連関資料 :: 日本文学史第1設題

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  • R0112日本文学設題 A判定 合格レポート 2016年度対応
  • 2016年も同じ設題です。 上代、中古、中世、近世の文学の特質を、それぞれの時代の特性をふまえつつ、下記の諸作品を例にして具体的に説明せよ。<古事記・万葉集・古今集・女流日記(女性によって書かれた日記)・源氏物語・平家物語・徒然草・近世小説> テキストを的確にまとめました。 高校の日本史の教科書と、日本史の資料集、国語便覧も参考にしました。 第一章  上代の文学 第一節 上代の文学の特性  上代の文学は、口承文学から記載文学へと大きく発展した時代である。上代とは、四世紀後半に大和(現在の奈良県)を中心にして大和政権による国土の統一から、桓武天皇が794(延暦13)年に都を平安京に遷都するまでの期間である。作品には古事記や日本書紀がある 。 第二節 古事記  七一二(和銅五)年、元明天皇の命により稗田阿礼が読み習っていた帝紀、本辞を太安万侶が筆録したものである。序文は漢文で書かれており、それ以外は変体漢文である。特に人名や歌は「万葉仮名」でかかれている。内容は、上・中・下の三巻から成っており、
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  • 佛教大学 日本文学 設題 A判定(上代・中古・中世・近世の文学の流れと特質)
  • 〈上代〉口承文学の誕生から794年の平安遷都までを文学史では上代と呼ぶ。共同体、小国分立の時期を経て大和政権による全国統一がなされ、律令国家が成立した時代である。この時代、人々の生活と命は自然の力に大きく左右されたため、その超人間的な力を神として祭売るようになった。その祭の場における神に関する様々な語り伝え(神話)や、神への祈り・感謝の歌などの口承のなかから文学が誕生してきた。5世紀ごろの漢字の伝来により、万葉仮名などの表記法を用いて神話や歌謡も文字によって書きとどめられるようになってゆく。 政権の安定と正当化を意図した大和政権は、諸国の氏族を皇室の配下に位置づける形で史書・地誌の編纂を行った。そのなかでも8世紀初期に編纂された『古事記』は、皇室の神話に出雲など諸氏族の神話を統合して皇室の支配の正当性を強調する一方、英雄的人物の伝説なども語られ、叙事的世界が文学性豊かに描かれている。また約190首の歌謡が収められており、多方面にわたる生活感情が様々の歌体で豊かに歌われている。その後・・・
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