連関資料 :: 給食

資料:4件

  • 理想とする特定給食のあり方
  •  学校給食は、明治22年に山形県のお寺の境内に住職が開校した小学校で、貧困児童に昼食を与えたのが始まりだといわれている。現在の様な学校給食が全国的に始まったのは、終戦後まもなくで、アメリカからの救援物資の力もありそれまでの捕食給食に対しパンとおかずと牛乳がそろった完全給食だった。食べ物が十分になかった時代に子供たちに栄養を補給するために始まった学校給食だが、それから半世紀が経って飽食の時代となった今、学校給食にはまったく新しい役割が求められている。  経済の発展と共に日本人の生活は簡便性を重視するようになり、欧米化へのあこがれから嗜好も洋風に偏った。そのしわ寄せが今になり肥満や糖尿病等の生活習慣病として現れてきている。アジアを起源とする人種は、伝統的な食生活を変えると糖尿病になりやすいという話がある。このことは現代の遺伝子研究において体脂肪を分解する遺伝子β3アドレナリン受容体に変異がある、つまり欧米人に比べ脂肪を燃焼する能力が低いことが実証されいる。  このような背景もふまえて学校給食ができることはなんだろうか。ぴんぴんしている子供に将来の糖尿病の危険を説くのは難しいことだろう。だから、日々の食事で自然なかたちで安全な食生活へ導ければ良いと思う。そのためには、物心がつく前から、将来の健康を考慮した食生活を習慣として刷り込むことが大切でありそれを可能とするのが学校給食である。  人は、初めての味や食物に対する強い警戒心を持っている。子供はそれの塊であろう。しかし、子供の身近である大人がおいしそうに食べている姿を見たり、自身が食事をする度に味わいや満足度、食後の体調の変化等が味や風味と共に脳に記憶し、食経験が多くなるにつれ食べ物を選択するようになる。甘いものや油っこい物は生物の本能的に好きだから、子供の好みに任せると偏食の一途をたどる事になる。
  • レポート 学校給食 給食 食育
  • 550 販売中 2006/02/11
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  • 学校給食で使用されている食器の材質について
  • 文部科学省が実施する小学校給食実施状況等調査結果によると、小学校・中学校での給食普及率は完全給食、捕食給食、ミルク給食と合計すると小学校では99.4%の723万人、中学校では82.5%の375万人と日本の義務教育の学童、学生の多くが学校給食を受けている。これだけ多くの子どもたちが食べている学校給食であるが、その際に使われている食器について知っていることは少ないと思う。 名古屋市の私のいた小学校ではアルマイト製の食器を使っていたが、卒業してからプラスチック製の食器に変わり、また陶器製の食器に変わるという話を聞いて、なぜ変わるのだろうと疑問がわいた。 その後に読んだ新聞で、学校給食時に使われている食器でポリカーボネート製のものから、内分泌かく乱物質(環境ホルモン)となる恐れのあるビスフェノールAが流出するという記事を読んだ。学校給食に使われている食器について興味を持ったので、現在どのような材質の食器がどのような理由で小中学校の給食において使われているか調べることにした。 ポリカーボネート製食器の特徴としてポリカーボネート製食器はビスフェノールAを主原料とする合成樹脂(プラスチック)からできており、特徴は比較的軽く、壊れにくく、色移りしないという特徴を持つため、使用する時、洗浄時などでも扱いやすく学校給食の食器として扱いやすく安価で大量に使用された。 合成樹脂について…ポリカーボネートなどの合成樹脂には、合成樹脂一般についての規格(一般規格)と特定の樹脂に対しての個別の規格(個別規格)とがある。個別規格のある樹脂の製品は、一般規格のほか個別に定められた基準に合格しなければならない。規格には材質試験と製品の溶出試験とがある。 (日本体育・学校健康センター「学校給食のための食器具の知識」(平成6年3月発行)より関係部分抜粋)
  • レポート 教育学 学校給食 食器素材 メラミン 環境ホルモン 陶磁器や耐熱強化ガラス
  • 550 販売中 2005/07/20
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