障害にはさまざまな分野がありそれぞれに特徴がある。精神障害は誰にでもかかる可能性があるが、適正な治療をうけることで症状の緩和や治癒したりする。しかし一般的に精神疾患に関する知識や理解が不十分なため患者への偏見があるのが現状である。国際的診断分類に用いられるDSM-5の特徴と診断基準について下記に述べる。
多くの精神疾患は検査のデータのみで診断されるのではなく精神科の医師か面接を実施して病状や経過から総合的に診断を行っている現状がある。以前は医師それぞれの診断にばらつきが大きかったので、診断基準を明確にして国際的な比較を可能にする作業が行われてきた。その国際診断基準では主に米国精神医学会が作...