連関資料 :: ウソ

資料:3件

  • 映像のウソと真実
  • 1、やらせと演出   テレビ番組についてたびたび取り上げられる問題に「やらせ」がある。番組制作者側がタレント、もしくは一般人にあらかじめ言動についての指示を出してそのとおりに行動させておきながら、あたかもそれが思いもかけずに起こったことのような扱いをしてカメラに収め、放送する行為だ。  わたしは今の日本のバラエティ番組はほとんどこの仕組みによって成り立っていると思う。例えば某テレビ局で土曜日8時から放映されているあるバラエティ番組、わたしはこの番組が大嫌いなのだが、たまに友人と一緒にいるときに見ると、まるで番組の企画ほとんどがやらせである(例えば、あるタレントの一日の生活を追うという企画だったとしたら、そのタレントがまずありえない場所へ行って頓狂な行動をし笑いを取る、など)ということを視聴者が理解しているという前提で番組を制作しているようにしか思えない。また、すでに打ち切りになった番組で、制作者側が用意した人物が顔にモザイクをかけられ、偽の夫婦喧嘩をしてみせるというものもあったが、これは明らかに視聴者を馬鹿にした製作態度であるにも関わらず、マス・メディア全体を巻き込んだ社会問題になるということはない。なぜなら、これら一般にバラエティと呼ばれる番組のやらせ行為は社会に実害をもたらすことがなく、「演出」という枠内で括られ見逃されるからだ。  けれどもドキュメンタリー番組やニュース番組になると「演出」というわけにはいかない。現実と虚構の区別を明確にしておかねばならないこれらの部門のやらせは、マス・メディア全体の信用の失墜という重大な実害を社会にもたらすからだ。
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  • 「社会調査のウソ」を読んで
  • 「社会調査のウソ」を読んで                            普段生活していて目に付く新聞、テレビなどが行う社会調査の多くは手法、結果において間違っている。たとえそれが政府や、有名な五大新聞社や権威ある大学教授の下で行われている社会調査だとしても、である。そしてそのような社会調査は「ゴミ」である。  誤った社会調査には、自分たちの立てた仮説や主張を立証するために、恣意的に調査結果を操作するもの、自分たちの主張に賛同している対象から回答を得ているに過ぎないもの、回答者の回答を自分たちの望む調査結果へ誘導するものであり、事実を歪曲し、人々に誤った事実を伝えることなどがある。  そして事実を捻じ曲げた社会調査が、それを真に受ける人々によって流用され、彼らはそれに乗っ取った主張や論理を形成する。 さらには、誤った社会調査の結果にのっとった新たな「ゴミ」となる社会調査が作られ、次々と「ゴミ」となる社会調査が世にはびこっていくという悪循環を引き起こす。  本来ならば、でたらめな社会調査は世に出るべきではないし、出してはならない。 しかし日本は、統計デー
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