連関資料 :: 国語科教育法.

資料:312件

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  • 『「やまなし」の教材研究を行うとともに、事例(p.142-170)の児童の発言を考察しなさい。』 第1節 「やまなし」の教材と、単元のねらい  「やまなし」は、宮沢賢治の短編童話であり、1923年(大正12年)4月8日付の岩手毎日新聞に掲載された。宮沢賢治の数少ない生前発表童話の一つであり、「雪渡り」についで発表された作品である。この作品の最大の特徴は、その表現方法である。宮沢賢治の造語や比喩表現などが駆使された、非常に不思議で、幻想的な独特な作品であり、言葉一つ一つからいろいろな想像を膨らませることができるのである。その聞いたこともないような数々の表現は、どれも非常に幻想的なもので、読むことで美しい絵画を見ているかのような気にさえなってしまう。それでいて、作品中に登場する動物や自然、カニが吹き出す泡すらもたしかな生命力を感じさせ、生き生きと感じられるのである。  宮沢賢治は、この作品を、独自の造語と、抽象的な表現を交えて描いている。そのため、子どもたちはこの作品を一度読んだだけでは、今まで聞いたこともないような表現の理解に苦しみ、情景を想像することは難しいであろう。しかし、熟読を重ね
  • 佛教大学 レポート リポート 国語 国語科教育法
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  • 国語科教育法 レポートA判定です。ご参考までに。 「新たな時代を拓く国語科教育を具現化するための方法」を複数挙げ、それぞれを展開するにあたって留意しなければならないことがらについて考察を図りなさい。その際、国際教育の意義、国語化教育の構造及び今日的課題をふまえるとともに、三領域一事項全てにふれること。 新たな時代を拓く国語化教育を具現化するための方法として、国語教育の意義を踏まえて述べると、学校教育の中の国語科という時間だけにとらわれずに広く家庭や社会生活の中で行われる母語に関する教育であるということが出来き、児童の学習意欲を喚起するような言語活動
  • 小学校 教師 学校 文化 言語 国語 学習指導要領 児童 学習 佛教大学 レポート 国語科教育法
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  • 「よだかの星」のあらすじを述べ、この    作品のテ-マを子ども達にどのように伝   えたらいいのだろうか。」    『「めくらぶどうと虹」のあらすじを述べ、    この作品の宗教的世界について述べよ。』 十分なできではなかったですが、合格でした。ぜひこれを踏み台にして、更に教材観を深めて頂ければと思います。
  • 子ども 人間 生命 言葉 生物 自然 指導 世界 影響 動物
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  • 『「やまなし」の教材研究を行なうとともに、事例(p.142-170)の児童の発言を考察しなさい。』 Ⅰ.「やまなし」という教材について 「やまなし」は幻想的な作品であり、音や光、色、自然界の情景などが独特の造語や擬音語、擬態語で表現されている。さらっと読むとつかみどころのない印象になってしまうこの作品は、一つひとつの言葉や表現を大切にとらえることで、また想像を拡げてゆくことで味わい深い物語へと変貌する。学習指導要領の国語の目標に「思考力と想像力及び言語感覚を養い」とあるが、この作品を読み楽しむにあたってはまさにこの力が必要とされる。それはかに達の視点から見た川の天井や自然界の音、自然界の在り方を宮沢賢治独特の表現から想像しなければならないからである。従ってこの作品における幻想的で駆使された表現は実は小さな谷川で起きているドラマをいっそう引き立てているのである。また色の表現や対比構成が月日の流れによる変化をきめ細かく描写しており、登場してくるものたちの死が現実世界の厳しさや「生と死」というものを考えさせるいたって現実的な側面も併せ持つ作品なのである。 Ⅱ.目標について 「やまなし」という
  • 国語科教育法 B5 8枚分 やまなし 教材研究
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  • 「やまなし」の教材研究を行うとともに、事例(p.142-170)の児童の発言を考察しなさい。  教材としての「やまなし」  「やまなし」という作品は、実際にテキストにもあるように、作品の一節に使われている言葉から「初めて聞いたんだけど、何か体の中ではもう知っていたかのような、不思議な言葉・・・」と評す児童がいる。このことからもわかり、私も感じたことが、この作品はどこか懐かしい雰囲気のある作品であるということと同時に、不思議な作品であるという印象を受けた。 また、この作品には聞いたことのない独特の比喩表現が多数使われていたり、「五月」と「十二月」など対比も使われていたりする。さらには、この作品の情景や色などが直接、感覚器官に訴えてくるような表現が使われており、教材としても素晴らしい作品ではないだろうか。そして、作者独自の造語である「クラムボン」や「イサド」などの単語が使われており、それらは小学校6年生の児童にとって、様々な創造をさせ、読むことの楽しさを覚えさせ、宮沢賢治が作り出した「やまなし」という世界に入り込みやすくすることができると考える。 しかし、この作品を教材として扱うときには注意しなければならない点がある。それは、宮沢賢治が法華教という仏教の中のひとつの宗教の教えを深く信仰しており、「やまなし」の中にも仏教を敬った考えがところどころに入っていること、この作品が宮沢賢治の身近なものや周囲の環境が例になっていることである。こういったものを考えながら授業を展開すると、時間的にもかなり厳しいといえる。  単元目標  この単元の目標は「『五月』と『十二月』の世界の違いや共通するものを考えることで、生きることの意味を感じ取る。」と「賢治の描いた世界を読み味わい、『自然』や『生命』などについても考える。」の2つである。  ここからは学習指導要領の「内容」と照らし合わせていくこととする。 「話すこと・聞くこと」に関して考えると、級友同士でこの作品中の表現について意見を言い合ったり、発表し合ったりすることによって、いろんな人の考えを知ることができる。  「書くこと」に関しては、「話したり、聞いたりしたことをイメージしたこと」、「五月」、「十二月」、「クラムボン」や「イサド」を「絵として書く」という表現が自分なりにできる。  「読むこと」に関しては、宮沢賢治の独特な情景や色を表す言葉や、比喩表現によって様々な想像をすることができ、個々の考えができるようになるのではないだろうか。   第3節 授業計画  この作品の特徴は、すでに書いているように独特の比喩表現と、造語である。しかも、テキストにもあるように「私は、あまりこういうわけのわからない文章は好きじゃない、というより嫌いです。」と言っている児童もいる。このような作品を理解するには時間がかかる可能性がある。これを解消するにはまず、音読という方法が最も効果的なのではないだろうか。最初の方の授業では音読を中心に行い、興味や関心を持たせることが重要である。また、宮沢賢治の他の作品や、「やまなし」を執筆していた当時の環境についても調べることも良い方法になると考える。  次に、音読を繰り返し行い、感じたことから想像を広げ、自分の考えを持つことが重要になる。  そして、この作品の世界をよく理解し、級友と意見の交換や、自分が文章を読んで感じたことを発表し、それについての意見を級友に意見してもらうという作業もしても良いと考える。さらには、単元目標のところでも書いたが、文章中に登場する造語や表現を絵として書き表しても良い。そう
  • 環境 小学校 児童 学校 学習指導要領 仏教 授業 学習 言葉 指導
  • 550 販売中 2008/03/10
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  • 『「やまなし」の教材研究を行なうとともに、事例(p.142-170)の児童の発言を考察しなさい』 第1節 「やまなし」の教材研究  「やまなし」は、宮沢賢治の独特な造語や比喩表現などが駆使された、象徴的・幻想的な作品であり、言葉一つ一つからいろいろな想像が広がって、場面の情景や登場人物の様子などを豊かに想像することが可能で、児童にはぜひ読ませたい作品である。また、不思議だけれど何か心ひかれるような、そして、初めて聞くのになぜか昔から知っているような気持ちを抱かせる宮沢賢治の童話の魅力を存分にもつ作品である。  指導するに当たって、感じたことから素直に想像を広げていく楽しさを味わえるようにすることが大切である。自分の感じたことと、友達の感じたことを比べ、「どちらが正しいか」ではなく、それらを合わせて、場面の情景や人物の様子などを、より豊かに想像する楽しさを感じられるようにすることが大切である。 作品中には、「クラムボン」、「イサド」などの賢治独特の造語、「かぷかぷ」、「もかもか」などの賢治ならではの擬音語や擬態語、そして、数々の美しい比喩表現など、印象に残る言葉が数多く見られる。また、「かわせみ」と「やまなし」、昼と夜、動と静、生と死などが対比的に描かれた「五月」と「十二月」の世界の違いや、反対に二つの世界に変わらず共通するものを考えることで、「生きること」の意味を感じることが出来るかもしれない。「やまなし」を読みながら、賢治の描いた世界を読み味わい、「自然」や「生命」などについても考えてみたいものである。 第2節 「五月」と「十二月」の比較  前述したとおり、「やまなし」には「五月」と「十二月」という二つの異なった世界がある。それぞれの世界の違いや共通するものについて、児童がどのように感じ、考えたのかを、授業記録の児童の発言から考察していきたい。 考察① 児童①01,02 この児童の発言から、五月の内容をよく復習・理解した上で十二月の内容をしっかり読み取っていることが分かる。全体的な流れから、五月と十二月の対比を感じ取り、かにの兄弟の成長を読み取っていると思われる。 このような、「五月」と「十二月」の比較・かにの兄弟の成長、という作品の特徴を適確に捉えた発言が授業の初めにくることで、後の授業が展開しやすくなった。そのため、非常に良い授業の入り方ではないかと思う。 考察② 児童④06,07,08 この児童は、「丸石」=下流、「岩」=上流という、「やまなし」で学んだこと以外の知識を応用して発言している。そこから、「五月」と「十二月」の世界がまったく違うものだと感じ取っている。作品の中の世界だけに捉われず、一般的な知識も活用することで、より一層、作品の世界観が広がるのではないだろうか。 考察③ 児童①58  この児童の発言はそれまでの発言を参考にしているのではないだろうか。この発言の少し前に、五月から十二月にかけての成長についての議論がなされていたため、この児童もそれについて考えていたと推測できる。そして、直前の57の発言を受けて、二つのことを合わせて考え出した結果、このような結論に達したと思われる。  以上、いくつかの発言について考察してみたが、比較的に「五月」と「十二月」の対比については読み取ることができている。 第3節 児童の想像力 次に、作品中の「クラムボン」、「イサド」などの造語、「かぷかぷ」、「もかもか」などの擬音語や擬態語など、宮沢賢治独特の世界観を、児童がどのように想像したのかを考察していく。 考察① 児童②03,04  この児童は、指
  • 佛教大学 レポート 国語科教育法 やまなし 教材研究
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  • 国語教育
  • 「やまなし」の教材研究を行うとともに、事例(p.142-170)の児童の発言を考察しなさい。 ・ 第1節 教材観について 「やまなし」は1924(大13)年4月8日付「岩手毎日新聞」に発表され、原稿は現存しないが、先駆形の原稿が残っている。「童話的構図」および「花鳥童話集」中の一遍である。「花鳥童話集」においては、死の主題と美の主題、滅びと永遠とのかかわりを一貫して追求している。とりわけ「やまなし」の言語美は極限的である。宮沢賢治独特の造語や様々な箇所に比喩表現が使用され、非常に幻想的な作品である。象徴的で、幻想的な作品であり、「クラムボン」や「イサド」といった造語一つ一つからいろいろな想像が広がり、場面の情景や登場人物の様子などを豊かに想像することが可能である。 作品は語り手の「小さな谷川の底を写した、
  • 国語科教育法 やまなし レポート 教材研究 事例 合格 佛教大学
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  • 『「やまなし」の教材研究を行うとともに、事例(p.142‐170)の児童の発言を考察しなさい。』  まず、「やまなし」の教材研究を行う。最初の一行目の「幻灯」であるが、小学生にとってみれば、理解のしにくい単語である。まず、この意味を調べさせ漠然とでもいいので理解させる。 次に、「一.五月」のやまなしを研究していく。一行目の「青白い」この言葉で綺麗な川ということが読み取れる。そして、「クラムボン」この言葉は聴いた事がなく、理解できない言葉であるがこの言葉が「一.五月」のキーワードとなりそうなことと推測させる。よって、まずは、「クラムボン」の謎を探っていく。「クラムボン」は「笑った」「死んだ」「殺された」の表記が見られる。このことからも「クラムボン」は生き物であると予測できる。そして、「かに」が話している内容であるので川や「かに」が生活する環境に存在すると予測できる。そして、この「クラムボン」の行動にも注目したい。「クラムボン」は「かぷかぷ笑った」という表現が出てくる。「かぷかぷ」という表現に対して、推測させる。「かぷかぷ」とは「どのような感じで笑っているのか」などを考えさせる。一匹の「かに」が「クラムボン」は「笑った」と言う発言に対して、もう一匹の「かに」は「クラムボン」は「死んだ」「殺された」と発言する。しかし、なぜ笑ったのか、死んだのか、殺されたのか返答は「知らない」「わからない」である。ここでは、これらのことも推測でしか考えることができない。続きを読んでいくと、魚が人間に釣りで釣られていくことが書かれている。しかし、「人間」という言葉も、「釣り」という言葉も出てこない。これらの言葉をわかりやすく、理解しやすいように書いている。例えば、「にわかに天井に白いあわが立って」とありますがこれは、魚が人間によって釣り上げられることを意味しているし、「鉄砲だまのようなものが、いきなり飛び込んできた」とありますがこれは、釣竿の先端についている針を沈める重りを意味していると思います。他には、「コンパスのように黒くとがっているもの」とありますがこれは、釣り針を意味しているのではないかと予測できます。この事態を「かに」は感じて「二匹はまるで声も出ず、居すくまってしまいました」とあるように「かに」がおびえている様子が伺えます。しかし、「お父さんかに」はこれらの正体は「鳥」といっている。私は、「お父さんかに」は本当の正体を知っているとも思ったが、「子どもかに」を少しでも安心されるため、わざとこのような嘘をついたのかもしれないと思った。「一.五月」の最後にも、「だいじょうぶだ」や「白いかばの花が流れてきた。きれいだろ。」という内容からも安心感を持たせるということが読み取れる。この「一.五月」の内容がすべて終えた後に、もう一度改めて「クラムボン」の実態について考えさせる。「どんな生き物であったのか」「どんな関係があったのか」など自由に意見を出し、討論させる。 次に、「二.十二月」の内容を見ていく。約半年の月日が過ぎたということで、「かにの子供らはもうよほど大きくなり、」と表記される。この内容からもわかるように「もうよほど」と表記されているので、これは前と見違えるくらいと理解できる。そして、「かにたち」の生活場は穏やかですごく神秘的な所ということが「あたりはしんとして」や「月が明るく水がきれいなので、」や「眠らないで、しばらくだまってあわをはいて天井をみていた」などでうかがえる。ここでいう「天井」は「夜空」でたぶん星がたくさん出ていたのだろうとも予測できる。まさしく、こう
  • 国語科教育法 やまなし 佛教 レポート 佛教大学 通信
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  • 国語教育問題
  • 1 「読むこと」の指導では、「どんなこと」を、「どのように」指導することが大切か。『やまなし』(宮沢賢治作)を教材として、具体的な例をあげて述べなさい。5月午前  ここでは「やまなし」の事例を通して、感じたことをもとにして情景を読み取る指導をしたい。以下の3つの点を大切にしたい。 ①言葉から「感じたこと」を大切にする  感じたことから素直に想像を広げていく楽しさを味わうことが重要である。そのためには、音読
  • 佛教大学通信 国語科教育法 科目最終試験 問題と解答
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