連関資料 :: 教師論

資料:105件

  • 教師 2分冊
  • 教員養成制度の歴史と教員養成課程の問題について述べていくなかで、その歴史としてまず最初に、1872年(明治5年)8月に頒布された「学制」が挙げられる。これを近代学校教育制度のスタートとして、小学校教員の養成は、各府県に設置された師範学校で行われ、中等学校の教員の養成は、高等師範学校が主に行われていた。  このときの教員養成課程の問題としては、養成は基本的に閉鎖的な直接養成制度であり、国の政策が直接的に養成機関に及ぶ仕組みであったこと、授業料等の学費は公費による一方、卒業後は指定された指定された学校への就職が義務付けられていたことなどである。特に閉鎖的な養成・教育を受けることで、知識や思考が偏ってしまい、幅広い知識を生かせなかった可能性が考えられる。  しかし、計画的養成であったにもかかわらず、この師範学校制度が教員の需要に十分対応できていたわけではなく、訓導とよばれる正規職員が不足し、授業生や受業生補とよばれるものたちで対応していた。その結果、このような教員の不足を補うために教員検定制度が導入されたことにより、主に中等学校の教員の配給制度として大きな役割を果たした。  文部省は、18
  • 歴史 小学校 教職 学校 教員 教師 問題 学校教育 政策 授業
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  • 教師「教員の適性について」
  • 「教員の適性について」 未来を担う子供たちを指導する教職には適正というものがある。それは、ひとつではなく、様々なものがある。  まずは、豊かな心である。それは、児童・生徒一人ひとりに対する深い愛情、いたわりの心、ものに感じ、ものに驚く心、一人ひとりを理解し、その人間形成への深い洞察と温かいまなざしを生むことのできる心である。豊かな心で、児童・生徒に安心感を抱かせることにより自己発達能力、自己啓発能力は開花していくのである。したがって、教員は、自分の心を鍛え、常に五感を磨き、心情を養い、自らの人格陶治に努めることが重要である。そして、教員自身が知的好奇心を抱くことが、子どもの好奇心を刺激するのである。  次に、専門性
  • 子ども 発達 児童 教員 指導 生徒 能力 理解 生活 自己
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  • 教職をとらえる視点として、教師聖職者教師労働者教師専門職がある。それぞれ簡潔にまとめ、それぞれのの差がどこにあるかについて述べよ。
  • ●(課題2)教職をとらえる視点として、教師聖職者論、教師労働者論、教師専門職論がある。それぞれ簡潔にまとめ、それぞれの論の差がどこにあるのかについて述べよ。  まず、「教師聖職者論」についてだが、これは1872年の「学制」が制定されてから、敗戦に至るまでに唱えられていた教師像であり、読んで字のごとく、教師を(聖職者)としてみなす考え方であった。1881年に発表された「小学校教員心得」では、教師の教育的能力の基本として「剛毅、忍耐、威重、懇誠、勉励等の諸徳」を要求し、教員として善良な行いをするべきであることが明記された。 そして、1886年には(師範学校令が制定)され、師範学校出の教師が登場することとなった。当時の文部大臣は天皇制国家の忠良な臣民を育成するために、教師聖職者論に基づいて教師の位置づけをおこなったが、教師には、「知識の伝達者」であるとともに、「政治的に中立」で「子供に道徳的感化を与えうる人格の所有者であること」が求められた。また、教師は給与や労働条件について関心を持つべきでなく、献身的に教育という崇高なる使命に邁進することが求められた。こうした教師聖職者論にあっては、教師が
  • 教師 倫理 論点
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