連関資料 :: 中学校(高校)における学級活動の留意事項

資料:4件

  • 中学校または高校学級活動において、学級担任としての指導に際しての留意事項
  •  学習指導要領では、学級活動・ホームルーム活動において大きく分類して三点の具体的活動内容を定めている。その三点を挙げ、筆者が学級担任であると想定した場合の取組例を挙げる。また、対象学年は「高校2年生」と想定する。 (1) 学級や学校の生活の充実と向上に関すること  ここで焦点となることは、生徒が学校という社会集団の中で、自身の所属する集団にとって何が問題かということを考えさせることである。  取組例として、学校生活の中で不便な点や校則などについての疑問点を議題に議論を行わせる。そして、改善の必要性が強く見受けられるならば、生徒会を通じ、実際に改善出来るように働きかけさせる。議論を行う際に注意することは、 教員はあくまでも議論の脱線を修正することであり、問題点の提示や進行などは出来る限り生徒たちの自主性を尊重する。問題発見、議論、提案、解決の四点を段階的に推し進めさせる。  そして、議論その他の活動時に注意する点はあくまでも生徒主導、いわば民主的に進めるが、意見の少数を切り捨てる「数の論理」に偏重させないように教員は配慮する必要がある。
  • レポート 教育学 学習指導要領 進路指導 生きる力
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  • 特別活動研究(中学校高校)における学級活動留意事項についてまとめてください。)
  • 『中学校(高校)における学級活動の留意事項についてまとめてください。』  学校の教育活動は教科教育と教科外教育であり、特別活動は教科外教育の中に含まれる。この、特別活動は教科とともに、車の車輪、として学校教育を支えているものであるといえるであろう。 特別活動の意義は、他人との共同生活を通じて学ぶことで人間的な交流を深め、お互いが個性を発揮し、それを理解しあい、尊重しあい、知識を持っているだけではなく、主体的・自主的にものごとを実践していける力を養うことである。また、現代は変化の著しい社会であるから、社会に対応できる適応力、社会に働きかける力、その前提となる社会的判断力を育てることも含まれる。 その、特別活動の一内容に学級活動がある。 学習指導要領において、「学級活動においては、学級を単位として、学級や学校の生活の充実と向上を図るとともに、生徒が当面する諸問題への対応及び健全な生活態度に資する活動を行うこと。」と示されている。特別活動の中で、学級単位で行われるのは学級活動だけである。  学級活動で中心となる活動は学級討議である。児童・生徒たちが円滑に目標達成のために討議をすすめていくためには、十分な指導が必要となる。以下に学級活動指導実践上の留意事項を述べていく。 ①議題の設定における留意点 (ⅰ)児童・生徒主体型と教師主体型 学級などにおける生活上の諸問題の解決に当たっては、児童・生徒の十分な討議を必要とする。児童・生徒主体型で自主的に児童・生徒が議題を決定してそれについて討議を行っていくのが望ましい。 しかし、議題の決定に当たり、生徒指導上の問題などから担任として児童・生徒に討議させなければならないケースも想定される。このような教師主体型の場合は、担任が児童・生徒に代わり議題を提示することになるが、自らすすんで学級活動等の諸問題を討議して、解決を図ろうとする児童・生徒の意欲をそがないために、担任が議題を提示しなければならない理由を述べ、児童・生徒に理解を求め、了承を得ることが重要になってくる。 (ⅱ)取り上げるに相応しい議題 討議をすすめていくに当たり、どのような議題であってもいいのではなく相応しいものでなくてはならない。 以下に相応しい議題を列挙していく。 問題解決に緊急を要する内容をもつもの 児童・生徒の多くが解決を図りたいと考えている内容をもつもの 学級全員に関わりの深い内容をもつもの 十分な討議を必要とするある程度の複雑さを伴う内容をもつもの 予め結論が決まっているような内容をもたないもの 単純で担任が一方的に指示すればすむような内容でないもの 児童・生徒たちの手ではどうにもならない複雑な内容をもたないもの 前向きで積極的・活動的な内容をもつもの その他では、例えば、プライバシーに関わるようなものは些細な内容であると思われても、細心の注意を払うことが必要であろう。ただ、プライバシーに関わるような内容のものを議題にすることで、児童・生徒全員の向上発展に繋がると考えられるような場合には、事前に当事者および場合によっては保護者とよく話し合い、了承を求めておくことが必要である。 ②議決と少数意見の尊重における留意点 議決を決定する際に大切なことは、議決に先立って十分な討議がなされたかである。指導者としては、児童・生徒が十分討議を仕切ったかに留意することが重要である。 (ⅰ)多数決の原理に基づく議決 「最大多数の最大幸福」といわれる民主主義では、議決に多数決の原理が採用される。この多数決において留意しないと、本当の意味で多数決にならないことがある
  • 特別活動 学級活動 佛大 教育学
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