連関資料 :: 民族について

資料:37件

  • 民族紛争、エスニシティ
  • エスニシティ(ethnicity)とは共通の出自,慣習,言語,宗教,身体的特徴などに基づいて特定の集団のメンバーが持つ主観的帰属意識やその結集原理を意味する言葉として一般的には語られてきている。エスニシティは比較的新しい概念であり、20世紀になってからアメリカで“発見”された。また、アメリカには多くのエスニシティグループが存在する。一言でアメリカといっても白人、黒人、黄色人種、ユダヤ人、ヒスパニックなどさまざまな要素に分けられる。例えばアメリカ国内に住む日系住民は母国への帰属を完全に放棄したわけではなく、アメリカのなかに自らのコミュニティーを作り上げていった。完全に母国の生活習慣を捨てるのではなく、日本文化とアメリカの文化をさまざまな形で融合させていった。その典型ともいえるのは華僑ではないだろうか。彼らの作り上げるコミュニティは日本にもあり、有名なものは横浜中華街であろう。彼らの持つエスニシティという概念がそこまで明確に定義できるものでないので難しいが、民族や人種という概念と似た性質をもつとされる。 あるエスニックグループが生まれるということは一つの価値が発生するということであり、現在
  • 日本 アメリカ 文化 社会 差別 地域 韓国 問題 人間
  • 880 販売中 2009/06/17
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  • 神話にみることのできる民族
  •  当然のことかもしれないが、神話というものにはそれを語り継いできた民族の民族性というものが多分に含まれているように思われる。たとえば、授業で取り扱った創世神話五編の世界創世のくだりをみてみると、まずキリスト教の神話である聖書には、世界は唯一新が「秩序立てて」創ったものであり、神の似姿である人間は「自然を支配」し、自然は道具であるということ、また、唯一神は男性的であり、男(アダム)から女(イヴ)が創られるなど男性優位的な性格が感じられる。これは厳しい自然を克服しようとし、自然に立ち向かってきたヨーロッパ人の気質と、男性主体の歴史や社会を築いてきたという事実が反映されているのだろう。  次に、ヘシオドスの神統記には、「夜が幽冥と情愛の契りして」のように、自然物あるいは現象に神としての性格を付与するとともにそれらをあたかも人のように性別を持ち、子をなすように世界創生が描かれている。また、聖書とは違い、最初の神が女性的性格を持った地母神であったり、世界が落ち着きをみせるまではさまざまな混沌とした状況が現れたりする。
  • レポート 海外文学 神話 民族 民族性のちがい
  • 550 販売中 2006/02/05
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  • 中国における他民族教育
  • 某旧帝大の教育学課題レポート。 表紙を合わせて8ページ。約。7700文字。 タイトル: 中国における統合政策と少数民族教育の対立 -朝鮮族にみる、少数民族の自発的な漢民族文化への同化- 概要: 中国は世界第4位の広大な国土に、漢族と55の少数民族を抱える多民族国家である。しかし少数民族とはいうものの、その人口は1億人以上に及び、量的には必ずしも「少数」ではない。それゆえに、少数民族教育だけでなく、それら少数民族の分離独立を避けるためにも、中華人民共和国という国家へと帰属させる統合政策も重要とされてきた。本稿では、この巨大国家中国の統合政策は中国少数民族教育、ひいては彼らのエスニシティに影響を及ぼしているかという問題を扱う。そして結論として、統合政策が少数民族教育を飲み込み、自発的な漢民族文化への同化が将来的に進行するであろうことを導きたい。
  • 歴史 憲法 中国 民族 学校 文化 朝鮮 言語 政策
  • 880 販売中 2010/01/25
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  • アフリカ民族の成人式
  • 感想  ヌエル人の少年が受けたガルという成人式にしても、教科書に書いてある成人式にしても、  すべてに共通しているのは、ある種の試練(肉体的、精神的な違いはあるにしても)である、ということであるように思われる。例えばガルでは男の子が頭を切られて苦痛にゆがむ顔が印象的であったが、では、このように苦痛を味あわせる理由はなんだろうか?男性は狩にでなければいけないので、怪我をすることも必然的に多くなるはずであり、それに慣れるためである。とも考えられるが、ここでもうひとつ注目すべきことは、成人式は性の確立(子供から男、女へ)と強く結びついているということである。男、女にあることで、結婚、性交、そして出産などが初めて可能になる。それらの行動には大きな責任が伴い、大人の自覚が必要となる。試練を受けることで、大人の男女としての自覚をはっきりさせるという目的があるように私は思う。 では振り返ってみて、日本の成人式はどうだろうか? 日本の成人式  まず、日本の成人式がこれまでに見てきた成人式と異なる点を考えてみると、ほとんど試練とは考えられない点、そして男、女へと変わるわけではない点の2つが大きな差異だと思われる。特に授業と関係ある2つめの点について、では成人式にはジェンダー的なものは1つもないのだろうか。一番初めに目に付くのは衣装である。現在でも、男性はスーツ、女性は着物を着ることがほとんどであり、女性がスーツを着ているのを見ることは少ない。ここに、教科書の例やガルとの共通点を見出すことは可能だろうか?
  • レポート 社会学 アフリカ 成人式 現代人類学 ジェンダー
  • 550 販売中 2005/11/11
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  • ユダヤ人の民族意識
  • ユダヤ人の民族意識 ユダヤ人の歴史では国を持った次期はわずかしかない。しかし彼らは国を持っていても、もっていなくてもユダヤ人であり続けた。どこの土地に行ってもその地の民族と同化することは無かった。彼らはアイデンティティを何に見出したのであろうか。また民族意識のもたらしたものとは何か。 ~旧約聖書~ ユダヤ人は因果関係を明らかにし内容豊かな歴史書を書いたはじめての民族である。彼らは進行の基本としてトーラとよばれる旧約聖書最初の五書を信仰の基本にしている。これはヘブライの諸民族が後述してきた伝説や法律である。前597年のバビロン捕囚以降に書き物としてまとめられた。この伝説を書き記しただけのものがなぜユダヤ教の信仰のよりどころになったのであろうか。それはキリスト教の分離である。紀元前70年に最終的にユダヤ教から分離したキリスト教は瞬く間に信仰数を増やし国家宗教の役割を果たすようになる。改宗を許しているユダヤ教はキリスト教に多くの信者を奪われ、その厳格性ゆえユダヤ教の人口は減ってしまう。ここで危機を感じたユダヤの知的指導者たちはそれまで伝説を書いた物語にしか過ぎなかったトーラを道徳的な共同体のおきてとして作り変えた。それは論理的な一貫性と求心力に満ちていた。だからこそユダヤ人は生き延びえたのである。イスラエルを失いキリスト教の台頭によって地位もあやぶまれたユダヤ教はトーラを心の要塞にしたのである。 ~イスラエル建国~ 1948年、イスラエルは建国される。最後にユダヤ人の国が滅んだのはBC587年のビロニア王の南ユダ王国であるから2500年ぶりである。イスラエルは迫害を受けてきたユダヤ人の作った砦の役割がある。第二次世界大戦のようにユダヤ人虐殺が繰り返されないためにもイスラエルはユダヤ人にとって失われてはいけない逃げ場所なのだ。現在イスラエル、パレスチナは大きな局面を迎えている。イスラエルが出来た当初からアラブの様々な反発を招いていたが、ここのところ武力衝突が激化している。なぜユダヤ人は砦をもっと治安のよいところに作らなかったのだろうか。 ①民族の郷土 民族の郷土の重点はどれくらいユダヤ人が安全に暮らせるかという点に置かれる。そのためアルゼンチン、マダガスカル島などがかつていろいろな折に候補地として挙げられた。しかしそのような候補地に興味を示すユダヤ人がほとんどいなかったのも今までの結果として挙げられる。よって外的からの脅威なしに安全に民族が暮らすという考えはイスラエルを建国する時にあまり考えられていなかったといえる。 ②シオニストの国 二つ目はシオニストの国である。そもそもシオニズムとは何なのか。 聖書の詩篇137編にBC597のバビロン捕囚でバビロニアに連れさられたユダヤ人が「バビロンの川のほとりに私たちはすわり、シオンを思い出して涙を流したとある。」これはシオンの丘、イスラエルという故郷を懐かしむユダヤ人がいかに古くからいたのかということを表している。シオニズムという言葉の語源はシオンからきている。シオニズムは故郷へ帰ろうという回帰運動なのである。 近代においてシオニズムが盛んになったきっかけは1881年のユダヤ人のロシアでの迫害がきっかけである。 1800年代のロシアに住むユダヤ人はその頃の帝政ロシア、ツァー政権の下で悲惨な目に会っていた。1804年にユダヤ人は居住区が定められそこでしてもよいこと村に住むこと、村で働くこと、小作人にアルコールを売ることを禁じられたのだ。これにより3分の1が生計を失った。この居住区は1812年に最終的に定められ特権が
  • レポート 史学 ユダヤ人 旧約聖書 イスラエル建国
  • 550 販売中 2006/12/30
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  • 美術館と民族学博物館
  • 美術館と民族学博物館  博物館法では、博物館として、一般にイメージする「博物館」に加え、美術館・動物園・植物園・歴史資料館・民族学博物館などが定められている。ところで、博物館の主とする行為、特定の物だけを展示品とする=コレクションするという行為自体は、自分の世界を作るということであり、帝国主義的である。帝国主義では、宗主国=西洋と、植民地=非西洋というのが大きな枠組みである。そこで、帝国主義をよく反映している、美術館と民族学博物館を対照することにより、あるべき展示品収集・展示の方法を考えようと思う。  まず、美術館では、展示されるものは主として西洋美術である。そこでは、展示作品の下に「ルーベンスPeter Paul Rubens (1577-1640)」や「レンブラント Rembrandt Harmenszoon van Rijn (1606-1669)」といったパネルが設置されている。作品は作者の名前が必ず記され、時には作者の来歴が示されることもある。美術館では、作品をつくった個人の主体性が重視されている。これは、神と自己との契約というキリスト教思想と、そこから生み出されてくる個人主
  • レポート 博物館学 美術館 民族学博物館
  • 550 販売中 2007/02/01
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  • 民族紛争と国家、日本語について
  • 民族紛争と国家 世界のあちこちで今もなお戦争や紛争が勃発している。宗教やイデオロギーなどが、民族紛争を克服すると考えられていた時代もあったが、現実は逆である。民族の独自性や固有の文化の尊重が強く主張される時代ということもあり、貧困や抑圧がなくならない限り、民族紛争はますます頻発するだろう。民族がそれぞれに国家をつくれればいいのだが、世界には三千を超える民族が存在するということを考えると、それは非現実的である。
  • 言語文化 言語 ことば 民族 紛争 日本語 言葉づかい
  • 550 販売中 2009/01/12
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  • 日本人の民族性を「空気」を中心に考察する
  • 序、 日本人としての常識がない。日本人は「あうんの呼吸」がわかる。日本人は丁寧で奥ゆかしい。結婚するなら従順で働き者でよく気がつく日本人の女性が世界で一番だ。日本人は手先が器用で何でも熱心に取り組む。だから良い商品ができるのだ。そういう文化をもっているのだ。  日本人の民族性として「常識」スタンダードとして当たり前のようにとらえている物事がたくさんあり、私たちはそれを毎日耳にしたり、意識したりしながら生活している。それを独特の「空気」という部分を中心に掘り下げて考察する。 第一章、社風、空気 日本の会社、企業、組織にある社風、空気というものは欧米にはなく欧米人はそれを理解することが不可能な日本独特なものである。非常に独特なものが出来ているのは長い文化的な歴史に基づいているからであり、その特異性は縄文時代にまでさかのぼって紀元を見る事が出来る。縄文時代後、中国的仏教の断章的輸入、日本的仏教の確立と江戸時代まで続き、その後戦後の日本の日本的経営、法人共同体まで続く元組織の状態像となっている。 対する欧米(ゲルマン)の原組織の成り立ちは、ローマ法とキリスト教に基づいていて現在まで脈々と続いている。 戦後の日本の経営は表面的に欧米のシステムを取り入れているように見えたがそれは中国から仏教を輸入した時とかわりなく断章的な輸入に違いなく、結果上位文化としては欧米と同じように見えるが下位文化としては日本の原組織が続いて空気に支配されている。 しかしながらこのまま日本の組織を空気に支配させていく事はよいと思われない。なぜならば、その空気が退廃してきている、電脳時代の新しい日本人は空気では動かないなど日本人が変わってきているからである。
  • レポート 社会学 日本人 空気 民族性
  • 550 販売中 2006/02/01
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  • 卒論・グリム童話に込められた民族意識
  • 約2万7千字。 はじめに 我々が「童話」や「おとぎ話」と聞くとき、誰もが懐かしさを覚えるだろう。しかし大多数の人は大人になると童話やおとぎ話といった類の本はまず読まなくなってしまう。それは、それらの話が子供のためのものである、といった先入観があるためであろう。けれどももしその先入観が覆されたとしたらどうだろうか。童話やおとぎ話はけっして子供の為だけではない、と。  そもそも、当時グリム兄弟がなぜ古くからの民話や伝承を編纂し、童話集という形にして残そうとしたのか。 グリム童話集が誕生した当時のドイツは、まだフランスやイギリスのように単一の国家として存在せず、神聖ローマ帝国という国家とは名ばかりの、領邦国家の集合体という形でしか存在していなかった。そんななか1806年、神聖ローマ帝国が崩壊し、グリム兄弟の祖国であったヘッセン選帝侯国はナポレオンの弟ジェローム王のヴェストファーレン王国に組み込まれ、その後1813年にナポレオンが敗れるまでのあいだフランスの統治下に置かれることとなった。そんな状況下でKinder- und Hausmärchen(原題『子供と家庭の童話』、『グリム童話集』として呼ばれる方が多い)の第一巻は誕生したのである。  このような時代と国家の形態の関係が『グリム童話集』を生み出した、と言っても過言ではないだろう。仮に今、自分たちが統一された強固な国家としての国を持たず、そのうえ他国に占領されたとする。すると自ら団結し、自分たちの国家を持とうと考え、他国の支配に対抗しようとする動きが起こりうるのではないだろうか。グリム兄弟にとってそれが『グリム童話集』であり、民族の財産ともいうべき伝承や昔話を以て国民を統一し、まだ見ぬ国家としてのドイツを願ったのではないだろうか。だとするならば『グリム童話集』は単にゲルマン民族の財産として伝承や昔話を残すためだけのものではなく、その中に国民意識が溶け込んだ読み物であるといえよう。
  • 卒論 ドイツ史 グリム童話 民族意識 国民意識 ナショナリズム グリム兄弟
  • 1,650 販売中 2016/03/10
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