連関資料 :: インフォームド・コンセントについて

資料:4件

  • インフォームドコンセントについて
  • 1.はじめに  近年、インフォームド・コンセントという言葉をよく耳にするようになってきた。しかし、現在では、まだインフォームド・コンセントを行うには大変難しい状況の中にいるといえるのではないだろうか。実際に、病院に行ったときに、医者の言葉の中に難しい言葉が混ざっており理解ができなかったことや、医者は説明をしたつもりなのかもしれないが患者側の私には理解ができないまま帰されたことがある。まだまだインフォームド・コンセントは不足しているといえるのであろう。  ここでは、インフォームド・コンセントの意味と問題点、歴史、そしてその必要性と解釈のされ方について検討する。   2.インフォームド・コンセントとは  インフォームド・コンセントとは、「説明と同意」、「説明、納得、同意」など様々な日本語に訳されているが、これは「理解してもらえるような十分な説明を行ったうえよく相談し、合意に達する」という意味である。現代の医療においては、医師と患者が相互に対等の関係にあるべきだとの前提に立ち、従来の医者任せである「よろしくお願いします」型の同意と対比して、治療の方針を患者が自分で決めるという自己決定権が認められてきている。 わが国では、1990年1月、日本医師会生命倫理懇談会が、医療現場へのインフォームド・コンセントの積極的な導入を提言しており、現代の生命倫理の議論における重要な概念の1つとなっている。 3.インフォームド・コンセントの問題点  インフォームド・コンセントについては、いくつかの問題点が指摘されている。  第一に、医療に関して医者は専門家であり、患者は素人であるため、医者と患者の関係が実質的に対等になりにくいということである。その上、患者は事態の深刻さに冷静さを失い、病状によっては判断能力を全く欠いていることさえある。
  • レポート インフォームド・コンセント 生命倫理 説明と同意 informed consent
  • 550 販売中 2005/11/18
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