連関資料 :: 心理学

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  • 心理の研究法
  •  心理学の研究法のうち、面接法と質問紙調査法について述べよ。 Ⅰ面接法 ⑴特徴;面接者が対象者に直接会い、双方 向のコミュニケーションをしながらデーターを収集することである。長所は、質問紙方では得られない対象者の深い情報、意識、経験の全体像をデーターとして得やすい。短所は、大量の対象者からの情報を得にくい事。これは、対象者の経験の全体性や深い意識・動機などを記述するための研究・仮説生成的な研究、あるいは質の良い質問紙の項目を構成するための予備調査などが有効的な対応手段である。又山本と林(1975)は、面接法が他の面接法と比べて優れているといえるのは、面接者が有能な場合にだけ当てはまる、と述べ、面接者の面接の仕方によって得られるデーターの質が大きく左右されるということを端的に表し、面接者の訓練が重要な課題となる。 ⑵方法①個人面接;面接者と対象者とが一対一で行う。②集団面接;グループで行う。③深層面接法;対象者の内面に深くある動機や欲求などを探る。④詳細面接法/焦点面接法;対象者が持つ意見や情報意識などを知る。 ⑶分類①構造化面接;前もって面接場面での自由応答式(対象者に全く指示を与えず自由に応答)・制限応答式(回答をあらかじめ用意された中で回答するなどの制限がある)など質問事項が標準リストとしてあり、その項目の内容、順番、質問に際する面接者の言葉使いなどがかなり厳しく定められている。特徴として、⒜異なる事例を対象に一定の測定方法によって一群の変数を導き出せる。⒝信頼性の高さが保てる。⒞面接者の言葉遣いの違いによって生じる問題を回避出来る。  ②非構造化面接;質問の為の標準リストは使用せず、通常自由応答式が採用されることが多く、面接者が各々の技術を用いて行う。この為に面接者は、研究課題の為に要求される資料として、どのような情報が必要かを十分に熟知するための下準備が必要である。特徴として、⒜質問を対象者に合わせて行うので、質問の意味についての標準化をより可能にする。⒝正確な回答を求められる点で妥当性が高いこと。⒞面接対象者の特質に合わせた柔軟な面接による情報の収集が可能である。  このように構造化面接と非構造化面接と呼ばれる面接技術は、相互に排他的な性質を持つとはいえ、実際の調査面接においては両者の特徴を兼ね備えたような面接技法が使われることが多く、どのような調査的面接法を採用するか、必要とされる資料の質や量、またある場合には面接の為の人的資源の如何によって選択決定されることは言うまでもない。  ⑷基本的課題;①実地上の留意点⒜対象者の不安解消とラポールの建設;匿名性がなくなる事に関しては、事前に面接内容は研究目的以外には決して使わず、公表する時には事前にチャックしてもらう確約を取る等の個人のプライバシーは保護される旨をきちんと説明する事が必要となる。この事により、対象者も面接者に対し信頼を持ち本当の考えや気持ちを話せる土台が形成される。⒝面接へのわずらわしさ、時間的余裕の問題。研究の重要性や公共性を対象者に理解してもらう様に説得する。⒞面接の場所、記録;面接者と対象者がゆっくりと周囲に気兼ねなく話を出来る場所を準備する事は、面接法の成否に大きな影響を与える。又記録に関しては、通常テープレコーダーが使われるが、性能製の良い物を選び細心の注意を払い行う必要がある。  Ⅱ質問紙調査法 ⑴特徴;質問紙調査法は,一度に100人以上の多数の対象者について研究できる簡便な方法である。紙代と印刷代が賄われれば誰でも実施出来、また結果を集計すれば「何らかの結果」が得
  • 面接法 質問紙調査表 東京福祉大 レポート
  • 550 販売中 2008/01/07
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  • 学ぶ意欲の心理
  • この本「学ぶ意欲の心理学」は、人が「学ぶ」ために必要な「意欲」、つまり「やる気」について教育心理学の方面からアプローチしている。全体で四章からなる内容を通して、人が学習へのやる気をかき立てられる、あるいは削がれるメカニズムについて、思いの外専門的に、しかし比較的平易な文体で語られており、興味深い。  第一章では、やる気を起こさせるもと、すなわち「動機付け」について、古典的研究なども紹介しながら説明がなされている。マウスを使った迷路の実験や、スキナー箱の実験は有名だ。賞罰など、外部的な要因による「外発的動機付け」と、逆に知的好奇心などに代表される、人の内的な要因による「内発的動機付け」についても、各々のメリットとデメリットが示されており、参考になる。  第二章及び第三章では、それぞれ市川氏が他著に対して疑問や批判などを提示し、本人との討論をなしている。全くの平行線ではないのだが、所々で噛み合わない両氏の討論は、それぞれに説得力があるとはいえる。  終章である第四章においては、動機付けのための環境と意識をつくることに視点が置かれている。ここでは、子供や学生の学習に対するやる気のみならず、社会人が自らの職業に対して持つやる気をも視野に入れて語られている。  なりたい自己となれる自己との折り合い、あるいはなりたい自己のレベルまでなれる自己を広げていくための心構えなど、単に学習をするためだけでなく、人生を充実させるという点からも、参考になる内容である。 「学習動機の構造化」というところで、人が学習をするときの動機付けを、「学習の功利性」と「学習の内容の重要性」という二つの目安をもとに、6つの類型に分けていたのが興味深かった。6類型とは、グラフの縦軸を「学習内容の重要性」、横軸を「学習の功利性」とすると、横に3つ、縦に2つ並ぶことになる。
  • レポート 心理学 意欲 学習 動機付け 功利性
  • 880 販売中 2005/07/22
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  • 教育心理2
  • 適応・不適応の心理的機制、またそれらから引き起こされる特徴的行動について説明せよ。  ⇒心理学において人間が環境や周囲の人間との間に適切な関係を維持しつつ、心理的安定が保たれている状態を適応と言う。またそれらの環境の諸条件を調和するためにとる行動や態度の調整も「適応(adjustment)」と呼ぶ。  人は生きていくうえで、単に生命活動を行うだけでなく様々な社会的な活動を行っている。そしてそれは、周囲の環境に対しての反応の繰り返しである。その環境は、当然日々変化しているので、人が生きていくためには、その環境と状況に応じた行動をとらなくてはならない。さらに、単なる生命の保全だけでなく、欲求を満たして行動できるように、行動を調整していくのが人間である。これらの行動全てが適応である。それに対して、適応できていない状態、不適応な状態では一般に不安感や焦燥感、劣等感といった心理的に不安定な状態となる。これらは単に心理的な状態だけではなく身体症状(発汗・動悸・頭痛・胃痛等)として自覚されることもある。  このような「適応」の様態に関して、その元にある人の行動を引き起こす「動機づけ」と欲求の種類、そ
  • 教育心理
  • 550 販売中 2008/09/09
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  • 心理(設題2)
  • 「発達の概念や理論及び発達における諸問題について述べよ。」 「発達」とは、胎児の可能性から死を迎えるまでの生涯における個人と環境の相互作用の中で、一定の方向に向かって、新しい行動を獲得していくことを意味する。 発達には、量的側面と質的側面がある。 量的な発達とは、身長や体重の増加、覚えた単語数の増加といった、何らかの量の増減として表せることができる発達である。 質的な発達とは、何らかの量の増減として表すことができない発達である。例えば、乳幼児が寝返りできるようになり、ハイハイができるようになり、立てるようになって、歩けるようになるといった発達である。また、幼児が児童になるといった、量の増減で表すことができても、特質が合わさった結果のレベルアップした段階の変化も、質的な発達といえる。 このような人間の一生にわたる全発達の過程が、それぞれに特徴をもった時期として区別できる。こうした質的な段階のことを、「発達段階」という。 発達は、人間が生まれつきもっているプログラムに沿って、時間を追って変化していく過程である「成熟期」と、生まれた後の経験による変化である「学習」との、両方の影響を受けて進ん
  • 環境 心理学 発達 子ども 社会 心理 幼児 問題 児童 人間
  • 990 販売中 2008/09/16
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  • 心理(設題1)
  • 「人格形成に及ぼす環境要因とその役割について述べよ。」 「人格」は、個人の心理面での特性、または人柄を意味し、人間の成長の過程において、形成されていくものである。個人の心理面での特性とは、その個人の思考や行動の基準であり、個々の一貫性と持続性をもった特徴的な性質がある。そして、その性質は個人の成長とともに、たえず変化・発展を繰り返していく。 この人格とは、自分の身体の内側の「内的自分」の中にあり、「その身体を生きているその人」を意味する。 しかし、人格は他者やまわりの環境と、密接なつながりがある。例えば、怒りっぽい人がいたとする。怒りっぽいという特徴は、確かにその人の人格の内的一部だが、その人の内部のみで形成されてきたわけではない。その人がこれまでに生きてきた過程で、いろいろな他者とのかかわりや体験の中で、そういった「性格の特徴」が積み重なってきているのではないだろうか。怒りっぽいという特徴は、その人と他者との関係の中で現れると考えられる。 人の「性格の特徴」とは、その人の内側の独自のものであると同時に、その人を取り巻く周りの世界との関係を、表現するものだと考えられる。 このことから、
  • 990 販売中 2008/09/16
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  • 臨床心理
  • 「臨床心理学における人間理解の必要性および面接場面における留意点において述べよ。」 1.臨床心理学とは 臨床心理学は、ある個人に対して心の問題を解決したり、問題の改善を練ったり、不適応を解消したり、より適応した状態に導くために行われる心理学である。 精神医学と近い領域であるが、その大きな違いは「治療」か「援助」である。臨床心理学は、困難さを抱えつつどのように生きていくか、というところに焦点をあてて当事者を援助している。 臨床心理学は、面接や心理療法を使って援助を行う。面接は、カウンセリングと言い、カウンセラー(援助者)とクライエント(来談者)という。また、福祉の領域でも面接を行うことがある。福祉の領域では、ケースワーク(個別援助)で主に面接を用いる。支援者をケースワーカーと言い、利用者をクライエントという。どちらも、面接して諸問題を解決していく援助方法である。 しかし、ただ単に向かい合い対話するだけではない。カウンセリングには様々な理論、方法があり、またカウンセラー独自のやり方がある。さらに、クライエントもそれぞれに様々な問題を抱えており、同じカウンセリングは一つとない。 2.カウンセ
  • 心理学 福祉 カウンセリング 倫理 心理 女性 理解 問題 カウンセラー
  • 550 販売中 2009/10/08
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