連関資料 :: 錯視

資料:37件

  • 錯視
  • 錯視実験レポート 目的 錯視とは、視覚による錯覚のことである。その内容には様々なものがあり、その中で、幾何学的錯視とは、図形の幾何学的性質、すなわち長さや面積、方向、角度、曲線などの関係が物理的関係とは異なって知覚されることをいう。その中でも、ミュラー・リヤーの錯視についてとりあげる。ミュラー・リヤーの錯視とは、同じ2本の線分の両端に、同じサイズの矢尻をそれぞれ違う向きに接続すると、外に開いた方が長く、内に閉じた方が短く見える錯覚である。 以上を踏まえ、本実験は、錯視をとりあげ、刺激条件により錯視の現れ方がどのようにかわるのかの実験を実施し、その結果を考察することを目的とする。 方法 実験協力者  2008年4月23日、心理学実験室において実験を実施した。実験協力者6名(男性2名、女性4名)に対して実験を行った。手続きは以下の通りである。 手続き ミュラー・リヤー錯視図セットを用い、実験協力者法で実験を実施した。錯視図セットには、図形が6種類あり、それぞれをA、B、C、D、E、Fとした(表1)。またそれぞれの比較刺激を、Aは30㎜・15度、Bは30㎜・30度、Cは30㎜・60度、Dは15㎜・30度、Eは35㎜・30度、Fは45㎜・30度とした。 まず、実験者は、実験協力者に対し、刺激図の特定の場所ではなく、図形全体を見て判断することと、あまり考えこまないで判断することを教示した。次に、水平線分の両端の斜線のついた標準刺激と片端に斜線のついた比較刺激を横に並べて呈示した。一つの錯視図につき、計8回の測定を行った。8回中、比較刺激が標準刺激の主線に比べ、明らかに短いところから出発し、しだいに長くしていく上昇系列を4回、反対に比較刺激が明らかに長いところから始めてだんだん短くしていく下降系列を4回実施した。上昇系列において、実験者は、任意の図形をとり、比較刺激が明らかに短くみえるようにして実験協力者に与えた。実験協力者は、図の面を視線に垂直になるように片方の手でささえ、もう片方の手で比較刺激を静かにみえるところまで調節した。決め終わったら、実験協力者は錯視図を実験者に渡し、実験者は、その時の比較刺激の長さを記録した。下降系列は、上昇系列の反対の手続きとした。記録する際に、測定結果が実験協力者に伝わらないよう気をつけた。実験者は上昇、下降の各系列を行う際、比較刺激の出発点は試行ごとに変化させた。また、標準刺激を実呈示する試行を交互に行った。実験所要時間は、90分であった。 表1 比較刺激の構成 15㎜ 30㎜ 35㎜ 45㎜ 15度 A 30度 D B E F 60度 C 結果 ったが、試行を重ねるにつれて緊張もほぐれリラックスした状態であった。 各図形の錯視量の平均値および標準偏差 斜線の長さ・角度が錯視にどのように影響しているのか検討するため、各図形の平均値と標準偏差を算出した(表2)。 その結果Aの平均が33.6、標準偏差が6.5であった。Bの平均が30.3、標準偏差が5.8であった。Cの平均が21.4、標準偏差が4.8であった。Dの平均が21.2、標準偏差が5.2であった。Eの平均が32、標準偏差が6.4であった。Fの平均31.6、標準偏差が6.2であった。したがって、角度の小さいほうが錯視量が大きいことが明らかになった。また、長さの長いほうが錯視量が大きいことが明らかになった。 表2 各図形の錯視量の平均値および標準偏差            (単位は㎜) A 30 ㎜15度 B 30㎜30度 C 30㎜60度 D 15㎜30度 E 35㎜30
  • 心理 実験 レポート 錯視 ミュラー・リヤー
  • 550 販売中 2008/06/17
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  • 錯視図形
  • 1 目的 私たちに見えているままの世界と物理的世界は同じではない。このことを、極的に表す事実の1つに、作詞の現象がある。錯視は、日常生活の中で比較的頻繁にずれやくいちがいという形で生じている。 このような、知覚的に見られた関係と物理的に図られた関係の不一致の程度(錯視量)の想定を試みるために、1888年にMuller-Lyerによって発表された線分の長さの錯視図形をつかい、測定法に関する諸条件や錯視の現われ方を規定する諸条件(矢羽の角の大きさ、矢羽の辺の長さ)について考察する。 2 方法 a 実験装置 ・ ミュラーリヤーの錯視図形 矢羽の角度が15°30°60°と斜辺が15mm30mm35mm40mmで6つの組み合わせ。 A 角度30° 斜辺15mm B 角度30° 斜辺30mm C 角度30° 斜辺35mm D 角度30° 斜辺45mm E 角度15° 斜辺30mm F 角度60° 斜辺30mm ・実験結果の記録用紙をしようする。 b 刺激 ミュラー・リヤーの錯視図形を図1のように示すことができる。 この実験では図1のような錯視図形において、知覚的にa=bとなるようにbの長さを調整する方法をとる。このときのbの長さのことを、主観的等価点という。 長さaをふくむ内向図形を標準図形、長さbをふくむ外交図形を比較刺激と呼ぶ。 c 手続き 実験は以下のように行った。 はじめに以下のように教示を行った。 「今から実験器具であるカードを渡します。カードは左右に動きますので、左右の長さ画ちょうど同じに見えるところで止めてください。行き過ぎたらもどってもかまいません。左右の長さがただ等しく見えるところで感じたままに答えてください。」 今回の実験では、調整法を使う。調整法とは、標準刺激であるaの線分と同じ長さになるように、bの長さを調節する方法である。
  • レポート 心理学 Muller-Lye ミュラーリヤー 錯視図形
  • 550 販売中 2006/10/11
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  • ミュラーリヤーの錯視
  •  わらわれに見えているままの世界と物理的世界とは同じではない。このことを端的に示す事実のひとつとして、いわゆる錯視現象がある。そこでは、知覚的に見られた関係と物理的に測られた関係とが一致しないことが問題となる。このような不一致の程度(錯視量)調べることを目的にミュラー・リヤーの錯視図を用い、調整法によって錯視量を測定した。 2. 対象と方法 (1) 実験日時  2006年10月22日 午前に行った。 (2) 対象  対象者は成人女性1名であった。 (3) 実験装置 鋏辺45mm、鋏角30°、主線10cmのミュラー・リヤーの錯視図スケール付(竹井機器工業株式会社:図1)を使用した。   (4) 実験手続  比較刺激(Ss)である外向図形の主線の長さを被験者自身が(ロ:図1)を左右に静かに動かすことによって調整し、標準刺激(Ss)である内向図形の主線と等しい長さに見える点を求める被験者調整法で行った。裏面のものさしによってそのときの外向図形の主線の長さを測定した。測定は、Ssの長さの調整方向については、Scの主線がSsのそれよりも明らかに短く見える点から徐々に長くして、主観的評価点(point of subjective equality;PSE)
  • レポート 心理学 錯視 基礎実験
  • 550 販売中 2006/10/30
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  • 同心円錯視
  • 同心円錯視 序文 図1 図1の2つの同心円の内円の大きさは客観的には同じであるが、主観的には、外円が小さい同心円(右)の方が、外円が大きい同心円(左)よりも、内円の大きさは相対的に過大視される。絶対的錯視量でいえば、図1左の内円はかなり過大視され、一方、右の内円は僅かに過小視さる。同心円の内円の過大視と外円の過小視は同心円の大きさの同化錯視(illusion of assimilation)と呼ばれている。これをデルブーフの大きさの錯視ということもある。(Delboeuf 1892)一方、同心円の内円の過小視は同心円の大きさの対比錯視(illusion of contrast)と呼ばれている。同心円錯視についての実験結果、次のような事実が色々と詳しくわかっている。(盛永 1935,小笠原 1952)同心円の内円(主円)の大きさを一定とし、外円(条件円)の大きさを次第に大きい方へ変化させていくと、内円の過大視(同化)量は山形曲線状に変化するとされている。この極大値は内外円の直径が2:3にみられ、過大視量の平均は約10%である。外円がさらに大きくなると(内外円の直径比が1:5~1:6以上)
  • 実験 錯視 分析 大学 比較 変化 標準 方法 グラフ ボタン
  • 550 販売中 2009/05/16
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  • 長さの錯視
  • 長さの錯視 序文 日常生活において「見間違える」という現象がよく発生する。それを私達は「錯覚した」と捉えることがある。錯覚とは「実物とは違う見えや聞こえ,誤った知覚,騙された知覚のことである。」(城戸 1934)とされている。もちろん「見間違い」も錯覚の一種である。しかし,錯覚というと意味が広く「勘違い」や「思い違い」なども含まれる。よって「見間違い」,すなわち目の錯覚のことを「錯視」という言葉で限定して表している。目の錯覚といっても錯視の多くは脳で起こる現象である。錯視における研究は古くから様々な方法で試されてきたが,日本における最初の錯視研究は城戸(1927)の研究であろう。彼はミュラー・リヤー錯視の矢羽の角度がどのように錯視量に影響されるのかを検討した。ミュラー・リヤー錯視とは,人の錯視量を測ることを目的とした実験である。内向・外向それぞれ逆の矢羽を持つ二本の線分を被験者に見せ同じ長さに見えるか否かを問うものである。(図.1)  図.1 一見下の線分の方が長く見えるがこれは,矢羽の方向によってそう見えているのであって,実際は同じ長さなのである。これが錯視である。今回の実験では線
  • 実験 錯視 分析 問題 変化 影響 知覚 研究 世界 方法
  • 550 販売中 2009/05/27
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  • 長さの錯視
  • −実験1− [問  題] 私たちが見ている世界と物理的世界は必ずしも同じではない。ミューラー・リエル(M・・uller-Lyer)によると、矢線間に挟まれた直線(主線)は客観的には等しいにも拘らず、内向図形では過少視され、外向図形では過大視される。そこで、傾線の角度と錯視量との関係について見たHeymans(1896),Lewis(1909)の実験によると、錯視量は一般に傾線の角度が大になると共に減少した。これらの先行研究における仮説を検証するために、今回実験を行う。 [目  的] ミューラー・リエル図形における長さの錯視に、傾線(矢羽根)の角度が与える影響を検討する。 [方  法]  ・刺激図形 ミューラー・リエル図形をパーソナル・コンピュータのモニター画面上に呈示する。 傾線(矢羽根)の角度について3種類の刺激を用意する。 傾線条件1 傾線の長さ 約18?、傾線の角度 45° 2 傾線の長さ 約18?、傾線の角度 30° 3 傾線の長さ 約18?、傾線の角度 60° 標準刺激の長さは約53?(3000twip)とする。  ・実験手続 上記の錯視量を測定するために、今回の実験では,調整法(method of adjustment) を用いる。調整法とは,比較刺激(長さは固定されている)と同じ長さになるように, 変化刺激を調節する方法である調整法によって行う。 各刺激は、モニター上に、変化刺激が標準刺激よりも明らかに長い(あるいは短い) 状態で呈示される。(図1)
  • レポート 心理学 視覚 錯覚 知覚 矢印
  • 550 販売中 2006/05/30
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  • ミュラー・リヤーの錯視
  • ミュラー・リヤーの錯視 Muller-Lyer illusion 学科: 学籍番号: 氏名: 実験者名: 被験者名: 実験日時: 実験場所: 目的  我々に見えているままの世界と物理的世界とは同じではない。このことを端的に示す事実の一つとして、いわゆる錯視の現象がある。  錯視とは、物事についての物理的な尺度で記述された関係と、心理的な尺度で記述された関係とが一致しない事実である。ここでは錯視のうち、特に平面図形の幾何学的なパターンの特性によって生じる錯視の幾何学的錯視として有名なミュラー・リヤーの錯視を用いて、錯視を単に現実的に観察するのではなく、錯視量として数量的に測定する。  ミュラー・リヤーの錯視とは、1889年にM.C.Muller-Lyerによって発表された線分の長さの錯視である。客観的にも主観的にも等しい線分の両端に、矢羽根を付け加えると、その線分の長さが異なって見えるという錯視現象である。  ミュラー・リヤーの錯視に影響を及ぼすと考えられる種々の要因について数多くの研究が行われているが、それらを大別すると、刺激に関する要因と被験者に関する要因とに分けられる。
  • 実験 心理 錯視 物理 比較 測定 影響 世界 目的 ミュラー・リヤー
  • 550 販売中 2009/06/11
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  • 錯視実験のレポート
  • 1,目的  錯視とは、視覚による錯覚であり、対象物の大きさや形が実際とは違って知覚されることである。大きさの錯視の代表的なものに、ミュラー・リヤー錯視がある。ミュラー・リヤー錯視とは、実際には斜線の間の線分の長さは同じだが外向きの斜線に挟まれた場合は、内向きの斜線の場合に比べて長く知覚されるというものである。本実験では、ミュラー・リヤーの錯視図を用い、調整法によって錯視量を測定する。 2,方法 <錯視量の定義>  図?では、物理的にはa=bであるのに知覚的にはa<bと見える。もし、逆に知覚的にa=bと見えるように図を描けば、物理的にはa>bとなるであろう。このときの物理的な線分の長さの差、すなわち、a−b=?の値を錯視量と定義する。 <実験手続き>  本実験では、直接?(=錯視量)の値を読み取ることの出来る錯視図計を用いることにする。  被験者は表面を見ながら、図形の左右を手に持って同じ長さに見えるところまで引き伸ばして調節し、実験者は裏面を見て?の値を測る。明らかに短く見える点から徐々に長くして、同じ長さに見えるところまで調整する上昇系列(A)と、逆に明らかに長く見える点から出発して同じ長さに見えるところまで調整する下降系列(D)とがあり、さらに引き伸ばす方向が右(R)からと左(L)からがある。このAとD、RとLの組み合わせ、すなわちAR,AL,DR,DLの4条件についてランダムな順で格4回、計16試行の測定を行う。なお、A,Dいずれの場合にも各試行ごとに、実験者は調整の出発点が一定にならないようにして被験者に手渡す。被験者には自然な態度で図形を観察し、見えるがままの長さを比較して調整するよう、また調整が行きすぎたと思ったら後戻りを繰り返してもよいことを教示する。2,3回練習を行ってから実験を始める。
  • レポート ミュラーリヤー 錯視 心理学
  • 550 販売中 2005/12/13
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