B評価のレポートです。1653文字
【設題】 生活習慣病とは何か、及び該当する疾患について概要を説明したうえで、「高血圧」について病気の成り立ち、病状、治療、生活指導、予防(病気にならない為の予防、悪化防止のための予防)等について述べなさい。
生活習慣病とは、生活習慣が発症原因に深く関係していると考えられる疾患の総称である。糖尿病・脂質異常症(高脂血症)・高血圧・高尿酸血症などの疾患を指しており、遺伝子を除けば、本人の努力次第である程度改善できる要因が多い。多くの疾患はやむを得ず発生する面がある反面、食事をはじめとする日常の生活から発生する点も多く指摘されている。生活習慣による影響は長年蓄積されているため、高齢者になってから最も影響が出てくると考えられている。
今回は高血圧に焦点を当て述べていきたい。診断基準として、収縮期血圧140mmhg以上、または拡張期血圧90mmhg以上の場合、あるいは両方を満たす場合に診断される。高血圧には、原因が分からない本態性高血圧(一時性高血圧)と、何らかの原因疾患が存在する高血圧(二次性高血圧)に分類されている。わが国の高血圧患者は9割が本態性高血圧であり、残り1割が二次性高血圧である。二次性高血圧の原因として多く挙げられるのは、腎疾患に合併する腎実質性高血圧である。二次性高血圧の治療は、その原因疾患に対する治療を行なう事で完治する場合もあるため、鑑別診断を行なう事が大切である。腎血管性...