連関資料 :: 社会学

資料:933件

  • デュルケームの社会の方法によって現代社会の諸問題を理解
  • 「デュルケームの社会学の方法によって現代社会の諸問題を理解することができるか具体的な事例をあげて論じる」  今回、私はデュルケームの「自殺論」を読んで現代日本の自殺の傾向をどのように理解できるかについて考えてみることにした。 1、「自殺論」の要約 デュルケームは、自殺とは「死が当人自身によってなされた積極的・消極的な行為から、直接・間接に生じる結果であり、しかも、当人がその結果を予知していた場合をすべて自殺と名づける。」と定義した。自爆テロのような宗教的・政治的なものなどを背景として自ら死を選択する行為は自殺とは本質的に異なるとした。そして、自殺とは個人的な行為であるように思えるが、「社会」という要因が人を自殺へ導く原因と考えていた。19世紀のヨーロッパでは自殺者の割合が増加したが、その原因として精神錯乱状態、宗教、アルコール中毒、人種や出身地域、気候や季節、新聞などの媒体を通した伝染作用などが考えられていた。精神錯乱状態の中での自殺は偏執狂的自殺・憂鬱症的自殺・強迫的自殺・衝動的ないし自動的自殺と区別されていた。また、家族の中に自殺者がいる家族では残された家族も自殺を繰り返し、方法も似通っている傾向が見られると考えられていた。しかし、考えられるそれらの要因には統計との矛盾が生じているものがあり要因を断定することは難しい。そして、自殺の動機も精神病患者などでは記録があるが、その他の場合は遺書などが残されていない限り判断できないため、原因についての統計はあまり重要には感じられない。 次に、自殺の発生の相違によって自殺を類型化すると、自己本位的自殺・集団本位的自殺・アノミー的自殺の3つに類型化することができる。自己本位的自殺とは、人々を生に結び付けていた絆が弛緩することで、人々を社会に結び付けていた絆そのものまでも弛緩してしまうため、社会の状態や環境が個人に影響を与えてしまう。そして、自分の生の存在理由を認めることができなくなって起こる自殺のことである。集団本位的自殺とは、あまりに強く社会に統合されていることから、生の存在理由が生の外部にあるように感じられて起こる自殺のことである。アノミー的自殺とは、社会から人の活動や欲望が規制されなくなり、そのことによって苦悩を負わされることで、社会が個人の中に十分に存在していないことから起こる自殺である。  近代社会に自殺が増加しているのは、正当な欲求をどこで抑えなければならないかを知らず、努力を怠り、生活手段を豊富にすることで社会規範や道徳が弱体化したために自己本位的自殺やアノミー的自殺の部類に含まれる自殺が増加したと考えられている。 2、現代の自殺の傾向を理解する  はじめに、「自殺論」の中でも比較されている自殺の傾向を現代の自殺と比較してみると、当時は宗教別の自殺者数はキリスト教の中でも集団組織の強いカトリックは自由検討が強くそれに伴って知識欲も強いプロテスタントに比べて自殺数は低くなっている。現代の日本では、宗教が社会に大きく影響を及ぼすことがないので比較対象にはなりにくい。年齢・性別・身分別の自殺者数は女性よりも男性が、既婚者よりも未婚者が多くなっている。これを現代の日本の傾向と比較すると、同じく男性と未婚者のほうが多くなっている。しかし、デュルケームはもっとも自殺率が高いのは30代の男性であると論じているが、現代の自殺者数を年齢別に見てみると男性では60代以上がもっとも多く、自殺率を見ても50~59歳・60代以上がもっとも多い結果になっている。H.10年に自殺者数が前年の約2万4人から1年間で約3万8
  • レポート 社会学 自殺論 デュルケーム 社会科学
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  • 教育概論Ⅱ(1分冊)教育社会について
  • 玉川大学の通信レポート【A判定】 教育社会学の成立と発展についての説明。 全くの素人が独学で書いたレポートなので、内容に不備がある場合があります。なので、参考用に使用下さい。(素人なので、簡単な内容となっております。) ー批評ー 教育社会学の成立と発展を概観し、必要な論点はもれなくたりあげられてあります。2人の先遣者の考え方、社会化と教育、学校の機能と性格、教育問題としての現代社会という視点から教育社会学の有り方をよく示したといえます。
  • 玉川大学 教育学概論 教育社会学 学校機能と性格 教育問題
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  • 心理実験レポート 社会心理(印象形成)
  • 目的 今回の実験では印象形成の中心的特性の効果、つまり中心的特性が実在人物の初期印象に対して及ぼす効果について検討することを目的とした。 印象形成とは、対人認知の主要な側面のひとつであり、容貌・声・身振り・風評など、他者に関した限られた情報を手がかりとして、その人物の全体的なパーソナリティを推論することをいう。こうした断片的な情報だけからでも、ある程度まとまりを持った印象が形成されるのは、人が特性間の相関について(しばしば無意識的に)抱く一連の仮定である、『暗黙の性格観(implicit personality theory, IPT)』の働きによる。また、これに関連して特性中心性(trait centrality)は、印象形成において特定のパーソナリティ特性が圧倒的な影響を持つ傾向のことであり、判断される人に関する、他の特性の解釈にさえも影響を与える。中心的特性(central trait)は、判断者のIPTにおいて、他の特性と高く相関することによって中心化の特性を持つと考えられている。 印象形成に関した心理学的研究は、アッシュ(Asch,S.E. ,1946)によって開始された。彼は、架空の人物の特徴をいくつか特性形容詞によって呈示し、そこから全体印象を形成させるという手続きによる一連の実験を行っている。そのひとつで、一方の被験者群には、ある人物の特徴として、「知的な・器用な・勤勉な・暖かい・決断力のある・実際的な・用心深い」という特性リストを順に読んで聞かせ、他方の群では「暖かい」を「冷たい」に置き換えた。そして、形成された印象を両群間で比較したところ、顕著な印象の違いが認められた。こうした実験結果からアッシュは、印象形成に際して、人は個々の情報をモザイク的に合成するのではなく、情報の中の重要な部分(=中心的特性、ここでは「暖かい」「冷たい」)に着目し、それを核にして他の情報を体制化させて全体印象を形成するとした(意味変容仮説)。また、アッシュは情報の呈示順序も問題とし、初めの方の情報が最終的に形成される印象に大きな影響を及ぼすという『初頭効果』を見出した。(しかし、後の研究では条件によってはこれと逆の親近効果(recency effect)が生じることもある) さらに、ケリー(Kelley, 1950)の研究では、大学の授業に出席している大学生に、臨時講師を迎えることになったことを告げ、講師の略歴と人柄について記述した紹介文を配った。紹介文は、以下のものである。 「ブランク氏は、マサチューセッツ工科大学の社会化学部の卒業生である。彼は、他の大学で3学期間心理学を教えた経験があるが、この大学で講義するのは初めてである。年齢は26歳、経験豊かで結婚している。彼を知る人は、彼のことを、温かくて、勤勉で、批判力に優れ、実際的で、決断力のある人だと言っている。」 紹介文はこれの他にもうひとつあり、殆ど同じ内容であるが、最後の人物評の中の「暖かい」が「冷たい」に置き換えてある。学生にはいずれか一方が与えられ、授業が始まる前に読んでおくように指示される。そして、ブランク氏が教室に入り授業を行い、その後学生はブランク氏の印象を尋ねられる。すると、「あたたかい」という人物評を与えられた学生の方が、「冷たい」という人物評を与えられた学生よりも、ブランク氏に対する印象が良いという結果になったのである。これも、IPTの働きによる現象であるといえる。 また、林(1978)は、他者パーソナリティの認知は、「個人的親しみやすさ」、「社会的望ましさ」、そして「力本性」の
  • 心理学 印象形成 中心特性 暗黙の性格観 系列効果 セットサイズ効果 日本女子大学 実験レポート
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  • 教育社会・第1設題
  • 「学歴社会とは何かを明らかにし、高学歴化が進行すると教育はどのように変化するのかについて考察せよ。」  「学歴社会」とは「社会における社会的・職業的地位などの配分の基準として学歴が重きを占める社会」である。いつの時代、どの国においても、教育の充実は最重要課題であるが、この「学歴社会」という言葉は、教育を重視する社会という意味だけではなく、それ以上のものを多く含んでいると考えられる。学歴社会自体は先進国、発展途上国を問わず普遍的に在存しているが、その実情は各国で差異が見られる。我が国における「学歴社 会」とは、どのようなものだろうか。様々な角度から見てみることとする。  まず、学歴社会の成り立ちはどのようであったのであろうか。現在の日本の学歴社会というシステムが生まれたのは、明治維新が起こった頃の大改革の時代である。それまでの日本は士農工商という封建制度下の身分社会であった。子どもは自分の生まれ持った身分によって、進路や職業が決定されたのである。士族の子どもは藩校へ行き、支配階級に着くにあたって必要な教養などを学び、町人や農民の子どもは寺子屋へ行って、「読み、書き、そろばん」などの実用
  • 日本 社会 子ども 戦争 学校 学歴 学歴社会 大学 授業 国家
  • 550 販売中 2009/02/03
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  • 教育社会・第2設題
  • 「学力低下とは何かを明らかにし、社会階層のような社会的不平等と学力がどのような関わりをもつのかについて述べよ。」 近年、子どもの学力が低下していると言われている。学力低下自体は昔から問題にされてきたことであって、目新しいものではないとされる。実際、ここ数年の傾向として、大学入学試験で数学を経験していない学生の多くは中学生程度の数学力しかないとか、中には分数や小数などの算数レベルも危うい学生もいるという。そんな中、完全学校週5日制の導入と「ゆとり教育」の完成型ともいえる新しい学習指導要領が実施され、学力低下を心配する声はさらに高まっている。しかし、もしかしたら、使わないために「忘れて」いるだけで、少し復習をすれば当然のように解けるのではないか。また問題が解けなければ学力が低いということになるのだろうか。 そもそも「学力」とは、学校などにおける、系統的な教育を通じて獲得した能力であり、それを知識として身につけた上で応用し、新しいものを創造する力のことである。これは、テストでどの位の結果が出せるかなど、成果としての学力であり、もう一つは学習すること、いわゆる「学ぶ力」としての学力である。 か
  • 日本 子ども 少子化 社会 学校 学習指導要領 学習 大学 学力 問題
  • 550 販売中 2009/02/03
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