資料:44件
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倫理学概論2
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カントの「純粋理性批判」を読んで純粋理性の根本法則について知るところを書くこと。
テキスト、第三編、第二期、第五章
まず、定言命法であろう。これはカント倫理学における根本的な原理であって無条件に「~せよ」と命じる絶対的命法である。『人倫の形而上学の基礎付け』において提出され、『実践理性批判』において理論的な位置づけが若干修正さた。
『実践理性批判』の§7において「純粋実践理性の根本法則」として次のように定式化される。
「あなたの意志の格率が常に同時に普遍的な立法の原理として妥当しうるように行為せよ」 、この根本法則に合致しうる行為が義務として我々に妥当する行為なのである。他のあらゆる倫理学の原則が「~ならば、~せよ」という仮言命法の形をとるのに対して、カントの定言命法は「~ならば」という条件節を欠き無条件に行為することを要求する。例えば、「幸福になりたいならば嘘をつくな」という仮言命法を採用する場合、幸福になることと嘘をつかないことの間の必然的な関係が問題となる。幸福になることが目的であり嘘をつかないことは手段にすぎないから、誠実さと幸福の間に必然的な関係が見出されない場合には幸福
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カント
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倫理学概論 実存主義とカント主義とプラグマティズムの倫理学について
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実存主義とカント主義とプラグマティズムの倫理学について説明する。
まず、実存主義であるが、実存主義にとって重要なことは、世界や人間をいかに解釈するかということではなくて、今ここにいる現実の存在たる私が、いかに生きるかが問題なのであり、主体的に生きぬくことを離れて思索ということは無意味であるという。したがって、このような主体的、実践的な立場にとって、自由の概念は、その思想の中心的意義をもつ概念と考えられるのである。
実存主義に属する思想家の一人ヤスパースの考えによると、哲学の根本性格は、「挫折を通じて超越すること」にある。つまり、対象的にせよ主体的にせよ、われわれの思索は、必ず、何らかの限界にぶつかって難破してしまう。しかし、この難破を通じて、実は、より広い深い地平が開かれてくるのである。そして、このような挫折を通じての超越は、言葉を換えて言えば、主体的な思索であり、実存的自由であるともいえる。
次にカント主義であるが、カントは真に道徳的と呼ばれるべき命法は、当然、定言命法でなければならないとした。それは、端的に「正直であれ」という無条件の方式をとるものである。
第1の定言命法
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