グループ資料 ( 12件 )

  • 電磁気学について
  • 目標と方針 電場や磁場は果たして実在だろうか?ということをここでも問い直してみよう。 電場や磁場とは一体何であろうか?  果たして電場や磁場が実在であるかどうかという事を問うならばいささか前時代的である。  かつては、そのようなものは電荷と電荷の間に働く力を説明するためだけの便宜的なものであると考えられていた時代もあっ...
  • 全体公開 2007/12/26
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  • 1-11マクスウェル方程式の完成
  • マクスウェル方程式の完成 長い旅だった。 しかし本当の議論はここからだ。 矛盾点の解決  これまでに導いてきた関係式を集めてみると、 となり、初めに概観したマクスウェルの方程式まであと一歩であることが分かる。 何が足りないかと言えば、2番目の式の左辺第2項にあるべき、- ∂D/∂t の部分だ。 これがないとこの式は矛...
  • 全体公開 2007/12/26
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  • 1-10電磁誘導
  • 電磁誘導 電気で磁場が作れるのなら磁場で電気が起こせるはずだ レンツの法則  ファラデーは、電流で磁気が発生するならばその逆もあるはずだと考えて実験を始めたと聞く。 小さな頃この話を聞いて、どうしてそういう発想ができたのだろうと、とても感心したものだ。  しかしファラデーの実験結果を要約したのはレンツであって、レンツの...
  • 全体公開 2007/12/26
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  • 1-9物質中での磁場
  • 物質中での磁場 B と H はどう違う 磁場の強さ H と磁束密度 B  ここまでは磁場を B という記号で表してきたが、電磁気学では磁場を表すのにもう一つ、H という記号で表される概念がある。 今回の説明の中ではこの二つの概念をはっきりと区別するために B を「磁束密度」と呼び、 H を「磁場の強さ」と呼ぶことにする...
  • 全体公開 2007/12/26
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  • 1-8ローレンツ力
  • ローレンツ力 「ろーれんつか」と読んじゃだめだよ。 電流間に働く力  前回は電流によって磁場が発生するという話であったが、今回は逆にその磁場によって電流が力を受けるという話をする。  平行に流れる2つの電流の間には引力が働き、その単位長さあたりにかかる力の大きさは と表される。 これは実験事実である。 ちなみに逆方...
  • 全体公開 2007/12/26
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  • 1-7電流と磁場の発生
  • 電流と磁場の発生 電流によりどんな磁場が発生するかという話 電流は電荷の流れ  電流は電荷の流れである、ということは今では当たり前すぎる話である。 ところがほんのひと昔前まではこれは常識ではなかった。 当時の学者たちは電流が電荷の流れであろうことを予想はしていたものの、それが実験で確かに示されるまでは慎重に電流と電荷を...
  • 全体公開 2007/12/26
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  • 1-6電束密度の意味
  • 電束密度の意味 どうして電場と同じようなものを もう一つ定義しなくてはならないのだろう。 本質ではない量  学生時代にはこの電束密度の意味を正しく理解できていなかった。 しかし、今考えて見れば実はとても単純なことだったのである。 この「電束密度」という呼び方は歴史的な由来を持つものであって、その本質とはあまり関係ないの...
  • 全体公開 2007/12/26
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  • 1-5微分法則を使う理由
  • 微分法則を使う理由 説明できなかった部分をここで補う。 2つの式から電場の形が決められるか?  前のページでは、静電場の満たす2つの重要な式 が求まった。  既にマクスウェルの方程式の4つの式のうちの2つが出来上がろうとしていることにお気づきだろうか。 まだ電束密度 D についての解説をしていないが、 D = ε0E ...
  • 全体公開 2007/12/26
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  • 1-4静電場の満たす方程式
  • 静電場の満たす方程式 多分、高校生でも分かる・・はずなのだが、 うまく伝えられるかどうか。 ガウスの法則  電荷がその周囲に作る電場を表す式は決まった。 これで何か面白いことができるのだろうか? 見ているだけでは何も分からない。 天才はいつでも発想を変えていじり回すものである。   電荷の周りをぐるっと全方位取り囲ん...
  • 全体公開 2007/12/26
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  • 1-3静電場
  • 静電場 「場の理論」はここから始まる。 電荷は電場から力を受ける  前の章では電荷と電荷の間に力が働くという説明をした。 しかし、遠く離れた物体とどうやって力を及ぼし合っているのであろうか? 例えば前に出てきた式によれば、力は弱くなるものの、かなりの距離が離れていても互いの間に力が働いていることが分かる。 しかし、電荷...
  • 全体公開 2007/12/26
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  • 1-2電荷の間に働く力
  • 電荷の間に働く力 力の重ね合わせはなぜ成り立っているのか? 基本的事実の確認  電気には2種類あってそれぞれをプラスとマイナスで区別する。 同種の電気は退け合い、異種の電気は引き合う。 これは実験事実である。 二つの電荷が存在する時、互いの間に働く力は次の式で表される。  q1、q2 は電荷の量を表している。 電荷に...
  • 全体公開 2007/12/26
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  • 1-1マクスウェル方程式の概観
  • マクスウェル方程式の概観 君はこれでマクスウェル方程式の殆んどを理解したも同然だ! ・・・言い過ぎかな? 弁解  前に書いた方針の中で私は、マクスウェルの方程式から議論を出発するのではなく、基本的な事柄の解説から始めて、最終的にマクスウェルの方程式にたどり着く方式で議論をしようと話した。 しかしなにも、電磁気学を作り上...
  • 全体公開 2007/12/26
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