによって始められ、アメリカではサムナーによって広められた社会進化論は、ダーウィンの生物学的進化論と混同され、誤解されがちである。  それはとりわけ、「淘汰」(selection)という言葉のそれぞれの進化論で使われる意味の違いにおいてである。ダーウィンの進化論において使われる「自然淘汰」(natural selection)の対象となるのは個体、または先天的な生物学的能力である。たとえば、野生動物の世界では弱肉強食の結果として、適者生存の法則が支配しているということが起こる。この場合には、淘汰される対象は個体なのである。それに対して社会進化論においては、淘汰の対象となるのは、個人というわけではない。社会進化論で扱われるのは、自然淘汰ではなく、社会制度形成に関する淘汰、すなわち社会淘汰なのである。この誤解によって、社会進化論が人間社会において、自由放任・機会均等による「金メッキ時代」とも呼ばれる、南北戦争後の個人主義を正当化するものとして利用されることとなったのである。
  • レポート 社会学 社会進化論 ダーウィニズム スペンサー カーネギー
  • 550 販売中 2006/02/05
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  • 近代西欧社会の成立とキリスト教
  • 近代西欧社会が成立するに当たって キリスト教が影響を与えた例 【 序論 】 私見では、近代社会の成立に大きく関わったと重要な規範文化とでも言うべきものを挙げるとするならば、まず政治的にはヨーロッパ各地において勃発した市民革命の原動力となった人権思想があり、さらに、経済的には資本主義があるのではないかと思う。市民革命はまさに、その激動を経験したからこそ個々の市民は様々な権利を獲得して自立した市民たりうる立場に到達し、資本主義の成立は、古代ギリシアなどにおいては公的な政治活動に比べると一段下のものとみなされていた状況とは異なり、私的領域における経済活動を拡大することにつながった。つまり、そうした過程を経て私的領域が増大したことから、市民社会が成立したと言えよう。 ただ、この時期には宗教改革も重なり、キリスト教、特にプロテスタント派の影響も抜きには語れない。こうした宗教的影響は、近代への転換期においてどのように働いていたのだろうか。 そこで、自分が論じたいのは近代社会を築き上げるうえで重要な役割を果たしたと思われる、資本主義や市民革命成立の下地にプロテスタンティズムが大きく関わっていたことである。前者についてはマックス・ヴェーバーが『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』において述べており、これを参考にして両者のかかわりについて論じたい。後者については、市民革命が進む上で重要な理念となった人権思想にキリスト教的影響が見られるのでそれを軸に議論を進めたい。 【 近代資本主義社会の成立とプロテスタンティズムの関わりについて 】 上述のマックス・ヴェーバーの著書によれば、彼の問題意識は西欧にのみ何故資本主義が成立したのかという所にあった。彼によれば、単なる拝金や利益追求型の営利活動は洋を問わず世界各地に存在するが、その活動に対する特殊な内面的作用の影響を受けた西欧型の合理的精神を有する資本主義は、他地域や全時代の状況に比べるときわめてその性質や成立の背景が特異であるという。  その背景を宗教的見地から述べるならば、16世紀から17世紀にかけてプロテスタンティズムの中でも大きな位置を占めるカルヴァン派やそこから派生したピューリタニズムの禁欲的思想が普及したことが肝要であり、それまでのカトリック教会の支配の下での形式的な信仰活動とは異なる状況が生まれた。そこでは、カルヴァンによる、「人間のために神があるのではなく、神のために人間が存在」し、人間の中でもごく一部の者しか救われないという「予定説」の考えから、来世での救済のために世俗内で禁欲的に、そして、自己を高めるという潮流が生まれる。その際、敬虔な信徒たちは、自己が神からの恩恵を受けるに値するかを各々で厳しく審査し、これが理性的(合理的)精神の涵養に繋がったのではないかと思われる。  
  • レポート 社会学 モダニティ ヴェーバー プロテスタンティズム
  • 550 販売中 2007/03/06
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