資料:76件
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図書館概論Ⅱ
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公共図書館の本質的機能および社会的責任について論じなさい
序章
一般市民からしてみれば、図書館は本を借りる場所であり、それ以上でもそれ以下でもない。よって、本質的機能や、社会的責任についてまで考えることは殆どないか、あっても稀である。私も今まではそうだった。
だが、司書を志した時点で私はもはやただの利用者ではない。利用者という枠から一歩ふみ出て、図書館の本質的機能と社会的責任について論じることにする。
Ⅰ、図書館の本質的役割
「本質」とはなんだろうか。広辞苑には「あるものがそのものであるといいうるために、最低限持たなければいけない性質(略)伝統的には、「それは何であるか」という問いに対する答えとして与えられるもの。(第5版)」と定義されている。私はこれを、あらゆる要素を取り払ってもなお取り除くことのできない要素と解釈した。
では、図書館の本質的な役割とはなんだろうか。テキストには図書館の「機能」という形で社会文化機能と社会教育機能の二つがあると書かれていた。これを表題どおりに分けるならば、前者は本質的役割で、後者は社会的責任に分類することができる。この章では前者―本質的役割―について
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司書
図書館
図書館概論
公共図書館
本質的機能
社会的責任
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図書館概論Ⅰ
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「図書館の自由に関する宣言」が1979年に改訂された事情についてレポートにまとめ、解説しなさい
Ⅰ、成立の過程
戦前、戦中は、多くのメディアが戦争賛美に躍起だった。新聞、ラジオ、学校、そして図書館もご多聞にもれず「思想善導」という美名を掲げ、国家の方針に沿った情報のみを提供していた。終戦、そして戦後の民主主義の勃興により、図書館界が自戒の念をこめて1954年に自由宣言を採択した。
しかし、この宣言には少々具体性に欠けた。当時の日本は全土が焼け野原で、復興の真最中だった。国会議事堂の前にも畑が作られる程で、当時の図書館活動は限りなく貧困だった。
そんな中、「再び思想善導があってはならない」という、危機感先行型の議論、悪く言えば強迫観念に駆られた議論が交わされ、「激しい議論の末」「慎重論を押し切る形で」採択されたという。
Ⅱ、改訂
改訂前の自由宣言は、「図書館活動への外部からの干渉に対する抵抗」をアピールすることには成功したが、「役割を図書館の中で現実的に果たすことの無い」「とかく忘れられがち」な存在であった。そのため、全国で発生した様々な問題に対して、なすすべが無かった。
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司書
図書館
図書館概論
図書館の自由に関する宣言
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