資料:312件
-
国語科教育法
-
1 「読むこと」の指導では、「どんなこと」を、「どのように」指導することが大切か。『やまなし』(宮沢賢治作)を教材として、具体的な例をあげて述べなさい。5月午前
「やまなし」の事例を通して、感じたことをもとにして情景を読みとる指導をしたい。ここでは、高学年の児童が「宮沢賢治の独特な造語や比喩表現などが駆使された、象徴的、幻想的な作品」を読むことについてこの事例を通して考える。
以下の3つの点を大切にする。
-
児童
学習
指導
言葉
読書
事例
自分
方法
書くこと
表現
- 3,300 販売中 2009/04/13
- 閲覧(1,780)
-
-
国語科教育法
-
『「やまなし」の教材研究を行なうとともに、事例(p.142-170)の児童の発言を考察しなさい』
第1節 「やまなし」の教材研究
「やまなし」は、宮沢賢治の独特な造語や比喩表現などが駆使された、象徴的・幻想的な作品であり、言葉一つ一つからいろいろな想像が広がって、場面の情景や登場人物の様子などを豊かに想像することが可能で、児童にはぜひ読ませたい作品である。また、不思議だけれど何か心ひかれるような、そして、初めて聞くのになぜか昔から知っているような気持ちを抱かせる宮沢賢治の童話の魅力を存分にもつ作品である。
指導するに当たって、感じたことから素直に想像を広げていく楽しさを味わえるようにすることが大切である。自分の感じたことと、友達の感じたことを比べ、「どちらが正しいか」ではなく、それらを合わせて、場面の情景や人物の様子などを、より豊かに想像する楽しさを感じられるようにすることが大切である。
作品中には、「クラムボン」、「イサド」などの賢治独特の造語、「かぷかぷ」、「もかもか」などの賢治ならではの擬音語や擬態語、そして、数々の美しい比喩表現など、印象に残る言葉が数多く見られる。また、「かわせみ」と「やまなし」、昼と夜、動と静、生と死などが対比的に描かれた「五月」と「十二月」の世界の違いや、反対に二つの世界に変わらず共通するものを考えることで、「生きること」の意味を感じることが出来るかもしれない。「やまなし」を読みながら、賢治の描いた世界を読み味わい、「自然」や「生命」などについても考えてみたいものである。
第2節 「五月」と「十二月」の比較
前述したとおり、「やまなし」には「五月」と「十二月」という二つの異なった世界がある。それぞれの世界の違いや共通するものについて、児童がどのように感じ、考えたのかを、授業記録の児童の発言から考察していきたい。
考察① 児童①01,02
この児童の発言から、五月の内容をよく復習・理解した上で十二月の内容をしっかり読み取っていることが分かる。全体的な流れから、五月と十二月の対比を感じ取り、かにの兄弟の成長を読み取っていると思われる。
このような、「五月」と「十二月」の比較・かにの兄弟の成長、という作品の特徴を適確に捉えた発言が授業の初めにくることで、後の授業が展開しやすくなった。そのため、非常に良い授業の入り方ではないかと思う。
考察② 児童④06,07,08
この児童は、「丸石」=下流、「岩」=上流という、「やまなし」で学んだこと以外の知識を応用して発言している。そこから、「五月」と「十二月」の世界がまったく違うものだと感じ取っている。作品の中の世界だけに捉われず、一般的な知識も活用することで、より一層、作品の世界観が広がるのではないだろうか。
考察③ 児童①58
この児童の発言はそれまでの発言を参考にしているのではないだろうか。この発言の少し前に、五月から十二月にかけての成長についての議論がなされていたため、この児童もそれについて考えていたと推測できる。そして、直前の57の発言を受けて、二つのことを合わせて考え出した結果、このような結論に達したと思われる。
以上、いくつかの発言について考察してみたが、比較的に「五月」と「十二月」の対比については読み取ることができている。
第3節 児童の想像力
次に、作品中の「クラムボン」、「イサド」などの造語、「かぷかぷ」、「もかもか」などの擬音語や擬態語など、宮沢賢治独特の世界観を、児童がどのように想像したのかを考察していく。
考察① 児童②03,04
この児童は、指
-
佛教大学
レポート
国語科教育法
やまなし
教材研究
- 550 販売中 2008/03/28
- 閲覧(1,947)
-
-
国語科教育法
-
国語科教育法 レポートA判定です。ご参考までに。
「新たな時代を拓く国語科教育を具現化するための方法」を複数挙げ、それぞれを展開するにあたって留意しなければならないことがらについて考察を図りなさい。その際、国際教育の意義、国語化教育の構造及び今日的課題をふまえるとともに、三領域一事項全てにふれること。
新たな時代を拓く国語化教育を具現化するための方法として、国語教育の意義を踏まえて述べると、学校教育の中の国語科という時間だけにとらわれずに広く家庭や社会生活の中で行われる母語に関する教育であるということが出来き、児童の学習意欲を喚起するような言語活動
-
小学校
教師
学校
文化
言語
国語
学習指導要領
児童
学習
佛教大学
レポート
国語科教育法
- 550 販売中 2010/04/26
- 閲覧(2,663)
-
-
国語科教育法
-
「やまなし」の教材研究を行うとともに、事例(p.142-170)の児童の発言を考察しなさい。
教材としての「やまなし」
「やまなし」という作品は、実際にテキストにもあるように、作品の一節に使われている言葉から「初めて聞いたんだけど、何か体の中ではもう知っていたかのような、不思議な言葉・・・」と評す児童がいる。このことからもわかり、私も感じたことが、この作品はどこか懐かしい雰囲気のある作品であるということと同時に、不思議な作品であるという印象を受けた。
また、この作品には聞いたことのない独特の比喩表現が多数使われていたり、「五月」と「十二月」など対比も使われていたりする。さらには、この作品の情景や色などが直接、感覚器官に訴えてくるような表現が使われており、教材としても素晴らしい作品ではないだろうか。そして、作者独自の造語である「クラムボン」や「イサド」などの単語が使われており、それらは小学校6年生の児童にとって、様々な創造をさせ、読むことの楽しさを覚えさせ、宮沢賢治が作り出した「やまなし」という世界に入り込みやすくすることができると考える。
しかし、この作品を教材として扱うときには注意しなければならない点がある。それは、宮沢賢治が法華教という仏教の中のひとつの宗教の教えを深く信仰しており、「やまなし」の中にも仏教を敬った考えがところどころに入っていること、この作品が宮沢賢治の身近なものや周囲の環境が例になっていることである。こういったものを考えながら授業を展開すると、時間的にもかなり厳しいといえる。
単元目標
この単元の目標は「『五月』と『十二月』の世界の違いや共通するものを考えることで、生きることの意味を感じ取る。」と「賢治の描いた世界を読み味わい、『自然』や『生命』などについても考える。」の2つである。
ここからは学習指導要領の「内容」と照らし合わせていくこととする。
「話すこと・聞くこと」に関して考えると、級友同士でこの作品中の表現について意見を言い合ったり、発表し合ったりすることによって、いろんな人の考えを知ることができる。
「書くこと」に関しては、「話したり、聞いたりしたことをイメージしたこと」、「五月」、「十二月」、「クラムボン」や「イサド」を「絵として書く」という表現が自分なりにできる。
「読むこと」に関しては、宮沢賢治の独特な情景や色を表す言葉や、比喩表現によって様々な想像をすることができ、個々の考えができるようになるのではないだろうか。
第3節 授業計画
この作品の特徴は、すでに書いているように独特の比喩表現と、造語である。しかも、テキストにもあるように「私は、あまりこういうわけのわからない文章は好きじゃない、というより嫌いです。」と言っている児童もいる。このような作品を理解するには時間がかかる可能性がある。これを解消するにはまず、音読という方法が最も効果的なのではないだろうか。最初の方の授業では音読を中心に行い、興味や関心を持たせることが重要である。また、宮沢賢治の他の作品や、「やまなし」を執筆していた当時の環境についても調べることも良い方法になると考える。
次に、音読を繰り返し行い、感じたことから想像を広げ、自分の考えを持つことが重要になる。
そして、この作品の世界をよく理解し、級友と意見の交換や、自分が文章を読んで感じたことを発表し、それについての意見を級友に意見してもらうという作業もしても良いと考える。さらには、単元目標のところでも書いたが、文章中に登場する造語や表現を絵として書き表しても良い。そう
-
環境
小学校
児童
学校
学習指導要領
仏教
授業
学習
言葉
指導
- 550 販売中 2008/03/10
- 閲覧(3,168)
-
-
国語科教育法
-
S0616 国語科教育法 第1設題(1)
『「新たな時代を拓く国語化教育を具現化するための方法」を複数あげ、それぞれを展開するにあたって留意しなければならないことがらについて考察を図りなさい。』 評価B
-
環境
小学校
子ども
教師
学校
国語
社会
言語
文化
教育学
- 550 販売中 2011/01/18
- 閲覧(1,347)
-
-
国語科教育法リポート
-
合格レポートです。 もしよければどうぞ!!
第1設題「国語科授業の計画と評価について述べよ。」
1.学習者主体の授業
国語科の授業は、教科目標が毎時間の授業中の学習活動に具体化されて展開するという構造を持っている。国語の学習は、国語に関する知識とそれらを使いこなす技能の習熟という二つの面がある。国語力は、他教科の学習を支えるものであり日常生活の基盤である。学習者が様々な場面で自らの国語力を主体的に発揮するためには、具体的な言語活動を繰り返し、学年に応じ
-
佛教大学
国語科教育法
合格リポート
教育学
- 550 販売中 2011/05/02
- 閲覧(2,160)
-
新しくなった
ハッピーキャンパスの特徴
- 写真のアップロード
- ハッピーキャンパスに写真の
アップロード機能ができます。
アップロード可能なファイルは:doc .ppt .xls .pdf .txt
.gif .jpg .png .zip
- 一括アップロード
- 一度にたくさんの資料のアップロードが可能です。 資料1件につき100MBまで、資料件数に制限はありません。
- 管理ツールで資料管理
- 資料の中から管理したい資料を数件選択し、タグの追加などの作業が可能です。
- 資料の情報を統計で確認
- 統計では販売収入、閲覧、ダウンロード、コメント、アップロードの日別の推移、アクセス元内訳などの確認ができます。
- 資料を更新する
- 一度アップロードした資料の内容を変更したり、書き加えたりしたい場合は、現在アップロードしてある資料に上書き保存をする形で更新することができます。
- 更新前の資料とは?
- 一度アップロードした資料を変更・更新した場合更新前の資料を確認することができます。
- 履歴を確認とは?
- 資料のアップロード、タイトル・公開設定・資料内容説明の変更、タグの追加などを期間指定で確認することができます。