連関資料 :: 公民科
資料:79件
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私は今日の日本の公民科の教科書で書かれている事と現実に起きている事について多少相違するところがあるのではないかと思う
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私は今日の日本の公民科の教科書で書かれている事と現実に起きている事について多少相違するところがあるのではないかと思う。例えば、憲法9条や人間らしく生きる権利、日本の領土問題などについて相違があるのではないかと私は考えたのだが、今回私はその中でも日本の領土問題に焦点を当てて述べていきたいと思う。
まず日本の領土問題について日本の公民科教科書では竹島・独島問題や北方領土問題、尖閣諸島領有権問題などがある。竹島・独島問題は北緯37度9分、東経131度5分に位置する日本海に浮かぶ絶海の孤島で陸地では島根県松江からは220キロ、朝鮮半島東海岸にある町ウルチンからは215キロの距離にある。現在でもまだ日本、韓国間でお互い日本の領土、韓国の領土と主張されている問題なのだが日本の公民科教科書では日本所有の領土であるにも関らず韓国も自国の領土と主張し平行線をたどっているというように書かれている。実際、そのような教科書を見て私達は育ってきたためか日本の報道ステーションの世論調査では「竹島は日本の領土である」や「日本側の領土だと思う」と回答した人が81パーセントいたらしい。
しかし、日本人の竹島・独島問題への関心は韓国に比べると弱い。(注1)日本の教科書でのこの問題の取り上げかたがほんの何ページかに過ぎないのに対し、韓国の教科書では単元の始めにある学習問題では、「独島と間島に対する日帝の侵略過程は、どうであったのか?」といった設問がなされ、単元最後の学習では、日本は日露戦争中、独島を不法に奪ったとされている。このことからも日本に比べ韓国はこの問題に強い関心を示すという不均衡な状態が続いており、現に、ある新聞によれば、日本の某人気タレントグループが韓国のプサンで公演を行った際、韓国人のファンの一人が恐る恐る竹島問題について尋ねたところ、メンバーの1人が「竹島?だれその人?」と答えてしまい会場を唖然とさせたそうだ。
このような日本、韓国の両国の教育により先ほどの例は大げさかもしれないが、両国間のこの問題についての関心の不均衡を生むのではないだろうか。また、現実的にいうとこの両国が竹島を自国のものだと主張するのはこの島周辺ではこの問題が起きる前からアシカ猟やあわびの採取が行われており、いい漁場になるからである。竹島が自分の国のものであることにより経済水域などの関係上譲れないのである。しかし、そのようなことは日本の公民科教科書には明記されてないように思われる。確かに愛国心を生むためには、このような自国の利益のためと書くのはあまりよくないのかも知れないが、竹島・独島問題について関心を持てばすぐにわかる事だし明記しないのは問題があるのではないかと私は思う。
続いて北方領土問題についてだが、この問題は日本とソ連の戦後処理をめぐる交渉のプロセスの中で生まれたものであり、1965年の日ソ交渉においても、これを解決することができず、平和条約の締結に至っていない問題で、その概要は北海道の根室沖からオホーツク海と太平洋の間に連なる歯舞、色丹、国後、択捉の四島を1945年の日本敗戦時にソ連がこれら島嶼を占領し、それまで島に住んでいた1万7千人の日本人を強制退去させたことが事の発端であり、現在もロシアの実効支配の下、1万5千人近いロシア人がここに住んでいる。その事態を日本政府はロシアの不法占拠と捉え、島の返還を要求し続けているという問題である。しかし、ロシアはこれらの四島を自国領とみなし、これを拒否して今日に至っているのである。
この問題についても両者が現在でもなお譲らないのはやはり現実的
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