「現代政治外交Ⅱ」三学期特別措置
日中間の領土・資源問題について
日中間での領土・資源問題は、資源の少ない日本にとっては、今後国際社会で大きな影響力を持つであろう中国の存在及び両国間の問題は大変重要なものであると考えられる。ここで、国際法規の理解を深めつつ、この問題を考察できたらと考えた。
<歴史的経緯>
日中間での領土・資源問題は、1969年東シナ海の大陸棚に石油埋蔵の可能性が認識され、1971年台湾・中国が、尖閣諸島の領有権を主張したことにある。
1895年、日本政府は尖閣諸島を調査し、無主地であることを確認したうえで沖縄県に編入した。 国際的にも日本の領土と認められ、日本人の入植も行われた。
1940年、無人島となった。無人島になるも、日本の実効支配は継続していた。
戦後、GHQの管理下に置かれた。
1972年、沖縄県の一部として日本に返還された。
1969~70年、国連による海洋調査で、大量の石油埋蔵量の可能性が報告される。
1971年、台湾・中国が領有権を主張した。
<日本側の見解>
日本側の主張は、両大陸基線より200海里である排他的経済水域の中間線を採るという考えである。...